2010-12-04 11:00:00

クロスバンディング(crossbanding)

テーマ:アンティーク豆知識

クロスバンディングとは、バンディングのバリエーションの一つ。


バンディングとは、ゼブラウッド(Zebrawood)、ローズウッド(rosewood)、

アンボイナ(amboine)など木目や色味の美しい木材を寄木にしたものを

さらに薄くし、帯状に貼り付けて、家具の縁や境界線をつける技法のことです。

日本の箱根細工に少し似ています。

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クロスバンディングのクロスとは、木材を木目方向とクロスして

切ることを意味し、クロスバンディングは、いろいろな幅に

切った化粧板の木口に現れる縞模様(cross)の木目を生かす装飾法のこと。


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細長い棒状の寄木細工をさらに薄くスライスして張っていくと、

帯状の装飾になります。


戸棚の天板やテーブルの甲板、引き出しの前板などに施されています。
イギリスには1600年代に導入され、18世紀に流行りました。


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木材は、紫檀(ebony)、白檀(sandalwood)、オレンジ (orange)、

シトロン(citron)、マホガニー(mahogany)、黄楊(boxwood)、柊(holly)、

楓(maple)などが使われました。


また、木材を使わず、絵で書いてバンディングのように見せるものもあったようです。


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縞模様の作り方は、クォータリングの要領で、

立体の木材を約3mmの厚みに切り、これを倒して、

木目が見えるように帯状に切断した化粧板をはめ込みます。


これを発展させたのがヘリングボーン(herringbone)または

フェザリング(feathering)です。


ヘリングボーン(ニシンの骨、杉綾織)は角材を約6mm幅に斜めに切り、

これを倒して、帯状に切断した2枚の板を逆向きに組み合わせ、

杉稜模様を作ります。


クロスバンディングも、ヘリングボーンも、

コントラストの強い色の木材がよく使用されたようです。

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クロスバンディングやヘリングボーンといった装飾によって、

ベースとなる家具の木色に、さまざまな色味の木材が彩りを添えています。


アンティーク家具は、職人さんの好みや技術、

あるいは当時入手できた木材など様々な要因によって、

一点一点全て違った装飾が施されています。


今なら、素晴らしい装飾が施された新しいアイテムが店内にひしめいています。

ぜひご来店の上、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか?

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