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展示会研究所 代表:辻井勝の公式ブログです。


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051027 そろそろおでんの季節だ。

温かいおでんには、甘い味噌だれを塗って食べるのが好きだ。

子供の頃にはまだファーストフードというものが近所になくて、もっぱら駄菓子屋に入り浸っていたのだが、秋口から春までそこに「おでん」があった。

小銭を握りしめて駄菓子屋に行くと、ちくわにさつま揚げ、大根にごぼう天にこんにゃく、そしてゆでたまごがいつもふつふつと煮えていた。

ひとつ10円で買えたと思う。そばにある肉屋のコロッケもそのくらいの値段だった。たこ焼きは一舟に3つ入って20円だった。

バスに20円で乗れて、貸本屋でマンガの単行本を借りるのにも20円くらいだったと思う。なんだか「三丁目の夕日」のごとき時代だった。

おでんの具で人気があったのはごぼう天とさつま揚げだった。

しかし、自分がその駄菓子屋の大きな丸い鍋で煮られたおでんの中で、一番好きだったのはこんにゃくだ。

竹串に刺さったこんにゃくに甘い味噌だれをたっぷり塗ってもらい、少しだけ辛子をつける。

それをかじりながらいつも「かじった所にも味噌だれを塗って食べたい」と卑しく思ったものだ。

思えば、好きだったのはこんにゃくではなくてあの甘い味噌だれだったのかもしれない。

こんにゃくだと他の具よりも甘い味噌の味が引き立った。

社会人になった頃、上司に渋谷の仁丹ビルの裏手に旨いおでん屋があるからと連れて行ってもらった事がある。

奥まった所にある素朴な構えの店に入ると、中ではおでんが煮えていた。寿司も出す変わった店だった。

なるほど旨かった。これが東京風のおでんなのかと納得していろいろ喰った。

しかし、食べながら「何か違う」ような気がしてならなかった。

その店には甘い味噌だれが無かった。

さっそく一人暮らしの台所であれこれ工夫して、なんとか昔食べたあの甘い味噌だれが再現できた時は嬉しかった。

スーパーでこんにゃくを沢山買い込み、三角に切って出汁で煮た。しばらくおでんばかりで飯を喰った。

コンビニで見かけるおでんが、いかにも旨そうに見えるこの季節には、いつも店頭にあの「甘い味噌だれ」を置いてくれないかと思う。

ひと串おでんを買って、味噌だれを塗れるというのであればちょくちょく寄らせてもらうのだが。

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