P&F社長の今日の一言 -555ページ目

頑張り方

私自身がよくメンバーに伝える事で“評価は自分がするものではなく、周
りがするものである”と言う事がある。
結局人生とは、自己満足の結晶だと思うのだが、仕事とは何か(サービス
や商品等)を与えて、評価(対価)を頂く事であり、自分が考える“与え”
と相手が求めるものがずれていて(違っていて)は意味が無い。
それは、社内の業務においても同じく、上司が求めるものと自分が考える
組織への“与え”が違っていては意味が無い。それは、PMを理解できてい
るかどうかがポイントとなる。

さて、頑張り方について。
頑張るとは、自分の得意な事、やりやすい事、を時間でやっていく事では
ない。仕事とは、人が嫌がる様な事や苦手とする事も多いので、自らが率
先して、嫌がる事・苦手な事をやっていく事も重要である。
管理者においては、自分の得意な業務に24時間没頭して頑張っていてはい
けない。決して時間での頑張りではなく、管理者・教育者としての使命を
全うして欲しい。管理者としての仕事を今やっているか?(業務が出来て
いるのか?)現場業にばかり時間が取られていないか?確認しよう。
メンバーにおいては、とにかく上司の指示や依頼を素直に受け取り全力で
その業務に取り組んで欲しい。

P&Fメンバーは本当に熱心な集まりであり、頑張るメンバーが集まってくれ
ているのだが、そこは今一度確認をしながら頑張っていこう。

家業から企業へ

外部研修の管理者コースを受けてくれている所長が能動的に会社のシステム作
りに力を注いでくれている。その所長曰く「もっともっとP&Fを良い会社にして
いきたい一心」だと言う事であり、本当に有難たい事である。
これまでのP&Fにおいての方向性・ビジョンは勿論の事、そこに向かう方針や、
戦略・戦術はほとんど私自身がやってきている現状があった事を考えると、本
当に逞しくなる所長メンバー(管理力のアップ)に明るい未来を感じる。
社長力・管理力・現場力の“三位一対”の為、今後のP&F中長期計画達成に向け
ては、社長力・管理力の増強が必須となる。特に管理力が増強される事により、
私自身は益々社長力として啓発に努める事が出来る。家業から企業へいよいよ
着実に進み始めていると実感する。

さて、その所長が自ら作ろうとしてくれているシステムにおいてはとても重要
な事ばかりであり、私自身もとても頼りにしているのだが、そこで気をつけて
おかねばならない事がある。
それは、まず一つ目にそのシステムが形骸化してしまう事であり、二つ目はシ
ステムを稼動するにあたって単なる労力が増えてしまうだけに終わると言う事
である。
一つ目の形骸化する恐れがあるのは、そのシステムが現状システムとのギャッ
プが大きすぎ、もしくは複雑すぎて、一旦始めようとするがすぐに出来なくな
る(やらなくなる)可能性があるからである。
そこは、形骸化しないようにシステム導入にあたって、より単純簡素化する事
が必要である。
二つ目の単なる労力が増えるだけに終わると言うことに関しては、メンバー全
員が、そのシステム導入は何のためにやるのか?と言う目的を理解し、システ
ム導入しての効果を感じ、やるならトコトンそれぞれの結果を作り上げなくて
はならない。
とにかく、メンバー全員が所長が作り上げようとしてくれているシステムの
目的(結果を更に作るため=より良い会社になっていくため)を心底から感じ
理解し、本気で取り組んでいってほしいと願う。
メンバー全員の心・モチベーションがキーポイントとなるだろうと思うので、
管理者メンバーはメンバー全員に「これをやっていけば会社は、こう良くなっ
ていくんだよ」とイメージをわかせる事であり、モチベーションを上げてあげ
る事が結果を作る。

問い続ける

面接時に一番重要視している質問は「夢や目標は何ですか?」である。
しかし、本当に明確に具体的に夢や目標を語れる人は、ほとんど皆無に近い。
ある程度「幸せに暮らしたい」「楽しく過ごしたい」「将来独立したい」「素
晴らしいデザイナーになりたい」などという抽象的な夢や目標はあったとして
も、それを追求し具体化に5W 2Hに落とし込んでいる人はほとんど少ないと
感じる。夢や目標を持つ事は如何に重要か、と言うのは単純明快な答えである
が、それが自身の人生や仕事において楽しく充実した幸せな人生や職場生活に
おいて必要になる為であるからなのであるが、過去の自分の人生を振り返り、
自分の人生や仕事自体に「そんな大それた人生なんて必要ない」と思っていた
り、「最初から大きな夢や目標自体を諦めていたり」する人が多いのではない
だろうか。
私自身定期的に“静寂の中で熟考する時間”と言うのを大切にしているが、人
生や仕事や家庭や人間関係や経済面などを問い続けてみたらどうだろうか。
人は、それぞれが幸福になりたいのは、誰しもが願う事である。
その幸福とは、どの様なモノ(事)なのかも解っていない(自分で気付いてい
ない)人も多い様な気がする。
幸福な人生を歩むためには、あらゆる面で充実された生き方をする事であると
思うが、そこに“問い続けてみる”事は、とても大事な気がする。

○何を自分は本当に得たいのか?
お金か?本当にお金があれば幸せか?お金が自分を幸せにするか?
何を自分は本当は得たいのだろう?と問い続けてみる。それが目標の一助とな
るはずである。
○何を自分はしていきたいのか?どんな事をしていきたいのか?
自分のやりたい事をやる事か?自分の好きな事をやる事か?営業とか制作とか
という職種をしたいのか?恐らく営業とか制作とか事務とか広告業とかがして
いきたいだけではなくて、その事を通じて社会や未来や人に対して、自分の存
在価値を出したい、残したいのではないだろうか。

何かしら自分に問い続けてみる中で、見えてくる夢や目標がきっとあるはずで
ある。そして、その夢や目標を達成するために必要な事はどんな事かを見つけ
具体的明確な計画を作り出し、一歩一歩確実に得たい事やしていきたい事に近
づく事が豊かで充実した人生や仕事を歩んでいく事だと思う。

自分に問うてみる。問い続けてみる。

伝染

企業も人もそうであるけど、関係構築において必ず“伝染”という流通が起こ
る。企業間の取引もそうであるし、人間関係においてもそうである。
昔、私の尊敬する人から「調子の悪い人と遊んだり飲みに行くのは止めなさい。
」と言われた事があって、その時は「仕事は仕事で、調子の悪い人でも遊ぶの
は勝手だろう」と思っていたのだが、恐らくその人は“伝染”を危惧されてい
たのであろうと今となって思う。
企業取引においても伝染するという事を考えると、我々はどんな伝染を与える
べきであるのか?を考えねばならない。
人間関係においても伝染するという事を考えると、自分はどんな伝染を与える
べきであるのか?を考えねばならない。
成長する企業と取引すると、その恩恵もあって成長伝染を頂ける。逆に我々が
成長企業であると、取引するお得意先や業者さんもきっと成長伝染を与える事
が出来る。成長するという事だけでも社会へ貢献できるのである。
元気のある企業と取引すると、元気伝染を頂ける。逆に我々が元気企業である
と、関わる6方向全てに元気を与える事が出来るのである。それだけでも社会
や未来や人に元気貢献出来るのである。
人として楽しい自分を作り出す事が出来ると、楽しい伝染を人に与える事が出
来る。楽しい人といると楽しくなるのは、誰しもが経験されていると思う。
上記の逆で、悪い伝染も多くある。
衰退する企業と取引すると、当然衰退伝染を受ける。また我々が衰退すると、
お取引先や業者さんにも衰退伝染を与えてしまう。
元気の無い企業と取引すると、当然我々の元気を奪われてしまうし、我々が
元気の無い企業になってしまうろ、当然お得意先や業者さんの元気を奪って
しまう。
人としても暗い自分、愚痴ばかりの人と付き合うと、そういう自分になってい
くし、自分自身が暗かったり愚痴ばかり言っているとそれも伝染し、相手を暗
くするし、相手がどこかで愚痴を言う。
伝染とは企業間、人間関係において必ず起こる現象である。

P&Fはどんな企業であろう?
自分はどんな自分であろう?
今一度、自社・自分を客観視してみて、どんな良い伝染を与えようか?

力をつける

P&Fメンバーは本当に成長意欲の高い人が多い。そして、有り難い事に貢献
欲の高い人も多い。特に管理者(所長、リーダー)においては、愛社精神も
高くP&Fやお得意先や業者さんなどを含め6方向に対する貢献欲が高い。
そこがP&Fの強みでもあり、これまでの成長を支えてくれているのである。
ただ、その精神性だけでは今の課題である組織構築が完全なるものとはなら
ず、精神性に加えて管理者としての力、現場としての力をつけていかねばな
ならない。今の課題は“力が不足している”と言う事なのである。(これは
私の社長力が筆頭であるけど)
貢献したい、結果を作りたい、良いチームを作りたい、お得意先を満足させ
たい、業者さんに喜ばれたい、家族を大事にしたい、良い上司になりたい、
と決意する事や公言する事は簡単であるが、それを実際に出来るのかどうか
が課題なのである。
小学生が好きになる異性がいたとして互いにとても愛し合っていたとして、
「結婚したい」「一緒に暮らしたい」「相手を大事にしたい」と思っても、
言っても、その力(養う力)が無いから、結婚は出来ないのである。
だから、時間をかけて体力、精神力、知識、知恵を身につけていって責任を
果たす事が出来る様に努力せねばならない。

さて、その成りたい姿や目指すべき姿に対して、力をつけるにはどうすれば
良いのか?であるけど、それにはやはり徹底してその成りたい姿や目指すべ
き姿の当たり前を追求して“成り切る”事が1つのポイントではないだろうか。
ほとんどの人は、成りたい姿や目指すべき姿に対しては“どの様にすべきか”
が解っている。どうすれば良いのか、どうあれば良いのか、どう努力すれば
良いのか、どう人と関われば(接すれば)良いのか、が解っている。
しかし、そこには自身への甘えがあったり、努力した時の辛さや苦労が解っ
ていて、行動に移せなかったり勇気が無かったりするだけである。
本当に管理者としての力をつけたいと思うなら、管理者としての当たり前を
やり切る、成りきるだけである。(自己評価表のリーダー欄を満点取るだけ)
メンバーとして力をつけたいと思うなら、自己評価表で満点が取れるように
勇気を持って行動するだけである。
本当に力をつけたいのなら、その成りたい姿や目指すべき姿の当たり前に対
して具体的にやるべき事を決めて勇気を出してやるだけ、そして情熱と信念
を持ってやり続けるだけである。成せば成る!
そこに向かう途中にある大変さ、辛さ、しんどさなどに負けるな!