忙しいママこそ必見です！
フルタイムワーママでも1日5分♪
こどもとの触れ合いの時間に学びをプラス！
楽しく遊ぶように学ぶ家庭学習【親勉】インストラクターたなかようこです。

あまり写真の整理などをマメにするほうではないのですが
先日、PCをいろいろ見ていたら、
息子の赤ちゃんの頃の動画がぎっしり詰まっているフォルダを見つけました。

ムスコはすでに6歳。
もうどんなに願っても戻らない、赤ちゃんの息子がそこにいた。

本当に、つい先日のことのよう・・・。

かわいい～～～かわいい～～～～
かわいすぎるわ～～～～～～
と次々見ていくうちに。

↑スカートをはいた私の膝の上でこどもをあやす私の左手。笑うこども。

涙が止まらなくなりました。
何とも表現しづらい、苦～～～い感情がよみがえってきて。

というのも

産後～1歳4か月で復職するまでのことは、
実は正直、思い出したくもないんです。

母乳のこと、パートナー、実親、義親・・・
なんだか一人で抱えすぎて、
誰も私が大切にしたいことをわかってくれない！（と思い込んでいた）と
辛い思い出のほうが多かった。

できるだけ母乳で育てたい、だけどうまくいかない。
乳腺炎、寝不足、赤ちゃんの体重の増えかた、初めての育児。

有名な母乳マッサージ屋さんに何度か通い、幸い母乳がしっかり出るようになったかなあ？
と思っていたある日、「あなたのおっぱいだけで足りるわけがない」と
義親に言われました。

相当ショックを受けた私。
気にしていたことズバリだったからだと思う。

（今思えば、単に母乳がうまくいかなくて悩んでいる私に、
気軽にミルクを足せばいいんじゃない？という提案だっただけのこと・・・。
必要以上に落ち込むのは、産後だからだね、と今ならわかる。
でも当時は到底無理な心境だった。）

そしてちょうど職場の環境が変わってストレスフルな夫。
そんな夫を気遣う余裕なんてなかった私。（あるわけない）

夫もかなり大変な時期だったので
産後にひどく怒らせたことがあり、
それ以降「おむつ買ってきて～」のたった一言も、言えなかったのですよ・・・。

これは、批判しているというよりも

その当時、私が勝手にそう感じていただけのこと。

赤ちゃんと私のこと、いつだって心配してくれていたはずです。

その数日後、実家から母がヘルプに来てくれました。
（その母とも、ちょいちょいぶつかっていたいたわけなのですが）

ちょっと一人で外に出ておいで！と言ってくれて
近くのスーパーに買い物に。

まあ、気分転換に、と言ったって
事前に調べ上げた「おっぱいにいい食べ物」をウロウロ見ているような状態なので相当追い詰められています。

たまたま、陳列棚に並ぶ「乾燥小豆」を見かけたところで、
赤飯を炊くのが好きな義親を連想⇒「おっぱい足りるわけない」を思い出し、その場に立ちすくんで動けなくなりました。

買うものは、いくつかカゴに入っているけれど。
この場を去ろうと思っても、レジに行けないのです。

小豆の袋を見つめたまま、
たぶん、30分ちかくその場で泣いていたのだと思う。

全然帰ってこない私を心配した母が、息子をだっこして探しに来てくれて、
よろよろと家に帰った。

・・・・・・・・・・・

産後の一番ピークにやばかった頃ですね・・・。
大なり小なり、こういったギリギリの状態で数か月間は過ごしていたと思います。

その後、
本気で「産後クライシス」をググっていたところ
「あ、男の人ってほんとに言わないと気づかないんだ」
「というか、母子に何をしたらよいのか、単にわからないだけなんだ」
ということを悟り、
ものすごく具体的にいろいろお願いするようにしたら、
お願いしたことは忠実にやってくれた。

それこそ、
「ゴミ捨てをしてくれた後は、
　次使いやすいようにごみ袋をかけるところまでがゴミ捨てだと思う」
というところまで伝えるわけです！！

なんだ、そういうことだったのか！
この辺からタガがはずれていきなり人使いが荒くなり、

復職もして、やっぱり仕事は好き・・・で
少しずつ、
さらに強くなってワレを取り戻していったわけです・・・。

元来、かなりサバサバしていると言われ、
ニコニコしてるけど、気は強いよねと言われる私。

夫がおり、

近くに夫の親がおり、
2時間で来てくれる実家の母がおり。
だけど、こうなりました。

産後は、思い出したくもないほどつらかった。

36歳初産で、それなりに社会人経験も積んだ後。
そんな経験は赤子を目の前にして、
何の役にもたたなかったのです・・・・・・！

今では、どうしてこうなってしまったのか。
まったくわかりません・・・。

けど、これが私にとっての産後の現実。
妊娠中にもっと予習しておけば何とかなったのか？

それもわかりません。

今なら
「あなたのおっぱいで足りるわけがない」と言われたら
「ミルクは足してるし、順調だよ。母乳のことは
私がやりたくてやっているから、ただ応援してほしい」
って言えます。

おむつがなくなりそうになったら
ネットで定期配達便を頼んでもよいし
「出かけるついでに買ってきて？」って頼めばいい。

で、冒頭にもどりますが
その当時の動画を見ているとね、
毎日いっぱいいっぱいだったはずの私が
かわいい盛りのムスコを目の前に、
あまりにも可愛いから撮っておこう♪って撮った動画。

同じアングルで、
明るく、明るく、ニコニコ笑顔で

いろんな言葉を話しかけながら
ムスコをあやしてるんだよね。

なんかもう、明るくムスコに笑顔を見せてる自分を思いっきり抱きしめてあげたい気持ちになりました。

辛かったよね、頑張ったよねって。

誰にでも、頼ってよかったんだよって。
めっちゃ可愛い息子に育ってるよって。

それから。

その息子の瞳には、
いつもこんな近くの距離で
ニコニコと話しかけている私がいたんだな。ってこと。

ブーーーーーー
バーーーーーー
コチョコチョコチョ～～～
お母さんの話しかけに、
キャッキャキャッキャ
って笑ってるシーンばっかりで。

お母さんが、
笑っていてくれることが嬉しいんやね。
ほんとにあなたはママのことが好きなんやね・・・・。

・・・・・そんな気持ちが全部ないまぜになって、
かわいい～～～～かわいい～～～～

と夫と一緒に見ていたら。

気がついたら私だけが、泣いていました。

で、この感情は、あえてパートナーとシェアしなくてもいいと思った。

話したってわかんないし。
母である私の特権です♪

辛かったあの頃には絶対に戻りたくないし、
精一杯やりきった。後悔も反省もない。

誰も悪くなかった。

初めての育児に、頑張りすぎた自分。
そのあと、切り替えができた自分。
こんな感情を知っているなんて、すごく誇らしいことだ、と
今、思えたことが新鮮でした。

まったく美談にはしたくないんです。

二度とこない新生児～赤ちゃん時代。
少しでも辛い思いをするお母さんが減りますように・・・。
産後クライシスって検索するお母さんが減りますように・・・。

それ以来、身近な人には、こう伝えています。

プレママには
「パートナーにやってほしいことがあれば、
察してほしいなどと考えるのは時間の無駄。
ものすごく具体的にお願いするといいよ」
プレパパには
「産後から首すわりまで、赤ちゃんの世話だけをするんじゃない。
妻のメンタルを支えられてこそ、パパになるってことだ！！」

5歳になった息子。

毎日、ママと遊びたいって言ってくれる。

時には、今は言わないほうがいいな。って気をまわしたりもできるようになってきた。

赤ちゃんの頃から、息子は何にも変わっていない。
「ママが好き」って言ってくれて
ほんとにありがとね。

ママもあなたのことが大好きなこと、何にも変わっていない。
「大好きだよ」
シンプルな真ん中の気持ちは、それだけだね。

長い文章を、読んでいただいてありがとうございました。

楽しいはずの育児を楽しめていないママへ。

「正しさ」より「楽しさ」という言葉が私に気づきをくれました。
思考のチェンジ・こんな見方もあるよっていうヒントをお伝えできるかもしれません。

・・・・・・・

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産後の暗黒。だけど、こどもが伝えたいのは「ママが好き」だけ。