北海道森町は6月から、「福祉マイレージモデル事業」を試験導入することを決めた。在宅の要介護者・要支援者に福祉ボランティアを行った住民に対し、同様のサービスを優先利用できるマイレージを付与する事業で、在宅介護における住民間の協働や互助の促進が狙い。同町によれば、自治体が在宅の高齢者支援のためにこうしたシステムを導入するのは、全国的にも珍しいという。

 「福祉マイレージモデル事業」は、森町の3町内会(さわやか町内会、常盤町内会、港町町内会)で実施される。福祉ボランティアを受けるのは、3町内会の単身世帯や高齢者夫婦世帯に暮らす65歳以上の要介護者と要支援者。具体的な支援内容は、安否確認や庭の清掃・管理、話し相手など、「介護保険は適用されないが、生活する上では必要なこと」(森町保健福祉課の山内崇主任)で、冬には除雪・排雪の実施も検討されている。

 一方、ボランティアには、同町内に住む人であれば誰でも参加できる。活動終了後には、内容に合わせてマイレージが付与されるが、これを使えば、福祉ボランティアを利用する際、優先的にボランティアの紹介を受けられるため、「在宅の要介護者や要支援者の協働・互助の促進につながる」(山内主任)という。なおマイレージは、町が指定するゴミ袋に交換することもできる。

 モデル事業は6月1日から来年2月28日まで実施される。来年度以降については、今年度の試験導入の結果を分析し、実施規模や内容を再検討する方針だ。山内主任は「住み慣れた自宅や土地で安心・安全に暮らせる地域社会を実現することが事業の目的。できれば来年度以降も継続して実施したい」と話している。


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