美紀

あなたは人を育てる時、
何を思い、何を考え、何を感じ生きているのでしょう。
この物語で考えて欲しいことがあります。


子育て中のあなたと、子育てが終わったあなた

そして、人を育てることに関わるすべての方に…。

---------------------------------------------------

大正の母から昭和の母が生まれ、

そして平成の母が今ここにいる。


何がどうなってこのようなことになるのだろうか。

輪廻転生というけれど、人の思いもはたしてそうなのであろうか。


人の心が荒廃している今の日本。

一人の人間を社会へ送り出すという使命を忘れている親達。

『子は宝』、『子はかすがい』


今一度見直して欲しい親の立場であるあなたに。

子供の前では完璧な親であれ!!!

この言葉の深い意味を今から始まる物語で感じることでしょう。


1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2009年11月18日(水)

義姉の店

テーマ:児童期(低学年)
彼女の義姉達との初仕事の日がやってきた。
お店はすでにオープンしていて、お客さんの入りもよさそうだ。

人手が足りずに往生していた義姉の店は
今日から彼女が入ることにより少し落ち着くのだそうだ。




その日は旦那も夕方早めに帰ってきていた。
子ども達も食事を済ませ、お風呂に入って寝るだけの状態だった。

「じゃあ、行ってくるけんね。」


「うん。いってらっしゃ~い。」
「いってらっしゃあい。」



子ども達はその後すぐに、旦那とお風呂へ入った。
そしていつものように、すぐに眠りについた。

















それから3時間くらいして、彼女が帰ってきた。
旦那は寝そべってテレビを見ていた。


「ただいま。」

「早かったな。」



「お店も12時で閉めんさっけん、
 あとはお義姉さんだけでよかていうことやけん。」




旦那はまた視線をテレビへ移した。


こうして週2回、旦那が家に帰って来る日を
義姉の店の手伝いにあて、生活の足しにするようになった。

そして子ども達も、週に2回だけのお留守番なら
平気でできるようになっていた。



しかし、週に2回ではすまなくなってきたのである。







旦那は彼女が稼いだお金を当てにしたのか、
以前よりも手渡す給料の額を減らして持ってくるようになったのだ。

おまけに彼女が仕事に行く週2回の日も
帰ってこなくなっていたのである。

義姉の店はそれからだいぶ繁盛し、
彼女の週2回をもっと増やして欲しいとの要望さえ入ってきた。

もちろん他の義姉たちも週2日では稼動しないため
週3回、4回は当たり前のようになっていたのである。
おまけに時間も12時近くまで。





彼女は考えた。

生活のこと。子ども達のこと。旦那のこと。


















そして下した決断は
































店に毎日入るという答えだった。



同じテーマの最新記事
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
powered by Ameba by CyberAgent