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展示会研究所 代表:辻井勝の公式ブログです。


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3月に起きた大震災は、想定されてきた防災の概念を大きく上回るものだった。

地震により破壊された事による被害は、耐震設計等の想定内だったが、地震による津波被害が大きくなったのは「津波」という概念に付随する「規模」が小さく見積もられていたからだろう。

「防災」というのは、非日常的な「天災時」への備えであり、その規模検討は過去の例を参照して行われる。

日本は地震国であり、歴史を遡れば巨大な地震はいくつもある。

被害を想定するための過去の地震規模や津波の高さについての資料にも事欠かない。

しかし、「歴史」はあくまで書かれた事柄であり、それが過去のすべてを網羅しているものではない。

「歴史」に書き込まれていない地震やその被害というのは、考古学的に今も新たに発見されつつある。

現在の想定を上回る規模の「過去」が新たに発見されるたびに、「想定」を書き換えていくべきなのだが、防災関連の法整備に随時新発見を反映していくにはタイムラグがあるし、またすでに「作ってしまったもの」を否定するような法改正も困難だろう。

だから天災への被害想定は相対的にどんどん小さくなっていく。

そして「歴史を参照して作られた防災機能」を持つ堤防は決壊し、大被害が起こった。

被害からの復興には、時間をかけていられない。

震災から二ヶ月以上が過ぎた今も、十数万人のかたがたが避難所で不便な生活を強いられている。

今必要なのは「想定していなかった規模の津波被害への早急な対処」だ。

震災被害には、国でも「復興会議」なるものを結成し、4月半ばからさまざま「復興」について議論されているのだが、その内容が「いかなる方向へ復興していくべきか」の段階で止まっており、津波で流された町々のがれき撤去すら加速させることはできていない。

まずは、震災によって「壊された町」に積み上げられたがれき撤去に全力を尽くすべきではないのか。

そのために必要なのは、重機であり、処理方法であり、人だ。

被災した自治体では、おのおのががれき撤去への人件費を捻出し、被災者を臨時に雇用することで動き始めている。

それは地震国の政府が先導して取るべき「震災後にまずやるべき事」だろうし、もともとそれへの予備予算も充分に取っておくべきだ。

復興には長い時間がかかる。

だからといって、のんびりやって良いということでは決してない。

地震によって壊された国土を、早急に補修することが被災者の希望を呼び覚ます。

復興会議でいま早急に決するべきなのは、「未来像」を想定することではなく、実は「現在への迅速な対処」なのである。

同時に、現在の「防災」を迅速に見直し、被災しなかった場所での防災対策を全面的に改修していくことこそが求められている。のだと思う。

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