最後のご挨拶

このエントリーが「瀬戸先生!グーの根も出ません!」の最後のエントリーになります。


さて,このエントリーをアップするまでに,驚くべきことが起こりました。せと弘幸blog『日本よ何処へ』 に,このブログと朝木市議万引き被疑事件・転落死事件 まとめWiki が立て続けに引用されたのです(「東村山の闇」と控訴審判決(1)(3) を参照)。両者のアクセス数から考えて,まさか,瀬戸弘幸氏がこのブログを見ているとは思いませんでした。もっとも,このブログの引用については,引用元の表記も,リンクも付いていませんでしたが・・・。いや,私,そんな細かいことは気にしませんが,著作権法上は,多少問題かもしれません。


さらに驚いたのは,「東村山の闇」と控訴審判決(3) のエントリーでは,

「確かにこの書いている人の言いたいことも分かります。」

と書いていたことです。冷静に考えて,このブログは,瀬戸弘幸氏にとっては批判者のブログであるように見えるでしょう。もっと言えば,ブログタイトルは,瀬戸弘幸氏を小馬鹿にしていると判断されても仕方ありません(本当は,そんなつもりはなく,単なるユーモアのつもりなのですが)。瀬戸弘幸氏の今までの言動を考えると,批判者に対して多少なりとも理解を示していることに驚きました。


よくよく考えれば,このブログでは,瀬戸弘幸氏に対して非礼な記載を多くしてしまったような気がします。特に,先のエントリー の記載は,あまりにも感情的に過ぎたかもすぎません。「松沢呉一の黒子の部屋」のお部屋1798/東村山市の何が問題か 4 で,先のエントリーを

P2Cさんは、「親として人間として最低の人でなしの街宣右翼」である瀬戸弘幸を説得することを諦めたようです

と要約されたことに,私,腰を抜かしてしまいました。でも,要約すれば,確かにそのように書いてある。

瀬戸弘幸氏には,ここに謹んでお詫び申し上げます。


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さて,先のエントリーで予告したとおり,「草の根市民クラブ」の矢野市議と朝木市議に抗議の声を上げるブログを立ち上げました。


小さな正義を信じて:http://ameblo.jp/p2c-side-a/


ユーモアも何もないタイトルですみません。でも,根がまじめなので,どうせ記事が真剣路線になるに決まってます。そこで,徹頭徹尾真剣にやることにしました。

最初の題材としては,『創価問題新聞』事件『東村山の闇』事件 の対比検討を取り上げることにします(まだ書いていませんが)。これらの事件の結論は,一見,互いに矛盾しているように見えます。しかしながら,私の検討では,これらの事件は矛盾するものではありません。そして,これらの事件において勝訴と敗訴とを分けた原因について考察します。結果として,東村山市民新聞 における,次の記載:

「蛮勇な高裁7民1.29判決」を実質全面否定し、矢野・朝木議員が完勝。「万引き苦に自殺」説は、空中分解しました!

が妥当性を欠く記載であることについて説明することになると思います。




そして,小ネタ用にもう一つブログを立ち上げました。


「小さな正義を信じて」出張所:http://p2chigashimurayama.blog37.fc2.com/


こちらは,小ネタや雑感を書いていきます。「行動する保守」の皆様方については,こちらのブログで取り上げることになると思います。もうすでに,最初のエントリーは書いており,このエントリーがちょっと「行動する保守」の皆様方にとって失礼なものかも知れません。上記の記載を考えれば本当は書き直した方がいいかも知れませんが,時間がないので勘弁して下さい。


では,皆様,今まで本当に有難うございました。そして,今後ともよろしくお願いします。


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ブログ休止中でしたが,どうしても一言言いたくなったので,記事をアップしました。


私は,このブログを閉めることにします。その理由を以下に説明します。


まずは,瀬戸弘幸氏の3月13日のエントリー「黒田大輔『日本を護る市民の会』代表の裁判支援行動 」をご覧ください。この中には,次のような記載があります:


出口には大宮警察署の方が20数名もいたでしょうか。私は千葉氏の脇に寄って、その警察官の皆さんに千葉氏をご紹介しました。

「皆さん、この方は皆さん達の偉大な大先輩ですよ!
元東村山警察署の副署長で、現在は創価学会を批判する人達をことごとく訴えている人です!」

千葉氏も度肝を抜かれたのではないか。
見る見る内に顔は赤くなって私を睨みつけた。千葉氏も元は警察官であり、同僚の前で恥をかかされたとでも勘違いしたのでしょうか。

「どうしたのですか? 千葉さん、違いますか?」と私が声をかけると突然怒り出した。

「あっちへ行け!」 「俺に話しかけるな!」 「俺に近付くな!」

声を荒げながら私から遠ざかろうとしました。冷静さを失った瞬間でした。どうもこの人物はこのようにちょっとしたことでも直ぐに興奮してしまう人のようです。


瀬戸弘幸さん,こんなことをするなんて,あなたは人間として最低です。


上記の言動は,明らかに,千葉氏個人に対する嫌がらせです。そもそも,あなたは,創価学会を批判するのではなかったのですか?千葉氏個人を攻撃してどうするつもりなのでしょう。さらに言えば,集団で千葉氏を取り囲んで嫌がらせをするなんて,何と卑怯なのでしょう。あなたは,決して巨悪に対して戦う勇者ではない。あなたは,弱者を攻撃するただの卑怯者です。

私は,以前,このブログを始めた理由の一つに瀬戸弘幸氏のパーソナリティに興味を持ったためと書きました。そして,2006年~2007年頃のブログの記載は,(内容的に賛成しかねるのも多いけれども)日本国の将来を考えて書いているという気持ちが伝わってくるものがあったと思っています。


しかしながら,これは,あなたの本質を見誤っていたと考えざるを得ません。私は,あなたがこのような卑怯者だとは思ってもいませんでした。もう最近は,瀬戸弘幸氏の人間性に失望するばかりです。あなたの主張が正しいか否か以前の問題として,あなたは人間として最低です。


例えば,東村山事件については,宇留嶋瑞郎氏と千葉英司氏を個人攻撃するだけで,何ら事件の本質に迫ろうとしません。現実から逃げたくなる気持ちは分からないでもないですが,だからといって個人を攻撃してどうするつもりなのでしょうか?また,3月1日のエントリー「創価御用ライターとの30分 」には,次のような記載もあります:


宇留嶋氏と千葉氏がこの日、この喫茶店にいたのは次のような目的をもっての行動でした。

右翼グループのかなりの人数が出席するものと予測できた。シンポジウム後に嫌がらせが続いている状況も合わせ考えれば、追悼集会の前か後に右翼グループが被害者の店に再び立ち寄り、被害者に詰め寄る可能性は否定できない。私と千葉はそう考え、右翼らの動向をうかがうために駅前の喫茶店で待機していたのである。

彼ら二人は洋品店の雇われガードマンなのでしょうか?

嫌がらせが続いているなら、警察に通報すれば良いと思います。我々の動向をうかがうために待機していたので、遭遇したわけですが、この偶然は私にとっては、とてつもない収穫となったのです。


あなたは,自分の行動が嫌がらせの一因であると分かっていて,「嫌がらせが続いているなら、警察に通報すれば良いと思います」なんてぬけぬけと書いているんですね。さらに言えば,このエントリーには,洋品店の店名と店主の実名が記載されたコメントがあり,それを削除することを求めるコメントがあったのに無視しています。弱者である洋品店の店主の気持ちなんて,あなたは更々理解する気持ちがない。あなたは,人間として最低です。


もう一つ。このブログではあえて取り上げていませんでしたが,カルデロン一家の件も私を大いに失望させました。なるほど,法を曲げるわけにはいかないという主張は,傾聴に値するとは思います。しかし,カルデロンのり子さんの両親についての国外退去の処分について,「行動する保守」の運動の成果として無邪気に喜ぶのには賛成できません。「行動する保守」の他の方々ならともかくとして,あなたは,息子さんと娘さんの二人の子供を育てた親でしょう。なのに,カルデロン一家の気持ちに思いを馳せないなんて,あなたは親として最低です。


確かに,どのような結論になろうと,この問題については正解はないと思います。法秩序を守るということと人道的側面を考慮することは,いずれも,日本国の大局的な政策として考えた場合に重要ですから。ですから,私は,基本的には当局の判断を尊重すべきだと思います。


でも,当局がカルデロンのり子さんの両親について国外退去という結論を出した時に,あなたは,何らの苦悩も見せずに単純に喜んでいる。これは,人でなしといって過言ではないと思います。


何度でも書かせて頂きます。あなたは親として人間として最低です。


ですから,もう,私は,東村山事件についてなんとか考えを変えてくれるように瀬戸弘幸氏を説得はしません。かといって,瀬戸弘幸氏を批判することもしません。私は,ただ,冷たい目で瀬戸弘幸氏を見るだけです。人でなしの街宣右翼として。


ですから,「瀬戸先生」という名称を使用しているこのブログは,もう,実質的な更新をしません。そして,「草の根市民クラブ」の矢野穂積氏と朝木直子氏とに抗議の意を表するためのブログを新たに開設することにします。次のエントリーで,新ブログ開設のお知らせをした後,このブログの更新はやめます。本ブログをお読みになって頂いた方々には,本当に申し訳ないのですが,以上,ご理解ください。次のエントリーで,正式なご挨拶を致します。

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前回のエントリーでは、内部告発の内容と捜査経過との不一致について議論しましたが、他にも、内部告発の内容には、様々な不自然性があるように思われます。本エントリーでは、内部告発の内容の不自然性について更に議論したいと思います。


(1)警察と検察の関係

まず、内部告発者が、創価学会の検事が捜査の指揮をとったと言っていることは、不自然であるように思われます。これの不自然性は、以前、テーマ「警察と検察の関係 」で議論したとおりです。今から見れば、「警察と検察の関係」の議論には不正確な部分も多々あるのですが、概略的には間違ってないと思います(機会があれば、補足します)。要約すれば、次のとおりです。いわゆる、送致事件といわれるものは、警察が第一次的に捜査を行います。このときの警察における捜査の指揮をとるのは警察官です。実際、朝木市議転落死事件については、千葉英司元東村山署副署長が捜査の指揮をとっています。検察は、捜査において警察と協力し、また、公判の維持という観点で警察に様々な要請をしたりしますが、実際に捜査に従事する警察官を指揮するのは検事ではありません。


更に、東京地検八王子支部において事件を担当した信田検事が、警察を指揮して捜査を行ったとは思えない根拠となる事実を2つ挙げたいと思います。

まず、信田検事は、1995年10月5日に矢野穂積氏及び朝木直子氏に対して事情聴取をしていますが、その2日後の10月7日に、今度は、東村山署の白石刑事課長代理が矢野穂積氏に対して事情聴取をしています。信田検事が、警察を指揮して捜査を行ったのだとしたら、自分自身で事情聴取をしたそのわずか2日後に白石刑事課長代理に事情聴取をさせるのは不自然でしょう。

もう一つの事実は、自民党の国会議員が、国会質問(1995年11月7日衆議院特別委員会、同年11月30日参議院特別委員会)で、「警視庁」や「警察庁」に朝木市議転落死事件について捜査をするように圧力をかけている点です。もし、検察が警察を指揮して捜査をしたのであれば、自民党の国会議員は、検察庁あるいは検事総長に圧力をかけるべきだったのではないでしょうか?これは、朝木市議転落死事件の捜査が、検察主導ではなく、警察自らが中心になって行われたことの証左だと思います。


(2)3名の関与者
加えて、瀬戸先生の2008年7月29日の演説によると、現職警察官の内部告発者は、警察は、「3名の人物がこの事件に関わっていると、そうゆうふうに最初から睨んで、この捜査をした」という話をしているようです。これも、不可解であるように思われます。もんさんのブログ「めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ 出張所 」の内部告発検証シリーズ6 にも言及されていましたが、私としては、両手の上腕の内側に痣があったからって、「二人の男に、まず両腕を掴まれて、強く、そしてもう、引きずられていった」、「そして監視役一人の男性がいた」って警察官が考えたっていうのが事実だとすれば、その警察官はどんな間抜けなのかと思ってしまうわけです。もんさんは、「三人と断定しているのが面白い」と書いてますが、私にとっては、「間抜け警察官」としか思えません。まず、何で「監視役」が一人っていえるのでしょう?遺体の痣から、監視役の人数が確定できるはずがありません。ついでに言えば、監視役が「男性」ってどうやって決めたのでしょう?犯罪をするのは男って決め付けてませんか?こんな間抜けな判断をするのが警察官だとは、私にはとても信じられません。


(3)司法解剖鑑定書との関係

最後に、現職警察官の内部告発者は、「両腕を掴まれて、強く、そしてもう、引きずられていった」と言っていますが、このことが、朝木明代氏の遺体の司法解剖鑑定書に反映されていないように思います。素人探偵の言うことかもしれませんが、「両腕を掴まれて、強く、そしてもう、引きずられていった」のであれば、引きずっていった時の傷が足にできているはずです。しかし、そんな傷は、司法解剖鑑定書には記載されていないように思われるのです。司法解剖鑑定書については、せと弘幸blog『日本よ何処へ』出張所の2008年7月19日付けエントリー「朝木事件関連資料 」を参照してください。司法解剖鑑定書には「エ、 下肢に以下の損傷を認める。 」という欄が設けられていますが、足(もちろん足首より先の部分のことです、)に関する損傷は、下記の3つしか言及されていません。

13)左足部内側、第1趾中足趾節間関節部に略一致して、4.5×3cmの淡赤褐色皮膚変色部を認める。加割すると皮下出血を認める。
14)左足底部、第1趾基節関節部から第1趾末節部にかけて小豆大から拇指頭面大赤褐色皮膚変色部5個内外散在。

・・・

17)右足背部前面から外側にかけて、上下に9.5cm、幅7cm淡赤褐色及び淡紫青色の皮膚変色を認める。加割すると皮下出血を認める。
これらの損傷は、いずれも、「引きずられていった」ことによる損傷となるように思えません。


以上、現職警察官の内部告発について、現在までに瀬戸先生が発表した内容を検討してみました。瀬戸先生が発表した内容はそれほど多くはありませんが、私にとっては、瀬戸先生が発表した内容の範囲ですら不自然な点が多くあるように思えます。



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さて、今までにブログに書いた内容を振り返ってみると、「現職警察官の内部告発」についての検討がほとんどです。これには、もちろん理由があります。多くの人にとってそうでしょうが、朝木市議の万引き被疑事件や転落死事件について瀬戸先生が言及した内容のうち、まがりなりにも新事実といえることは、結局、「現職警察官の内部告発」だけでした。とすれば、議論が最終的には「現職警察官の内部告発」に行き着くであろうと私は常に考えていました。実際、「創価問題新聞事件」の2009年1月29日の高裁判決により、議論の余地があるのは、もはや「現職警察官の内部告発」だけになったわけです。


そして、以上のような検討をした結果、私の頭の中では、もはや、朝木市議の万引き被疑事件や転落死事件について議論の余地なく決着がついています。正直言って、瀬戸先生、西村修平氏、黒田大輔氏が、今後、万引き被疑事件や転落死事件について主張することに、検討の価値がある内容が含まれているとは思えません。まあ、黒田大輔氏は、「虚構判事、大谷禎男の話」をブログにアップするらしいので、それを見て判断してもよいのですが。私は、黒田大輔氏のブログの次のエントリーを心から楽しみに待っています。


加えて、検討の副産物として、矢野穂積市議(及び朝木直子市議)が朝木明代氏の万引き被疑事件や転落死事件について、どのような情報操作をしてきたのかも、かなり理解できたと思っています。そして、私にとっては、矢野穂積市議と朝木直子市議の共著「東村山の闇」が、彼らの情報操作の集大成として興味深く思われるのです。瀬戸先生の支持者には、「東村山の闇」を読み、その結果、万引き被疑事件がでっち上げであり、転落死事件が創価学会による謀殺であると、固く信じている人も多いでしょう。しかし、それは、情報操作の結果に過ぎないということを、私は瀬戸先生及び瀬戸先生の支持者に理解して頂きたい。そこで、私は、次の中心題材を「東村山の闇」にとり、「東村山の闇」のどこに情報操作があるのかを明らかにしたいと考えています。


ただし、「東村山の闇」を題材にとるには、充分な準備が必要です。「東村山の闇」について様々な批判的解説をするのであれば、ちゃんと根拠を集めなければならないのは当然です。更に、私としては、「朝木市議万引き事件・転落死事件まとめWiki 」の充実も図りたい。


そこで、本ブログはしばらく休止することにしたいと思います。期間は分かりませんが、少なくとも1月は休むつもりです。しかし、必ず再開することだけはお約束したいと思います。ひょっとしたら、別ブログとして再スタートするかもしれませんが、その場合でも、必ず、このブログでお知らせします。ちなみに、まとめWikiでの活動は継続いたしますので、念のため。


今まで、このブログをお読み頂いた読者の皆様、本当にありがとうございました。しばしのお別れですが、再開したら、また、よろしくお願いします。


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前々回のエントリーで予告したように、このエントリーでは「3.内部告発の内容の不自然性」について検討します。現職警察官の内部告発の内容の詳細については、朝木市議万引き事件・転落死事件まとめWiki の「現職警察官による内部告発 」のページを参照してください。このページには、

(1) 2008年7月29日の八王子駅前街宣における瀬戸先生の演説の内容

(2) せと弘幸blog「日本よ何処へ」の2008年7月30日、8月16日、8月17日の各エントリーにおける現職警察官の内部告発への言及

が記載されています。


さて、この「現職警察官の内部告発」ですが、現職警察官は、「瀬戸さんたちが、この運動を時効前に国民運動として盛り上げてくれるならば、我々はその全貌を明らかにする用意がある」(2008年7月29日の演説より)とか、「瀬戸さんたちがこの問題に火をつけて下さい。騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになるでしょう」(7月30日のエントリー)とか言っているらしいです。他の方々も指摘していますが、まず、詳細を明らかにしない内部告発や、騒ぎが大きくなれば、隠された真相はやがて明らかになる内部告発って内部告発っていえるのか?と思ってしまいます。真相を自ら明らかにするのが内部告発だろうと思うのですが。まあ、それは、とりあえず置いておきましょう。


今回のエントリーで行うのは、「現職警察官の内部告発」によって明らかにされた捜査経過と、確実であると判明している事実の対比を行うことです。もちろん、内部告発は秘密の暴露ですから、今まで事実とされてきた事項と反することがあることは確かです。しかし、だからといって、何でもかんでも事実をひっくり返せばいいというわけではありません。内部告発は、他の「客観的事実」とも整合性がとれており、全体として合理的なストーリーが成立しなければならないのです。このような観点から、今回は、「現職警察官の内部告発」について考察します。


では、瀬戸先生の2008年7月29日の演説の内容を見ていきます。以下は、瀬戸先生の演説の動画から文字起こしをしたものの一部です。それなりに時間がかかりましたが、それだけの甲斐はありました。



えーそれではですね、なぜこれを最初に取り調べをした警察官がこれは自殺ではなく、何者かによって殺害されたと、第1直感としてそう思ったか、まずそのことであります。その事を皆様たちに、お伝えしたいと思います。まず、この自殺をした、女性市議のですね。この両腕の内側にはですね、痣があった。いったい痣と言うのはどうして起きるのか。例えば自分がですね、強く掴んでですね。それで痣などできるはずがありません。じゃ、どのようにして痣ができたのか。これから皆様たちに、そのシーンをお見せいたします。こうゆう風にですね、二人の男に、まず両腕を掴まれて、強く、そしてもう、引きずられていったんですね。そして監視役一人の男性がいた。だからこそ、この腕の、両腕に、つかまれたときの痣があった、これはもう検視結果から明らかなんです。解剖したときにはっきりそれが診てとれた。


では何故それを、ずっと隠蔽していたか。つまり、自殺をするような人がですね、自らの手をですね、痣ができるほど強く握る、そうゆうことは考えられません。ましてや女性であります。女性がですね、いくら力をもって、自分の腕を掴んだところでですね、そうゆう痣などできるはずがないんです。つまり彼女は、二人の男に、両脇から両腕を抱えられ、無理やり連れ去られた。そしてそれを監視していた人物もいる。だから警察はですね、3名の人物がこの事件に関わっていると、そうゆうふうに最初から睨んで、この捜査をしたのであります。


皆様も、あの、オウムによって、家族を一家、皆殺しにされた弁護士、坂本事件、ご存知でしょう。朝木さんはですね、創価学会・公明党を徹底的に糾弾していた、批判をしていました。そして追求していた。誰がこれを疎ましく思うか。うるさく感ずるか。創価学会・公明党を追及していればですね、これを、うるさく、疎ましく思って、何とかしようと考えるのは、まず、創価学会・公明党以外には考えられない。だから、捜査はまずですね、そういう関係者によって、絞られて捜査は開始された。そうゆう中で、そうゆう人物が浮かんで、警察はですね、もう一歩でその人間をですね、名前を特定し、逮捕する、そういう段階まで至った。


しかし、これを指揮した検事、これは創価学会の検事であった。だから、これに対してストップをかけた。そうゆう推理がまず成り立ちます。この推理を崩すですね、そうゆう(1語不明瞭)事実もない。非常にあやしい。なぜならば、この解剖所見がですね、何ヶ月にもわたって隠蔽されてきた。自殺を装ってですね、殺害された、私たちはそうゆう風に思っております。だからこそ、検察庁にですね、八王子検察庁に対し、この事件の捜査のやり直し、それを今日、申し入れるつもりであります。



赤字部分は、今回のエントリーにおいて着目してほしい部分です。

内部告発の内容を説明するこの演説からは、警察の捜査が次のような経過で行われたと読み取れるでしょう。

(1)最初に取り調べた警察官は、両腕につかまれたときの痣があったという検視結果(解剖結果)から、これは自殺ではなく、他殺であると考えた。

(2)警察は、3名の人物がこの事件にかかわっていると、そうゆうふうに最初から睨んで、捜査を行った。

(3)捜査は、創価学会・公明党の関係者に絞られて開始された。

(4)捜査により、「そういう人物」が浮かんで、警察は、もう一歩で犯人の名前を特定し、逮捕するという段階に至った。

(5)しかし、これを指揮した検事(創価学会の検事)がストップをかけた。


少し朝木明代市議転落死事件について調べた人は、この内容に違和感を感じるのではないでしょうか?内部告発によれば、警察は、最初から他殺であると考えて捜査したといっているようです。しかし、実際には、警察は、初動捜査の結果として、朝木明代氏の死亡(1995年9月2日午前1時)のわずか6時間後の同日午前7時に「事件性が薄い」と判断しており、そのことは、各紙に報道されています(資料屋 ◆bfimNvQTbさんのブログの「市議が異状死した直後の聖教新聞を検証してみた 」を参照)。各紙に報道されているのですから、初動捜査の結果として警察が「事件性が薄い」と判断したことは、極めて確実であると思われます。しかし、内部告発の内容は、それに反しているのです。これほど確実な客観的事実に反する内部告発の信憑性は、疑問視せざるを得ません。


警察が最初から他殺であると考えて捜査した、というのは瀬戸先生の単なる言い間違えや記憶違いとは考えにくいということも付言しておきます。なぜなら、瀬戸先生は、警察は、最初から他殺であると考えて捜査した、ということを匂わせる表現を3回(上記の赤字部分)もしているからです。


もう一つ違和感があるのは、「最初に取り調べた」警察官が他殺であると考えたという点です。内部告発の内容を素直に見れば、「最初に取り調べた警察官」とは、朝木明代氏の遺体を「最初に取り調べた」警察官のようです。でも、朝木明代氏の遺体について「最初に捜査をした警察官」には、捜査の責任者であり、かつ、広報を担当していた千葉副署長が含まれているのです。もちろん、千葉副署長は、首尾一貫して「事件性が薄い」と発表し続けた人物です。


以下に、朝木明代氏の遺体がどのように取り扱われたかを見ていきましょう(まとめWikiの朝木明代市議転落死事件 のページを参照してください)。ビルから転落した後、朝木明代氏は、防衛大学校付属病院に搬送されます。その後、救命措置が行われましたが、9月2日午前1時ころに死亡します。その後、朝木明代氏の遺体に死後処置が行われ、死後処置の後、遺体が東村山署に運ばれて東村山署で検視が行われました。そして、遺体についての捜査が行われた最初の機会であるこの検視には、千葉副署長が参加しています。千葉副署長が「事件性が薄い」と判断したことは周知のことでしょう。


このような過程を見てみると、内部告発者は「最初に取り調べた」警察官が他殺であると考えたって言ってますが、これは、意味が通らないわけではないけれども全く不十分であることが分かります。もし内部告発者が本物なら、「警察としては(あるいは、捜査責任者である千葉副署長は)『事件性が薄い』」と判断していたが、「最初に取り調べた」警察官の中には他殺だと考えている者がいた」というべきではないでしょうか?


それにしても、内部告発者が捜査のキーマンである千葉副署長について何も言及していないのは一体どういうことでしょう。内部告発者は、検事の指揮により捜査にストップがかけられたと言っていますが、徹頭徹尾、「事件性が薄い」と言い続けた千葉副署長について何ら言及がないのは非常に不自然であるように思います。もし、内部告発が本物ならば、警察が十分な捜査をしていない、というやり玉に挙げられるべき最初の人物は捜査責任者である千葉副署長ではないでしょうか?せめて、千葉副署長が検事の指揮に迎合して捜査をやめさせた、ぐらいは言ってもらわないと、内部告発として整合性がないように思えます。


以下に、今日のエントリーの内容をまとめます。

(1)「現職警察官の内部告発」によれば、警察は最初から他殺と判断して捜査した、ということです。しかしながら、警察が初動捜査の結果として「事件性が薄い」と判断していたことは、極めて確実性が高い客観的事実です。このような、客観的事実と反する「現職警察官の内部告発」は、信憑性が薄いと判断せざるを得ません。

(2)故朝木明代氏の遺体を最初に取り調べた警察官には、「事件性が薄い」と判断した千葉副署長が含まれています。他殺であると考えた内部告発者は、なぜ、千葉副署長に言及していないのでしょうか?これは、他殺であると考えた内部告発者の発言としては不自然に思われます。


終わりの始まり

テーマ:

昨日の深夜に懸命に記事をアップしていたら、その間に一大スクープがありました。ご承知の人も多いと思いますが、千葉副署長が矢野穂積氏及び朝木直子氏を名誉棄損で訴えていた裁判の控訴審で、東京高裁は、朝木明代氏万引き被疑事件・転落死事件について踏み込んだ判断をする判決をしたということです。


http://bunshichi.dtiblog.com/blog-entry-36.html

http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20090130

http://ameblo.jp/oharan/entry-10200187714.html


判決の内容については、上の3つのブログに完全にフォローされておりますので、もはや何も申し上げることはありません。私としては、ただ感慨深いだけです。


私が「草の根市民クラブ」の矢野穂積氏に対してささやかながらも抗議の声を挙げている理由の一つは、矢野穂積氏が、一般の人には法律知識が十分ではない人々もいることを悪用して印象操作を行っている点です。これは、私には、日本の司法制度に挑戦する悪質なものに思えます。法律を少しでも学んだものであれば、そんなことを絶対にしてはならない。


例えば、今、私が主として取り組んでいる朝木明代氏万引き被疑事件・転落死事件についていえば、矢野穂積氏は、一般の人々が事件について詳細なことは知らないし調べないだろう、判決文や訴訟記録まで読む人なんていないだろう、判決を正しく理解できる法律的知識を持っている人なんて少ないだろう、とナメてかかっているように思われます。そうでなければ、あんなに判決文を曲解した主張や事実関係を無視した主張をできるわけがありません。


私が朝木市議万引き事件・転落死事件まとめWiki を作ろうと思った理由の一つは、そのような人を小馬鹿にするやり方が通用しないことを知らしめたかったという点にあります。そして、将来は、矢野穂積氏の詭弁がどこにあるのかについて丁寧に分析し、説明をつけるつもりでいました。


しかし、今回、東京高裁は、そのような矢野穂積氏の人をナメているとしか思えない主張を一蹴する判決を出してくれたようです。匿名のブロガーP2Cがいくら声を上げてもあまり説得力はありませんが、東京高裁の判断であれば納得してくれる人も多いでしょう。あとは、東京高裁の判断を冷静に、客観的に、そして分かりやすく伝えるかが問題になるだけです。P2Cは、この点で少しでも貢献したいと思っています。


この東京高裁判決は、矢野穂積氏が築いてきた楽園の「終わりの始まり」になるのでしょうか?私としては、ほんのすこしでもその手助けをすることができれば、と思っています。


【追記】

あんまり瀬戸先生が可哀そうな状況なので、瀬戸先生に耳寄りな情報をお知らせします。前のエントリーにも少し書きましたが、1月15日発行の「東村山市民新聞」第161号をお読みになりましたか?これによれば、驚くべきことに、「実行犯の絞込みがすでに進んでいる」そうです。この情報が本当なら、今の状況を一挙にひっくりかえせるんじゃないですか?ぜひ、矢野穂積氏又は朝木直子氏にお問い合わせください。