鳥取県 高田酒造&太田酒造&諏訪酒造&福羅酒造&北条ワイン!
連休を使って回った鳥取の旅もおかげさまで充実の内容となりました。
今後のottimoにも大きな成長を与えてくれる旅になったと思うので久しぶりにブログに綴ろうかと思います。
まず何と言っても今回の旅はすべて此君を醸す高田酒造の高田杜氏なくしては語れません。
高田杜氏、3日間の貴重なお時間を本当にありがとうございます!
鳥取に着いてまず向かったのはもちろんこちら。
鳥取 此君
倉吉と言う白壁土蔵の街並みが風情漂わせる街の一角にある高田酒造さん!
此君と言う銘柄で、ottimoではもうすっかりおなじみですね。
文化財にも指定されている歴史あるたたずまいの小さな蔵で醸される此君。
蔵を一通りご案内して頂きいざ試飲スタート。
今年の8本の仕込みで生まれたお酒と熟成したお酒をいろいろと。
此君らしい味わいとは何か、そして熟成による旨みの出方などしっかりと勉強させて頂きました。
余談ですが、週末は杜氏のお父さんが打つ手打ち蕎麦を蔵の店頭でお出ししているんですが、これがまた美味い♪
旅行好きな方は山陰本線でのんびりとした電車の旅の途中にぜひ倉吉に立ち寄り高田酒造さんへ♪
鳥取 北条ワイン
高田酒造を後にして向かったのが北条ワインさん。
見学等は行っていないとのことでしたので、店頭でワインを買えればと思ってアポなしで訪ねたのに醸造責任者の方がしっかりと対応してくださりお話しをいろいろと伺うことが出来ました。
鳥取の葡萄の生産、北条ワインさんの葡萄造りの歴史の長さにはびっくりしました。
海に面した北条砂丘の土壌が生み出す良質な葡萄を丁寧に醸された北条ワイン。
普段は入荷できないラインナップのワインを仕入れさせて頂き、11月1日に解禁される北条ワインヌーボーも予約させて頂きました。
鳥取 辨天娘
2日目は車で鳥取東部へ。
鳥取市街から南に下った山奥の若桜町で辨天娘を醸す太田酒造さんへ。
小さくコンパクトながらも使い勝手の良い蔵で丁寧に仕込まれる辨天娘。
お米は地元の若桜町の自社田と契約農家さんのものにこだわっています。
お燗にして冴えわたる美味しさはきき酒をしているとお料理を欲しくなるまさに食中酒。
面白い取り組みは地元の大根、きゅうりを使った蔵で仕込まれる奈良漬け。
じっくりと時間をかけて仕込まれた奈良漬けの酒粕は飼料として使われまた土に帰っていく。
地元に対する愛情が伝わってくる地酒蔵です。
鳥取 諏訪泉
太田酒造さんから西に山を越えたようなところにある智頭町にある諏訪酒造さんへ。
諏訪泉のお酒との出会いは無濾過生原酒のガツンとした味わいのお酒でしたが、実際は火入れの熟成酒に力を入れていたんですね。
熟成による味わい深いお酒をいろいろと利き酒させてもらいました。
お燗によってさらに膨らむお米の味わいと熟成香がたまりませんね。
これからのottimoの熟成酒のラインナップがさらに面白くなりそうです。
鳥取 山陰東郷
3日目は倉吉からすぐの東郷温泉がある湯梨浜町の福羅酒造さんへ。
山陰東郷を醸す福羅杜氏とじっくりとお話しさせて頂きました。
「いまは若いお酒しかないからなぁ」なんて言いながらも蔵からしっかりと熟成されたお酒も探して頂いての利き酒。
若いお酒ももちろん美味しいですが、熟成酒の旨みもやはり素晴らしい。
冷や、熱燗、燗冷ましと一つのお酒を温度帯を変えて味わうとそれぞれの味わいの変化があり、合わせたくなる料理も変わってきます。
濃醇な旨みの甘口、キレのある辛口それぞれの個性が光っていました。
3日間で回った4蔵元さんとワイナリーさん、それぞれで気に入ったお酒を仕入れてきましたので、明日から順次ご用意させて頂きます。
また、おつまみも太田酒造さんの奈良漬けや鳥取名物のちくわ、スイカの醤油漬け、地物の里芋、地元では白ハタと呼ばれるハタハタの一夜干しなどもご用意。
明日は鳥取の魅力を満喫してください。