2010-09-08 11:00:00

インテリア・ファブリックのお話①

テーマ:インテリア・ファブリックのお話

アンティーク家具の主役はやはり木材。

百年以上の時を経てもなお、
強度と美しさを増していく存在は他にありません。

ただ、木材はどうしても色合いや質感などで単調になりがちです。
そこに華を添えるのがインテリア・ファブリック。

耐久性は木材に遥か及びませんが、その色柄の豊かさ、
肌触りの柔らかさはファブリックならでは。
椅子貼りやキャビネットの内張りなど、その時々のインテリアに合わせながら
貼り替えてお楽しみいただける存在です。

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ここでは、インテリア・ファブリックについて、
その製法から楽しみ方まで数回にわたって紹介させていただきます。


■upholsteryとは?

upholstery(アップホルスタリー)とはカーテンやクッション、
椅子貼り地などインテリア用ファブリックの総称です。
インテリア・ファブリックと同義語と考えていただいても問題ありません。
インテリアを考えていくうえで、欠かせない要素のひとつ。
アップホルスタリーのさじ加減ひとつでお部屋雰囲気は大きく変わります。

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■その生地は、どの場所に使える?

カーテンにも、椅子貼りにも使える生地はもちろんありますが、
やはり使う用途によって求められる機能性が異なります。
では、その機能性とはどんなことでしょうか?

カーテンに大切なのは、光に色褪せないこと、ドレープがきれいにでること。
肌に触れる機会が少ないカーテン生地は、肌触りよりも
カーテンに縫いあげて、窓辺に吊った時の美しさが最優先とされるのです。

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そして日本では特にお手入れがしやすいことが求められます。
湿気が多く、カーテンにほこりが溜まりやすい日本では、
カーテンにウォッシャブル性を求める方が多くいらっしゃいます。
気軽に洗濯機で洗えて、いつもきれいに使いたい・・・。
日本人ならではの清潔好きがこんなところでも顔を覗かせているようです。

一方で椅子貼り地に大切なのは、摩擦に強いこと(摩擦堅牢度)、
毛玉が出来にくいこと(ピリング)、引っ張りに強いこと(滑脱性)。
椅子にいったん貼れば、生地のみの洗濯はまずありませんので、
椅子貼り生地にウオッシャブル性は求められません。


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日本のメーカーはこれらに留意して、生地の開発を行っています。
もちろん海外の生地も、輸入元がそれらの機能性をチェックしたうえで販売をしています。


■日本とヨーロッパの違い

実はヨーロッパのインテリア・ファブリックは、カーテンと椅子貼り、
どちらにも使える、とされているものが数多くあります。
そんな生地は綿や麻などの自然素材が多いため、摩擦に強く、
肌触り良くドレープ性もよい、と多くのメリットがあります。
デメリットとしては、ご家庭でのお洗濯が難しいこと。
カーテンまでざぶざぶ洗濯機で洗う、という事はヨーロッパではあまりない事のようです。

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■大切なこと

インテリア・ファブリックはその用途に仕立てて初めて活きてくるものです。
それぞれの生地にあった縫製の仕方、貼り方があります。
裏打ちをしたり、縫製に工夫をしたり、手段を駆使して美しく仕上げるのが専門家の仕事です。
パンカーダでは、専門知識を持ったスタッフが、お客様のご要望に沿うよう出来る限り努力させていただきます。

もしお気に入りの生地があったら、是非ご相談ください。



次回は織物と染物の違いについてのお話をさせていただきます。お楽しみに!



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