放射線量減衰予測

テーマ:

5年後に10%以下 10年後には1%以下 20年後には0.01%以下

【福島原発80キロ圏内、1年で放射線量4割減 文科省】
http://www.asahi.com/tech_science/update/0301/TKY201303010390.html

福島第一原発の80キロ圏内
航空機やヘリおよび地表14万地点での、
2011年11月とおよそ1年後の調査を比べた結果、
空間放射線量が約40%減となったいう。

1年で40%減り続けるという前提で、
5年で、1-0.4=0.6 の5乗 ≒ 0.0778 5年後には10%以下
10年で 0.6 の10乗≒ 0.0064 10年後には 1%以下
20年後で 0.6 の20乗 ≒ 0.000036 20年後には、0.01%以下 となる

チェルノブイリでは20年で30分の1になったというから、
かなりの速度で、減衰するはずとは思っていたが
この数字は想像以上だ。

記事では 40%の中味を
放射性物質の核崩壊で減衰する分が21%、
風雨で80キロ圏外や海へ流出した分が19%とされている。

日本は急峻な地形に台風や豪雨が来て濁流が河川から海に流出する、

放射性物質の相当部分が海に流れ、長い時間をかけて海底に堆積していく。
そこでさらに長い時間をかけて崩壊していくと想定できる。
チェルノブイリは平坦な地形で
この自然条件で減る分が極めて少ないと考えられる。

また原子炉から放出された放射性物質の半減期が短いものが多いと減衰速度が速いが、

半減期が長いものが多いと遅くなっていく。
物質の全体の内容に立ち入ってみないと減衰の真の姿にみえないだろう。

チェルノブイリでは20年で30分の1になったということが真実とすると
減衰するのは1年で16%程度で
1-0.16 = 0.84 の20乗0.03059  約3%で ほぼ30分の1。

これにくらべると福島はかなり速く放射線量が減衰するのはまちがいない。

もうひとつの課題として
人工的な除染が、この減衰にどう寄与しているか、
除染は住居や公共施設とその周辺20m以内らしいが、
この区域内にある調査地点のデータだけ抽出した結果が見てみたい。

多額の費用をかけて除染をしているが、どんな方法がいいのか
貯蔵をどうするのか、検討の資料になるはず。


大震災から2年、何も変わってない、という声をきく。

それでも希望を持って、前向きに生きていこう、というと精神論のように聞こえるが、
根拠がある、時間はかかるがまちがいなく確実に状況は改善に向かう、

その時間のスケールを伝えたい、知って欲しい、と思う。

コメント(4)