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2008-12-17 23:47:02

ゼロ金利政策から量的緩和政策に 米国はデフレスパイラル目前か?

テーマ:金融

オツカレです。


米国の金利政策が遂に未知の領域に踏み込んだ。

[17日 日経]米FRB,事実上のゼロ金利に 量的緩和導入へ  米連邦準備理事会(FRB)は16日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現在の年1.0%から大幅に引き下げ、年0.0―0.25%にすることを全会一致で決定、即日実施した。米国として史上初めて事実上のゼロ金利政策に踏み込む。同時に長期国債の買い入れ検討なども表明。市場への資金供給量の拡大を金融政策の柱とする量的緩和の導入を正式に決めた。市場の予想を上回る金融緩和策の決定を受け、ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が大幅反発。日米金利の逆転を受け、円相場は一時1ドル=88円63銭まで上昇した。米政策金利の誘導目標がゼロ%台に低下したのは初めて。金融不安と景気後退が連鎖するグローバル危機の克服に向け、米金融政策は未踏の領域に入った。

米連邦準備制度理事会(FRB)が、「90年代の失われた10年」を経験した日本が末期に導入したゼロ金利策に初めてカジを切った。


発表される米経済指標がすべて深刻な数字が並ぶ中、FRBはもはやこれまでとも受け取れるFF金利の誘導目標を、現在の1.0%から、一気に0から0.25%に引き下げることを全会一致で決め、即時に実施した。


ハズレ社会人-金利


すでに景気後退の米経済が長期的なデフレに進行する危険を孕んでいる。


金融政策として最後のカードを切ったFRBが今後市場にどのような形で量的供給をするのか綱渡り状態の中での舵取りとなろう。


バーナンキFRB議長は声明で「経済活動の見通しはさらに弱くなった」と景気後退に強い危機感を示すとともに「インフレ圧力は著しく消え去った」と今回の大胆な金融緩和の理由を説明している。


非常に懸念されるのは一旦金利がゼロとなった場合、金融政策として金利を目安にしたこれ以上の金融緩和が行えない点である。


ここで驚愕したのはFRBが日本でも議論が巻き起こった禁じ手であるはずの長期国債の買い入れを検討することを表明したのだ。


ハズレ社会人-バーナンキFRB議長


つまりゼロ金利の下で量的緩和政策に踏み込む方針を示したこととなる。


長期国債の買い入れは、中央銀行が直接、国の財政赤字を手当てするということだ。このことは米国の金融政策において言わば禁じ手を出さなければ立ち直らないことを意味している。


だが国の借金をジャブジャブと肩代わりする中央銀行は信用できるのか。オバマ次期大統領は景気対策とモラルハザードの狭間での就任となる。


この結果を受けて為替市場では円高ドル安が進行しているが、市場では明日明後日に開かれる日銀の金融政策決定会合に注目が集まっている。

[17日 日経]日銀、追加緩和策を検討 決定会合、利下げ含め議論  米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げを受け、日銀は18、19日の金融政策決定会合で利下げを含めた追加策を議論する。国内景気の悪化が鮮明になる中で円高も進んでおり、追加的な金融緩和が必要との見方が強まっているためだ。日銀内には10月に政策金利を年0.5%から0.3%に引き下げた効果をまずは見極めたいとの声もあり、市場動向もにらみつつ利下げの是非を最終判断する。日銀は、すでに企業などへの資金供給の拡充策の詰めに入っている。10月の決定会合では企業向け債権を担保に金融機関に低利で資金供給する仕組みの導入を打ち出したが、15日の企業短期経済観測調査(短観)で企業の景況感や資金繰りの大幅な悪化が裏付けられ、追加策を求める声が高まっているのに対応する。

今回の政策金利の大幅下げで、実質的に日米の金利が逆転することになった。このままでは円安進行が止まらないというニュースが溢れている。


メディアでは円高=悪との報道が多いが非常に疑問を持っている。強い円は日本にとって良いことではないのだろうか。


重要なのは急激な円安進行を緩やかな円安進行にすることである。円安自体は日本と米国をみれば明らかであり自然の流れである。


アメリカは強いドルを謳って世界中から資金を集めた。日本も円高=善という考え方の浸透が将来を考えると国民にとっては恩恵が大きいと思うのだが。


また過去にも急激な円高、急激な円安を経験した実績からも政府が利下げをすべきと論じるのは麻生首相の言葉を借りれば「いかがなものか」となる。


日銀の白川総裁は金融危機が叫ばれて以降の舵取りを非常に効果的に行っていると考える。金利引下げを踏み止まったり、圧倒的な資金供給を行ったりとメリハリが効いて市場にも良い影響を与えている。


現在の問題は日銀が利下げを行うかどうかではなく政府が景気対策を実施するかどうかである。


オツカレでした。


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コメント

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1 ■このこと、自分も同感

はじめてのコメント失礼します。
日本の産業構造から輸出牽引型の経済ってことで円安にふれることがいいってのはわかるんだけど、自国通貨での決済需要が増え円高になるのは、誇っていいことなのに、なんか、外国為替s市場の不公平さを感じずにはいられないです。

2 ■リフレ派の真価が問われる

トラックバックありがとうございます。
リフレ派の実験が始まる歴史的な事件ですね。
成功することを願っていますが、ハードランディングとなればドルの崩壊に繋がりますし、多極化が進めば不安定な世界になりそうです。
アメリカ一極が良いとは思いませんが、中国の衛星国になることは日本としては望んではいないでしょうね、たぶん。
日本には官僚を初め新自由主義者が闊歩してますが、日本の二重産業構造(輸出関連企業)を保持したままでは合成の誤謬が現実化しそうです。ハイエクも良いのですが、何事も行き過ぎには弊害を伴いますね。
世界が総デフレの時に消費税を中期プログラムに明記することは時流に逆行してますが如何なものでしょう。
日本もそうですが有効需要の創出がなければ金融政策は単に金融機関が目詰まりを起こすか、利潤を求めて諸外国に投資されるだけでしょうがアメリカはどうやら違うようです。

3 ■トラックバックの意味がいまだによくわかりません

こちらの記事を参照しましたと言うお知らせと聞いたのですか・・・・・よくわかりません・・

4 ■そうだ外に出よう - masterikさん

こんにちは。オツカレです。コメントありがとです。

おっしゃる通りですね。たとえ輸出牽引型であっても
日本は強い円を推進したほうが国力が上がり
豊かになるのではと考えてしまいます。

今後ともよろしくです。

5 ■中道が一番かもねさん

こんにちは。オツカレです。

バーナンキFRB議長は自信があるのか
試したいのかどっちなのでしょうか。

今後ですが、おそらく多極化の流れは
止められないでしょうね。
また輸出企業による現地生産の加速でしか
日本の生き残る道はないかと考えております。

ただ日本で闊歩している新自由主義者は自身を
ハイエクであると錯覚している可能性が非常に
強いかと考えています。

でなければもっと国が良い方向に進んでいますからね。

いろいろ参考になるコメントありがとです。
今後ともよろしくです。

6 ■こぶたファンドさん

こんにちは。オツカレです。コメントありがとです。

ゼロ金利の記事が興味深かったので
トラックバックさせていただきました。

今後ともよろしくです。

7 ■無題

オツカレさん初めまして。こんにちは。(゚ー゚〃)ノ
トラバありがとうございました。
今日は日銀さん相場となりそうで、朝からドキドキしてます。

8 ■FXロイドMaki

こんにちは。オツカレです。コメントありがとです。

慎重意見が多数だと思ったのですが、
絶妙のバランス感覚で0.1%へ利下げと
なりましたね。

あとは各国がどのように協調するのかに
注目が集まります。

今後ともよろしくです。

9 ■無題

オツカレさん
このblogかなり読ませてくれます。ありがとう。

10 ■なしさん

こんにちは。オツカレです。

コメントありがとです。
この言葉を励みに頑張りたいと思います。

今後ともよろしくです。

11 ■ゼロ金利政策

アメリカのゼロ金利対策に対して、日銀もゼロ金利で対抗した方がよい。強い円はそれなりのメリットがある。しかし日本は輸出大国であり1ドル=87円前後では輸出中心の企業の採算が合わない。輸出企業は1ドル=105円前後で採算ベースを計算している。このままの状態が続けば、輸出関連メーカーの大量の従業員のリストラがおき、日本は不況の中へ突入する。アメリカ経済は、ビッグスリーの支援策が決まらず見通しは不透明である。日本経済に対する日銀のかじ取りも大変難しく、日本政府の対応も苦慮するであろう。

12 ■コアラの森・日本さん

こんにちは。オツカレです。コメントありがとです。

今回ゼロ金利にするよりまだ次の手が
あるほうが得策かと考えます。

為替差損の部分だけを考えれば石油メジャーが
行っているようにヘッジという手もあります。

しかしまだあと2局3局と山はありそうですね。

今後ともよろしくです。

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