2011-11-06 11:00:00

英国王室御用達!?  コモンオーク

テーマ:木材についての豆知識

イギリス人は、古より土着のオークとともに暮らし、

イギリス産のオーク材をことのほか珍重する傾向が今も根強くあります。

アンティーク家具の材の中でもイングリッシュオークは特に人気があり、

現在も高値で取引されています。


イングリッシュオークを代表するオーク材は主に2種類。

コモンオーク(Common oak:クエルクス・ロブール・リンネ)


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セシルオーク(Sessile oak:クエルクス・ペトラエア・マツッシュカ・リーブレイン)


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そのほか、ホームオーク(Holm oak:クエルクス・イレックス・リンネ)など、

オーク材と呼ばれる樹種はたくさんあります。


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コモンオークは古代より歌や物語に登場し、イギリスの古代ケルト族が

信仰していたドルイド教では、秘密の儀式を行うためにクエルクスの樹を

祭壇に捧げていたとされ、そこから「樹の王」と称されるようになりました。


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学名のローブルは、古代ラテン語「材が強い」を意味し、鉄製伐採器具が発明されるまで、

切り倒すことができなかったほど堅牢だったというところからきているそうです。


コモンオークから採った木材は、褐色がかった色に変色するため、

ブラウンオーク、レッドーオークと呼ばれることもあります。


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エリザベス女王1世(1558-1603)時代、コモンオークを保護する法律が制定され、

王室林において、海軍戦艦用などに植栽が行われ、現在に至ります。


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幹は短く太く、ねじれた太い大枝が幹の下部から大きく張り出し、

幅広な大きな樹冠を形成します。


樹高は通常25mほどですが、幅のほうが広くなることも多いほど張り出すことも。


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500年以上の樹が珍しくないほどの長寿樹で、1000年以上、孤立樹の場合、

2000年以上にもなるものもあるそうです。

年とともに大きくなり、しばしば優性樹となります。


材質は重くてかたく、緻密な木理、強度、弾性も極めて高く、耐朽性にも優れています。

イギリスを代表する樹の一つで、曲がった枝の形をそのまま利用して

家屋の柱や船のフレームにしていました。


教会や城など有名建築物の内装材として現存しています。


by T

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