2006-04-19 05:55:31

「萌えよ!戦車学校Ⅱ型」

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お久しぶりでございます。


そして久々なのに、歴史ネタではない本で恐縮です;

が、これも僕にとっては大事なジャンルの本ですので、やはり記録を残すことにいたしました。

ミーハー者とお笑いください。


さて、この表題作の前作は、去年ブックレビューを書いたような記憶があります。


見た目は相変わらずアレなんですが内容はいよいよ充実していて、ミリタリー・ビギナーの諸兄も、軽いマンガと読みやすい本文の一冊で二度オイシイこの本と戦車の世界の虜になること請け合いです。


これは野上先生と田村先生、どちらが欠けてもうまくいかない企画だと思います。

野上先生のプライドをかなぐり捨てた吹っ切れ方と、田村先生のそういう世界に対して理解を持ちつつも音はマジメで丁寧な解説。

この最強のタッグがあって初めて成功した企画なんであって、決して「萌えさせときゃOK」的な安直な発想で作られた本ではありません。


…と本文に書いてありました;


本人の言い分ながら、けっこう当たってると思います。

まぁ「類似品にご注意ください」ということですね^^


今回は各国の戦車の歴史と機甲部隊の編成、それにちょこっとお色気入ったピナップなどから構成されております。


ええい、面倒だから絶賛してやれ!

ああ、面白かったですよ!

悪かったですね!

切れてるし;


オススメです。



まんが:野上武志

   文:田村尚也

出  版:イカロス出版

価  格:¥1619

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2005-10-01 02:59:02

「萌えよ!戦車学校」

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最近こういうオタクっぽい本が多いなぁ。

まぁ僕だってオタクには違いないし、いいか。

減るもんじゃなし。

なんか脳に優しそうなスイートな企画なので、吸い寄せられるように買ってしまいました。


ところが、中身を見てびっくり。

見出しのちょっとしたマンガ以外は、マジメな戦車の基礎知識入門書でした。

僕は戦車の知識といえば、「大戦略」以外では「週刊ワールドウェポン」とか「戦車マガジン」を飛ばし読みしたくらいの知識しか持ってないので、基礎知識の拾いこぼしを総ざらいするのに大変役に立ちました。

これは予想以上というべきか、それとも期待はずれというべきか…(笑


特に前大戦での日本戦車の系譜についての記述は、僕にとっては新鮮でした。

九七式中戦車の最終形が三式中戦車で、四式中戦車はまったく別設計であること。

「大戦略」ではM4シャーマンⅠとほぼ同戦力とされていたが、実際はやはり劣るであろうこと(これは写真を見て自分で判断したことですが;)。

漠然と工業力の差と考えていた優劣の決め手は、具体的に量産体制の遅れと積載戦車砲の開発の遅れであったこと…。量産については、生産性こそが真骨頂だったM4と比べるのは酷なことなのかもしれませんが。

何より四式中戦車の写真を初めてみました。

ゴツくてかっこいい…。


メジャーなソ連やドイツの戦車に比べれば物足りない感じもしなくもありませんが、我等が日本もこんな戦車を一応は開発していたんだという感慨も一方でありますね。

軍事予算が国家予算の8割を占めるという異常事態の中でのことですから、かなり無理な背伸びだったことは間違いないんですが…。


本も見かけによりませんね。

面白かったです。


文:田村尚也

マンガ:野上武志

イカロス出版

¥1619+税

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2005-09-12 17:21:01

「ライトノベルキャラクターズ 完全ファイル」

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最近ちょっと必要があって歴史とは無関係の本を優先的に読んでます。

ああ、アイヌが、マハーバーラタが、中国の秘密結社が読みたひ…(-_-;


さて、宝島社から出たこの本、いわゆるアキバ系ライトノベルのキャラをビジュアル込みで網羅しております。

どういう基準で選抜したのかイマイチ謎なんですが、ともかく最近のこの業界のキャラ事情はおおよそ分かるようにできております。


…なんと言いますか、例えば、目がくりくりとして大きな美少女が転校して来る。

たまたま隣の席に座ったその子は成績優秀で運動万能で、ついでに世界最強の秘密組織の司令官だったりするわけです。

「かわいいのに○○だ」

ここですね、要点は。

まず「かわいい」。

あとは出来るだけ現実離れした能力を秘めているほど良しとされます。

もちろん設定だけではダメで、それをいかに活き活きと描写できるかが著者の力量が試される部分というわけです。


「だからどうした」

そんな皆さんの声が聞こえてくるようです。

しかし、アキバ系だからといってバカにしてはいけません!

かくいう僕もかつて…いいえ、余計なカミングアウトは控えておきましょう。


さすがに宝島社は目の付け所が違います。

入門書としてオススメかもしれません。


¥1333+税

宝島社

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2005-08-06 05:56:23

「図解雑学 孫子の兵法」

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恥ずかしながら、実に2ヶ月ぶりに近い書評の更新であります。

しかも、当初の予定を全て無視し、「孫子の兵法」であります;

まぁ見苦しい言い訳は止しておきましょう。


この本を読んでいると「なるほど」と納得するにつけ、無性に試してみたい気にさせられます。

が、そもそもこの中には「戦で勝つ方法」しか書かれておりません。

一見すると「戦わずして勝つ」なんていう言葉もありますが、これらは全て自分をより優位に立たせるための謀略であって、決して不戦・非暴力主義の類ではないことはすぐに分かります。


「勝つことより、もっと大事なことが沢山ある」ということを知った上でないと、ちょっと危険な書かもしれません。


純粋な読み物として、一種の「攻略本」として面白いと思います。



ところでこれは余談ですが、僕は昔からゲームが好きで半ば趣味としてやっているのですが、最近のゲームは「攻略本」がセットになっているようなむきがあって嘆かわしいです。

昔は攻略法など自分で編み出したものですし、そこが面白さの一面でもありました。


もちろんゲームをより楽しむためのガイドブックというあり方は有効だとは思います。

しかしその主たる理由は、やはりメーカーや関連出版業の「経済活動」ということに尽きると思います。

攻略本が無いと、攻略に数ヶ月もかかってしまいそうなゲームというのは、事実上セットになっていると言ってよいと思います。


発売日に同時に発売されるガイドブックを、ゲーム本体が面白いかどうかを確かめもせずに同時に買ってプレイする…。

最早ゲームを楽しんでいるのか楽しまされているのか分かりません;


ゲームというのは、結果を他人と競い合うためのものではなくて(そういう楽しみ方もありますが)、基本的には個人が内容を楽しむためにやるものです。

この側面を忘れてしまうと、メーカーもファンも不幸へとまっしぐらだと思います。


水野 実

ナツメ社

¥1350

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2005-05-15 20:52:41

「傭兵の二千年史」

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国民皆兵の時代に強盛を誇り、富と貨幣経済がもたらされるに従って傭兵へと切り替わり、そしてやがて没落してゆく。

欲望と不安の悪循環に陥り、一度軍国化して富を享受した国家は必ずと言っていいほど滅びるまで暴走を止めることは無い。

富の陰には貧困があり、栄華の陰には衰亡がある理ですね。

そう考えると、ちょっとお隣の国の動向が気になってくる気がしなくもありません。


人類が物心ついた時から脈々と続く営みの一幕に、必ず現れるこの傭兵という存在。

そういう目で見ると、また一味違う感慨があります。


映画「グラディエーター」では、敵の野蛮人として「ゲルマン人」が描かれていました。

しかし帝政の頃には、彼ら「ゲルマン人」の傭兵はローマ軍になくてはならない存在になっていたそうです(^^;

あの「うぉ~うぉ~」という雄叫び…(笑

原始人と言ってもいい連中が、最強を誇ったローマ軍を支えていたというのは、ちょっと想像したくない光景かもしれません。


そういえば我等が「自衛隊」は職業軍人なので「傭兵」ということになりますが…。


菊池良生

講談社現代新書

680+税

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2005-05-07 10:11:17

「世界史に消えた海賊」

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これは自分のような初心者が読むための本であって、その道のベテランの方ははっきり言って食い足りないと思います。


「パイレーツ」「コルセア」「バッカニア」「私略船」などの用語、海賊を扱った作品などの解説から、これまでの歴史上に登場した海賊達を要約してポイントを説明してくれます。

また「倭寇」にも触れ、研究がこれまでなかなか進んでこなかった経緯などがまとめられています。

「週刊少年ジャンプ」で連載中の「ワンピース」にまで触れています。


バッカニアというのは、元々地中海の島などで、新大陸と欧州を往復する船などを相手に燻製を売って生活している人々の総称なのだそうです。

彼らは、もともと船員として働いていた連中が、仕事が嫌で逃げ出したような人が多くて、目の前を金目のものを満載した船が通り過ぎるのを見ているうちに、自然な成り行きで海賊になっていったんだそうです(^^;

「自然な成り行き」て。


まぁでも、当時の海上生活たるや悲惨なものだったらしいです。

ウジが湧いた食べ物を食わなきゃならないし、仕事はハードだし、上司は下っ端を奴隷のように扱うし、見返りは少ないし、場合によっては2~3日食うものが無いなんて当たり前だし…。

元々やりたがってやる人間なんていないものですから、港町の酒場などで「船員狩り」をして無理やり連れて行くこともしばしばだったそうです。


武光誠

青春出版社

730円+税

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2005-05-06 19:46:01

「中国の海商と海賊」

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この両者の関係がどれほど深いかを説明しますと、昔は「有力海賊=有力商人」だったと言えば分かりやすいかもしれません。

つまり海路を制すれば、莫大な利益を生む海上交易の利益を独占できる訳で、昔から商人同士の勢力争いが激しかった訳です。

その中で淘汰がなされていった結果、上記のような図式が成り立った訳で、海商と海賊が分業されたのはバッカニアなどの例を除けば割と新しい時期な気がします。


いや、現代でも海賊はいて、やっぱり同じようなことをしています。

目的は金品ばかりでなく時には思想的なものも含まれますが、結局不法を働いて利益をせしめるという手口は今も昔も変わりませんね。

「平等」と「公平さ」は両立しないということを理解していない人は、世界にはまだまだ沢山いるようです。

ま、ヤボな話は置いといて…。


もちろん、これには「倭寇」として恐れられた日本の海賊も含まれます。

ちなみに「日本の」とは言っても、後期倭寇の大半は中国人だったということは結構有名な話ですね。

いずれにせよ彼らが、実は外交の場で「コーディネーター」的な役割を果たしていたらしき事実があり、これまた興味深いです。

これが事実だとすると、大昔の外交は、実は人間同士の高度な駆け引きが介在する凄い現場だったのかもしれません。


現代なら、相手がどういう人間であれ、社会的体裁というものがありますから「外交」という現場に持ち込んでしまいさえすれば外交官の勝ちです。

けれど、大昔はそれがありません。

外交官は、モノホンの海賊とガチンコで交渉する訳です。

それでも彼らの手を借りることが最も手っ取り早かったのでしょうから仕方ありません。

気の毒に…(^^;


でも、彼らは商人でもあったので、案外話の分かる相手だったのかもしれません。

もちろん、こちらがそれなりの見返りを提供できれば、の話なんでしょうが…。


松浦章

山川出版社〈世界史リブレット63〉

729円+税


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2005-05-06 16:59:06

「絵巻 水滸伝  梁山豪傑壱百零八」

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「絵巻作家」正子公也氏による、梁山泊天導一〇八星のCG画集。

理系の経歴ながら寺沢武一氏に師事するなど、異色の経歴を持つ。

最近は光栄のゲームでも度々仕事をしています。

何と言っても初登場「水滸伝~天導一〇八星~」のOP・EDのインパクトは絶大!

これはほとんどコラボと言っていい感じで、元々あった梁山泊の豪傑の絵巻に光栄がラブコールして実現したっぽい。


OP・EDの製作も正子氏が手がけているんですが、特にEDの出来は過去自分が目にしたゲーム系のムービーと比較しても最高なんじゃないでしょうか。

絵、演出、音楽(光栄による)、どれをとっても凄いです。

他の仕事(三国志など)は、正直いまいちな感じが…

この人はやっぱり水滸でしょう。


日本人は昔から、何かこの「水滸伝」という物語に惹かれるものがあるらしく、特に任侠の道で好まれて引用されてきました。

なんとなく、昔の講談を題材にした映画を彷彿とさせる部分がある訳ですが、ここを突いてるとこが隠し味として効いてますね。


正子公也

グラフィック社

2800円+税

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2005-04-28 18:01:17

増補版 標準世界史地図

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 僕は「地図」というものは引用しやすくてナンボのものだと思います。

 それが道に迷った時であれ、本を読んでいる時であれ、傍らに置いてちょちょいと索引できるようでなければいけません。

 それには、いくら詳しくても「分厚い上にハードカバー」では困るのです。


 そこで色々吟味した結果、受験生が世界史の勉強に使うこの地図帳におちつきました。

 付録や索引を含めて総ページ数が82ページあまり。

 この薄くて横に長い地図帳に、歴史に登場する地名が時代ごとにぎっしり詰まっています。


 地名や偉人が辿った軌跡などを眺めていると、大して勉強してもいないのに不思議とあれこれ空想できて面白いです。


吉川弘文館

亀井高孝・三上次男・堀米庸三 編

¥600+税

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2005-04-27 19:41:07

蝶の戦記 上・下

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寝床を掃除していると、以前夢中になって読んだ忍者活劇が出てきました。


魅惑のくの一・於蝶が戦国~姉川の合戦を舞台に縦横無尽に大活躍する。

要所で惜しみなく女の武器を使う於蝶。

まさに大胆不敵^^

自信満々なところがかっこいい♪

きっとハセキョーのような顔してるんだろうなぁ←願望


怪人「杉谷のおばば」の裸身を「干物」とバッサリ形容する池波正太郎の粋もうれしい。

「食」への独自のこだわりが有名ですが、こういったユーモアの効いたシンプルな形容も捨てがたく小気味いいです。

時代娯楽小説のジャンルは、やはりこの人をおいては語れないものがありますね。


以上、ちょっと古い本を出してみました。


文春文庫 い45・46

各480円


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