楽天によるTBS株買収は、ソフトバンクの参入で先行きの不透明さを増した。

しかし、先日の決算発表での余裕の表情から、三木谷氏には光明が見えているようである。

そして、TBSも周囲もその三木谷氏の変化を見誤ると、誤算生じる。

そう、三木谷氏は腹を括ったようである・・・


拙ブログ「三木谷氏の方向転換と20%の圧力 」のコメント欄、困った株主氏とのやり取りでも記したが・・・

楽天の増資

オーナー会議の行方

この二つが懸案ではあるが、どちらも最悪の状況すら、三木谷氏は想定内に入れたようである。


会見で三木谷氏は、TBS株の配当と利子の比較に言及した。

つまり、3月末のTBSの決算まで、場合によってはそれ以上楽天はTBS株を持ちつづける事を宣言したのである。


TBSは、このことを想定していない。

ホワイトナイトに名乗りを上げたヤフーもこのことを想定していない。

そして、株主総会までに再び、TBSは上場の意味を問われることになる。

20%の圧力がボディブローのように利いてくる。


しかし・・・

楽天も財務状況は楽観できるものではない。

私は、前期から楽天の有利子負債がこのTBS株購入資金分しか増加していないと思っていたが、とんでもない事実誤認であった

横浜球団の資本のねじれも解消しそうである。

オーナー会議で株売却を迫られれば、三木谷氏は判断を司法の場に持ち込むと思うが、これは予断を許さない。オーナー会議での結論次第では、楽天球団株の河北新報社への一部売却、あるいは譲渡、貸し株まであるかもしれないと想定しておいたほうが良い。


いずれにしても、三木谷氏は腹を括ったと見るべきである。


対応を誤ると、形勢は一気に逆転する。




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