皆様、明けましておめでとうございます。といっても、1月は、もう20日になっていますが・・・。何はともあれ、今年もよろしくお願いします。


 今年初のエントリーですが、最初から本論に入りたいと思います。

 本エントリーでは、瀬戸先生が2008年7月19日に発表された「要望書及び質問書」について言及したいと思います。詳細は、瀬戸先生のブログの7月19日付けエントリー「創価学会の最新動向 」を参照してください。


 瀬戸先生は、この「要望書及び質問書」を7月29日に東京地検八王子支部に提出しました(正確には、提出しようとして受理されなかったのですが)。「要望書及び質問書」の内容は、概略的には、次のとおりです。

(1)朝木明代市議謀殺事件の概略説明

(2)事件の捜査を創価学会員の検事が担当し、その検事に担当させた上司も、創価学会員であったという事実の摘示。

(3)朝木明代市議が他殺であったという根拠

(4)2008年4月15日の東京地裁判決の不当性の主張


 この「要望書及び質問書」は、よく考えると奇妙なシロモノです。

 何故、瀬戸先生は、再捜査を求めるのに最も有効と思われる根拠である「現職警察官の内部告発」を「要望書及び質問書」に記載しなかったのでしょう?本気で再捜査をさせようとするのであれば、ほんのちょっと書き加えればよかったのに・・・(内容証明にして強制的に受け取らせる必要もあるかもしれないが)。特に、内部告発者が本当に現職警察官だということを確認していたのなら、内部告発の内容自体の裏付けをとっていなくとも、内部告発者の身元を「要望書及び質問書」に書いておけば、大きく事態は進展していたでしょう。なんでそうしなかったのでしょうか?このことは、瀬戸先生が内部告発者の身元を確認していなさそうな傍証になるように思うのですが、どうでしょうか?


 まあ、それはともかくとして、以下では、「要望書及び質問書」と「現職警察官の内部告発」との関係について検討したいと思います。


 前のエントリーに記載しましたように、私が興味を持つ点の一つは、「現職警察官の内部告発」が何時あったのか?という点です。そして、「要望書及び質問書」の内容を考えると、「現職警察官の内部告発」が2008年7月19日以降であるとしか思えないのです。さらに、瀬戸先生のブログの7月のエントリーの記載内容を考えると、最も有力なのは、7月28日(「要望書及び質問書」を東京地検八王子支部に提出しようとした日の前日)だと思われるのです。以下、議論します。


 まず、瀬戸先生のいうとおり、「現職警察官の内部告発」が瀬戸先生が故朝木明代氏転落氏事件に着手した理由だとしましょう。瀬戸先生は、7月1日に再捜査を求める要望書を東京地検八王子支部に提出すると公表していますから、この場合、「現職警察官の内部告発」は7月1日より前ということになります。


 さて、瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」を実際には7月29日に発表したのですから、7月19日の時点では「現職警察官の内部告発」について秘密にすることにしたのでしょう。ってちょっと待ってください。最も重要な証拠である「現職警察官の内部告発」について隠した「要望書及び質問書」を発表することに何の意味があるのでしょうか?この「要望書及び質問書」では、故朝木明代氏転落氏事件が他殺である根拠について、瀬戸先生は四苦八苦して記載しているように見受けられます。上記のエントリーを参照して頂けば理解いただけると思うのですが、他殺の根拠としてまともなのは、上腕内側の痣くらいです。残りは何とか根拠を水増しして記載したように見えます。


 実際、瀬戸先生は、この「要望書及び質問書」について、さほど重要と思っていなかったというフシも感じられます。というのも、瀬戸先生は、7月30日のエントリー「朝木明代さん不審死事件 」で次のように述べているのです:

 八王子検察庁の対応はあらかじめ想定していた通りでした。
 しかし、門前払いでなかったのには正直驚きました。かなりの時間待たされました。

 いや、なんと言いますか、12月に法務省に街宣をしたときに、「抗議文を受け取らなかった! と抗議しているのとは何とも対照的です。


 更にいえば、内部告発者が、

「瀬戸さんたちがこの運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、われわれはその全貌を明らかにする用意がある」

 と言っていることにも注目したいです。瀬戸先生は、事件の全貌を内部告発者に教えてもらっているわけではありません。すなわち、瀬戸先生は、事件の全貌を知らないうちに、「要望書及び質問書」を作成しているのです。そのような「要望書及び質問書」に価値があろうはずがありません。


 このように価値に乏しい「要望書及び質問書」をわざわざ作成し、また、何で事前に公表しなければならないのでしょう?私には非常に奇妙なことに思われます。「要望書及び質問書」を作成し、事前に公表した理由とは一体なんなのでしょうか?

 これは、「現職警察官の内部告発」が7月19日より後だったからでないでしょうか?すなわち「要望書及び質問書」を発表した後に「現職警察官の内部告発」があったからではないでしょうか?


 では、現職警察官の内部告発があったのは何時なのか?それを探るために、私は、瀬戸先生のブログの7月19日以降のエントリーを丹念に読んでいきました。もし、現職警察官の内部告発があったなら、瀬戸先生に何らかの心の動きがあったはずで、それがエントリーの記載に現れると考えたからです。


 驚いたことに、瀬戸先生は、「現職警察官の内部告発」を7月29日に発表する前には、「要望書及び質問書」以外では、故朝木明代氏転落死事件について詳細に説明していないのです。このあたり、薄井市議に「断片的なブログ」について問い合わせるという、メール誤爆事件 を彷彿とさせるものがあります。普通、それなりに説明しなくては、初めて事件について知る人は、事件の概要が分らないと思うのですが・・・。


 それは置いておいても、「要望書及び質問書」の発表以降、瀬戸先生は、創価学会批判はしているのですが、故朝木明代氏転落氏事件とは違うネタばかりをあげているのです。


 まず、「要望書及び質問書」の発表は、「創価学会の最新動向 」というエントリー(7月19日)で行っています。このエントリーでは、

  「自民党」は創価学会「池田大作」に切り捨てられた!

という記載の後、自民党と池田大作氏の関係について述べています。そして、唐突に、「要望書及び質問書」を東京地検八王子支部に提出すること、及びその内容を記載しています。


 更に、同日に、かの伝説となったエントリー「集団ストーカーと電磁波被害 」をアップしています。


 続いて、7月23日のエントリー「民主・公明連立政権」誕生の悪夢! 」でも、7月19日のエントリーを引用しつつ、ついに「自民党」は創価学会「池田大作」に切り捨てられた!」と再び記載しています。


 更に、7月27日のエントリー「<活動報告>愛知県豊橋市街頭演説! 」では、豊橋市議寺本泰之氏と街宣をしたことを記載しています。このエントリーでは、末尾に「要望書及び質問書」の抜粋が載っていますが、本文と比較すると、その量は少ないといえるでしょう。

 まあ、7月27日のエントリーは、儀礼的にも豊橋市議寺本泰之氏との街宣について言及しなければならないでしょうが、どうも、故朝木明代氏転落死事件については盛り上がりに欠けます。「現職警察官の内部告発」って、もし本当ならば一級品のスクープなのに・・・。


 さて、7月28日のエントリー「今週の活動予定 」では、さすがに、次の日の故朝木明代氏転落死事件について言及しています。しかし、要望書を提出することへの賛同者を街宣に参集する旨を少し記載した後は、どうしたわけか、矢野元公明党委員長のこととか、民主党と公明党との連立とかについて記載し、その後にようやく、次のように書いています。


 東村山市議・朝木明代さんの不審な死亡は事故などではなく、何者かによって殺された可能性を強く暗示させるものです。特に彼女が創価学会と公明党を批判していた急先鋒であったことを忘れてはなりません。


 これだけです。明日は、「現職警察官の内部告発」により、故朝木明代氏転落死事件が殺人事件であるという確証を持っているという重大事実を発表するというのに・・・。7月28日の記載からは、「現職警察官の内部告発」という重大事実を発表するという緊張感が全く感じられません。そもそも、「何者かによって殺された可能性を強く暗示させるもの」ってなんでしょうか?瀬戸さんは、「殺人事件であるという確証」を持っていたんじゃないのでしょうか?「現職警察官の内部告発」の発表の前日の7月28日のエントリーに至って、こんな事を書くとはどうゆうことでしょう?

 これは、7月28日に、「現職警察官の内部告発」があったからではないでしょうか?


 以上の議論は、もちろん、確証があるわけではありません。しかし、「現職警察官の内部告発」があったのが7月28日である、というのはともかくとして、7月19日以降という、比較的、「現職警察官の内部告発」の発表に近い日であることは、かなり有力ではないかと思います(後日のエントリーで、その理由を補充しますが)。

 

 さて、傍証についても少し言及したいと思います。7月28日のエントリーは、午前7時30分にアップされています。この日、「現職警察官の内部告発」を受け取る時間的余裕は十分にあるといえるでしょう。ちなみに、関連ブログも見てみましたが、瀬戸先生が、7月28日に何処かに外出しているという形跡は見当たりませんでした。むしろ、有門氏は、市議会議員と共に川崎市南部児童相談所を訪問していますが(「ご報告! 7・28児童相談所訪問! 」を参照)、瀬戸先生はこれに参加していません。


 更にいえば、7月28日のエントリーには、どういうわけだか、瀬戸先生の携帯の電話番号が記載されています。瀬戸先生の携帯番号は、あまり、エントリーに記載されていません。少なくとも、5月、6月のエントリーには記載がないようです。7月28日というのは、内部告発者としては、瀬戸先生にアクセスするのが容易であった日であるということは注意を払う価値があると思います。私は、以前、内部告発があったのは080で始まる電話番号の携帯電話ではありませんか?と記載しましたが、その根拠は、これにあります。特に、内部告発が、以前議論したようにガセネタであるのなら、携帯電話はガセネタを直接、瀬戸先生に伝えるのにうってつけです。


 どうでしょうか?瀬戸先生。新年のプレゼントとして、上記の推論が当たっているか教えていただけませんか?


【追記】

 1月22日の早朝に改行箇所の修正を行いました。アメーバブログは、改行がうまく行かないことがあるように思います。

 また、少しだけ言い回しを修正しました。