政府・民主党は11日、首相官邸で今年初の首脳会議を開き、現在5人までとなっている首相補佐官を10人に倍増し、民間人を登用する方針を決めた。副大臣・政務官を15人増員する方針も確認した。鳩山由紀夫首相は「今年は100年に1度の改革の年。早期に関連法案の成立を図りたい」と政治主導の強化に強い意欲を示した。18日召集の通常国会に内閣法改正案など関連法案を提出し、早期成立を目指す。

 政府に入れる国会議員の上限は現在、国家行政組織法や内閣法などの規定で首相と閣僚17人、副大臣22人、政務官26人、官房副長官3人、首相補佐官5人の計74人。今回の増員で総数は94人となり、民主党が衆院選のマニフェスト(政権公約)で掲げた「政府に国会議員100人以上を配置」の目標に近づく。ただ、政府入りする国会議員を一気に増やすと、党務や国会運営に影響が出かねないため、当面は副大臣・政務官の15人を国会議員とし、首相補佐官5人は民間人を充てる。

 増員する副大臣・政務官ポストのうち、副大臣級1人を官房副長官とし、「室」からの格上げを検討している「国家戦略局」の局長に充てる。残り14人は政務官ポストとし、新設の「国家戦略官」などに登用する方針だ。首相が12日の閣議で説明する。

 一方、首相補佐官への民間人起用について、平野博文官房長官は会議後、官邸で記者団に「首相が発信していくうえで必要な知恵を借りたいということだ」と述べ、外交・経済など各分野の専門家を政府に迎える意義を強調した。

 会議では、鳩山首相が09年度第2次補正予算案と10年度予算案について「景気の悪い状況が続いている。早期成立に努力してほしい」と党側に協力を要請。小沢一郎幹事長は「政府は速やかに執行できる態勢を取ってほしい」と応じた。政府と民主党の連携強化のため、今後は週1回のペースで首脳会議を定例化することも確認した。【近藤大介、横田愛】

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