2006-04-08 22:58:47

『江戸幕府と朝廷』高埜利彦

テーマ:以前

気がついたら、アメブロユーザー100万突破してました。ゲフ。

対応が、追いついていないようです。

人気のブログと同じスペースに入っちゃったかな、なんて思いましたが、多分、ユーザーの詰め込みすぎのような気がしてなりません。

TBしても反映されない、という事があったようで、あさぎさん、ごめんなさい~!


それは、そうとして、『江戸幕府と朝廷 』という、本を読みました。グッジョブ!

朝廷の周辺で起こった事件、公家のお仕事や年収、年間の行事とその政治的意味、などなどが800円とリーズナブルな値段で、ズルっとゴリっとまるわかり、なわけです。

そういう簡単なものではないのですが、幕府による朝廷の権力封じ込めから共存時代、その破綻までが書かれています。

上位の公家と京都所司代がタッグを組んでいた時代は良かったものの、朝廷周辺でいざこざが起き、下級の公家が上位の公家を凌いで発言権を得ていく過程は、まるで、幕府が黒船が来た時に「皆のアイデア募集します」をしてしまってから、なし崩し的に崩壊していった過程とダブって見える。

また、江戸時代には王城ロマンしか残ってなかったかと思いがちな京都だが、各地の神社への格式などを与えて収入を得ることができる公家などがある。

地方知識人の形成 』において、三河の神社が、隣の神社との領地や、装束に関しての争いを、寺社奉行に持ち込んだは良いものの、なかなか決着がつかない。そして、「そーなったら仕方ない。京都の公家に頼んで…」となる話が出てくる。その神社の神主の装束を決めるのに、公家のお力添えが必要になるのである。そうやって、下からも「信仰」として、その存在は常に庶民にまで染み渡っていた様子がうかがえる。その部分が、いまいち判らなかったのだが、この本ですっきり解決しました。はい。

開国の勅許問題でいきなり浮上した朝廷の権力、そんな印象を拭える一冊としてオススメ。「なんか、隣の神社の神主さんの方が、凄い衣装を着てない? なんか、そうすると、向こうの神社の方がご利益ありそう」などのレベルで、朝廷の権力というのは、浸透していたのかもしれない。原理主義っぽいけれど、村の豊穣を祈る祭りと直結している部分との繋がりがある、それって自分たちの生活がかかっているのだから、幕府よりも近い存在に変わっていっても不思議はないのかもしれない。

そういったレベルから、尊王思想というのは無害に存在したのだろう。いきなり「革命を秘めた思想」として湧いてきたものではないのね、じゃなかったら、あんなに支持されるワケが無い、といった土壌の部分を固めるために、呼んでおいて損はしない一冊です。

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