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【恋と愛の違い】
たまには恋愛について話していきたいと思います。
よく恋と愛の違いに説明を求めた時にこのような答えを聞くことがあります。
恋：一方的なもの、一人で出来るもの、性的な感情、自分の思い通りにしたいと思うこと
愛：相手からも想われるもの、二人で成り立つもの、尽くすこと、与えるもの、もらうと嬉しいけど、もらいすぎると重いもの
この中で愛とはもらい過ぎると重いものという定義が出てきますが身に覚えはありますでしょうか？
次の中でこの定義に当てはまるものはどれでしょう？
A、敵国同士の王子と姫がお互いに想いあっている。しかし二人が一緒になるのは到底不可能。それでも王子は姫を求め続けて最後には姫の父から暗殺されてしまう。
B、電車の中で出会った女性の乗車時間を調べて毎日一緒の車両に乗り、ひたすら熱い視線を浴びせる。彼女の安全の為という口実で自宅まで尾行、そして部屋に隠しカメラを設置して24時間見守り続ける。寝る間も惜しんで。
C、魔法少女まどか☆マギカでほむらはまどかが円環の理（全ての魔法少女を救う神）にならないように、その記憶を奪った。そして自分のそばにずっといてくれる普通の人間に戻す。人間として生きるごく普通の幸せを犠牲にするまどかの覚悟をほむらは受け入れることが出来なかった。世界を救う役割よりも自分のそばにいて欲しい。そのどす黒い愛が世界を支配する力へと繋がった。
まずBは却下ででしょう。相手が本当に嫌がっていたら愛とは言えないので。ストーカーはある意味最強の恋の形かもしれません。
AとCはどちらも愛のように見えます。
しかし、２つの愛には違いがあります。
Aは両者のゴールが結ばれて結婚するというもので同じですが、Cは二人のゴールが互いに異なっています。
ほむらはまどかとずっと一緒にいたい、まどかは世界中の魔法少女を救いたい。もちろんほむらのことも好きだけど自分には役割があるというスタンスです。ほむらはそれが許せない。そんなことの為に自分の人生を犠牲にしないでと思っています。
この場合愛のなかに利己的な恋も混ざっているのでどっちの要素も満たしています。
なので私の結論としては恋、愛、恋愛という３つの状態が存在してお互いが別のものに変化することもまたありうるということです。
Aのケースで王子の変態的趣味が発覚したことで姫が幻滅し、愛から王子の一方的な恋になることもあるし、Bのケースでストーカーが偶然夜道で襲われた女性を命がけで救うことで愛に変わることもあるし、Cのケースでまどかが神なんてめんどくさいわーって言ってほむらと一普通の人間として生きれば純粋？な愛になります。
太古から恋愛が人々の人生にドラマを生み出してきたのはそれが単純なものでは無いからだと思います。
恋愛が存在するときにはとてつもないパワーが発揮されます。それは正でも負でも違いはありません。エネルギーをとても使う。感情のコントロールが利かなくなってしまう程になってしまうこともあります。だからこそ恋愛は必要です。人間の原動力の源といっても過言では無いでしょう。
昨今草食系が増えて、恋愛に関心が無い人が増えていると言われますがかなり危険です。
エネルギーを発していないということです。このままでは日本経済は奈落の底に陥ってしまいます。
日本人はもっと恋愛をしろ！それも与え、貰い過ぎるくらいの！今日言いたいことはそれだけです！
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