こんにちは、浦入智子です。


昨日、「片づけ」の本をご紹介してから、

「カタづけ」
「カタづけ」
と、ブツブツ頭で唱えています。


食器が片付いていなかったり、本を読んだそのままになっていたり、


はい。
わたしはルーズな女です。。。。


そんな事は、すべて、
「カタをつけていない」

即ち
「終了していない」
「終了したくない」
ということ。


実は、
この思考に至るのに、随分昔のことですが、思い当たることがありまして、
うーんとね、
上手く書けませんが、
なんだかしっくりなんです。



なんのこっちゃ?ですか?
ま、なんかスッキリしたのなら、いいでしょう!
(たとえ、2.3日でも(笑)))





さて、さて、
世間では「男の子の育て方」と「親の責任」「過保護」について、
熱く論議されていますが、

私も現役の男の子のお母さんです。


子育てには、
「母性」と「父性」が必要だと、
尊敬する河合隼雄先生から教わりました(本だけど)



Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 (朝日文庫)/朝日新聞社
¥540
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これね、
もう、大好きな本です。


私の大好きなコトバ、
「何もしないことをする」も、
この本で、河合先生に教えてもらいました。


で、
少し本の内容をご紹介しますね。






父性原理 
これは、「切る」「区別する」
すごく極端に言うと、「しっかりせんヤツは、我が子でも殺す」というくらい厳しいもの。


母性原理
反対に「受け容れる」「守る」
「どんなに悪うてもうちの子や」
「無茶苦茶やったってかまへん。あんたほど好きな子はない」



子どもが育っていくためには、父性も母性も両方いるんです。


これは、男親が父性、女親が母性とは限らない。
一人が両方持っても構わない。
お母さんひとりに育てられても立派に生きている人はたくさんいる。


父性も母性も、一人の中に両方持っている、とも言えるので、やったらいい。
ただ、やるんだったら、命がけでやらねばならない。
自分の子でも、「しっかりせんやつは殺す」ぐらいの父性を持てるかどうか。
そして、そのときにはそれを補償して母性を引き受ける人がいないといけない。



詳しくは、「こころの子育て」で♪







うん、

久しぶりに読みましたが、
唸ります~~~


「しっかりせんやつは殺す」


って、、、、
ビックリですか?



でも、
きっと、子育てを終えられた方は
このコトバに深く納得されるでしょう。



日本は母性神話が強いように感じます。


しかも、
イクメンと言うコトバもできて、
それが、母親×2人みたいに、なっている場合も多く


もちろん、一概には言えないってことも十分わかっておりますが、

総じて
どんどん、母性のみちへまっしぐら~
・・みたいになってきているな、と。



でもね、
子育ては、優しいだけではダメなのです。



ココロの奥深くに、ちゃんと人としての厳しさを持っていなければ、
人は育ちません。
(これは、罰の厳しさではありません。人としての厳しさです)



それくらい、
腹を据えて、
開き直って、向き合うのが「親業」です。



ホンマ、
命がけです


私も、
何度も、命がけで(その位の気迫をもって)子どもたちと関わってきました。

いつもではないのです。
でも、いざ、という時、
その「瞬間」に

こころが真剣であるか?
こころがどこにあるか?


子どもはいつも親の本気を見抜いています。



河合先生の本は、
大切なニュアンスやこころの機微が満載ですが、



実践となると、
どんな気持ちで、
どのようなコトバを伝えたらいいのか?
本当に、ちょっとしたニュアンスで、意味がガラリと変わるので、
完全に体得するのは、時間がかかると思います。



なので、
心理学初心者のお母さんのための
具体的な関わり方は
やはり親業の方法に則ってするのが、一番の近道じゃないかな~と
思います。



「教育者」や「精神科医」でなく
「臨床心理学者」がつくった親業は、


頭でわかっているけどココロが拒否してる


という、現代人の最大の矛盾点・ストレスを及ぼす
「ココロの科学」から子育てを紐解くものです。



親業的に言うと、
対立が起こった時に、子どもの言いなりになるのは、
「第2法」的な関わりで、
子どもの成長に、悪影響があると考えます。








どんなに深い愛情を注いていても、
子どもの立場からすると、
全く別の見方があるのです。


そして、
親という名の下で、
やってはいけない過ちを犯しているとしたら????
親の愛は逆効果になる可能性があります。



ああ、
もったいない(泣)



本当に子どもの為を思うなら、



子どもが、
自分で自分を律する力、
即ち
自己規律を育てる事が本来の子育ての目的なのではないでしょうか?



悲劇を繰り返さないために、
教育の力が必要だと思います。





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