京都の演劇スペースP-actです。

今年初の『P-act文庫』でした~!

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昨年2月から始まった『P-act文庫』。
今回で12回目を迎えることが出来ました。
ありがとうございます。

それでは、ご紹介いたしましょう!

まず一番の読人は、今回ピンチヒッターを引き受けてくれた

 分寺裕美

  林 芙美子  『狐物語』


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山から降りた狐が初めて牛に出会い、人間に出会い、
狐は何も悪いことをしていないのに、人間は、はなから狐を人間を化かす悪いやつだと決めてかかって、捕まえられてしまう。
なんとか逃げ出して。。。
と、キツネ目線の素敵なお話でした。

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林芙美子といえば、あの森光子さんのでんぐり返りで有名な『放浪記』が思い出されますが、こんな素敵な話を書いてらしたんですね~。
アンケートでも、いいお話だと好評でした。



続いて2番手は、
『P-act文庫』初出演! 朗読初体験の

 マキノナヲキ

  伝承話 『吉四六さん』


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懐かしいですね~。
吉四六さん、子供の時に聞いたり読んだりしたことがありますよね。
豊後の国(大分県)の、名字帯刀を許された庄屋であった、
廣田吉右衛門がモデルとされているそうです。
吉右衛門が、なまって「きっちょむさん」になったようで、
一休さんとかと並んでとんち話で有名ですよね。
数ある伝承話の中から2編、読みました。

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まきの

ちょっと緊張していたようですが、
会場には笑いが起こり、
アンケートにも、もっといろいろ聞いてみたいとありました。
マキノ君、またご出演くださいませ。

司会の千種嬢との掛け合いも漫才のようでした。

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そして、ラストの読人は、

 飛鳥井かゞり

  大阪圭吉  『三の字旅行会』



昨年2月の第一回『P-act文庫』で、
大阪圭吉の『香水紳士』を読みました。
かわいい少女の話でしたね。
そして再び、大阪圭吉!

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大阪圭吉は鉄道ファンだったらしく、
前回同様、やはり鉄道の、駅の赤帽さんの話でした。
赤帽さんを知らない世代も多く、
軽トラの赤帽しか思い浮かばなかった人もいたようですが、
話は、巧妙な詐欺の話で、
皆さん、しんと聞いて下さいました。


実は、今回、予約状況が芳しくなかったのですが、
飛び込みで来られたお客様もいらして、
胸をなでおろしました。

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ありがとうございました。


終わって一安心して、記念撮影!

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今回の衣装の共通点は、
「和」、というより「作務衣」でした。
わかりやすかったですね。


今回のしおり~!

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そして打ち上げ~!

うちあげ

今日来てくださったお客様で、出演希望の方がいらっしゃって、
  (なかば強引に誘いましたが。。。)
4月・5月の出演者決定いたしました。
こんなふうに輪が広がっていくのは、とても嬉しいです。
ありがとうございます~!
どんどん広がって欲しい~ラブラブ


さて、

第13回『P-act文庫』は、
 2月23日(日)
  13時~ と 16時~


出演は、

 しんりょく
 アビルヤスフミ
 飛鳥井かゞり


初出演2名を迎えての第13回! 乞うご期待!!


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