オツカレです。

米国では前年同月比で日本より10%超も減少するという事態となった。

[3日 読売]11月の米新車販売36%減、26年ぶり低水準  米調査会社オートデータが2日まとめた11月の米新車販売台数は、前年同月比36・7%減の74万6789台と13か月連続で減少した。金融危機を契機に販売不振が深刻化しており、年率換算では1018万台と1982年10月以来、26年ぶりの低水準となった。

まず最近の米新車販売の推移を振り返ると


 9月前年同月比26・6%減
10月前年同月比31・9%減
11月前年同月比36・7%減


となっており減少幅の拡大に歯止めがかかっていない。


米国勢

ゼネラル・モーターズ(GM) 41・2%減
フォード・モーター       29・7%減
クライスラー           47・1%減


日本勢

トヨタ自動車          33・9%減
ホンダ               31・6%減
日産自動車           42・2%減


サブプライムローンに端を発した金融危機により消費者マインドが冷え込み米国経済を悪化させた。1日には全米経済研究所が米経済は2007年12月から景気後退(リセッション)入りしたと正式発表している。


そして今回11月の米新車販売では世界の主要メーカー全ての米国での販売台数が2ケタ台の落ち込みという記録的な減少となった。一説によれば戦後最悪のリセッションになる可能性さえあるとのことだ。


この状況下で経営難に陥っている米ビッグ3は年末に向けて最後になるだろう再建化計画を提出した。

[ワシントン 2日 ロイター]米ビッグスリー、再建計画で3.2兆円の支援要請  米自動車大手3社(ビッグスリー)は2日、政府支援を受けるための再建計画を議会に提出、ゼネラル・モーターズとクライスラーは早急な支援がなければ近く破たんに陥る可能性があることを明らかにした。下院のペロシ議長(民主党)はこれを受けて、政府は支援以外に選択肢がほとんどないとの見方を示した。

内容にはやはりというべきか、GM、クライスラーともに数十億ドルの緊急融資を得られない場合、月末までに破たんする可能性があることが示されている。


ハズレ社会人-救済策


最も深刻なのはGMである。総額180億ドルの融資を求めている。これは、数週間前に同社が必要だとしていた金額を60億ドル上回る規模になっている。さらに年末まで事業を継続するには40億ドルの緊急注入が必要だとしている。


●GMの再建計画

8ブランドのうち4ブランド「シボレー」「キャデラック」「ビュイック」「GMC」に絞る。
残り4ブランド「サターン」「サーブ」「ハマー」「ポンティアック」は売却、統合、廃止のいずれかで縮小。
2012年までに2万-3万人の人員を削減。
ディーラー網削減と労務コストを全米自動車労働組合との交渉で削減。
社用ジェット機は賃貸契約期間を延長せず廃止。
GMのワゴナー会長の年間報酬を1ドル。


●フォード・モーターの再建計画

スウェーデンの「ボルボ」の売却を含めた見直しを検討。
電気自動車などの新低燃費車を2012年までに市場投入。
アラン・ムラーリー社長兼最高経営責任者(CEO)の年俸は1ドル。
幹部社員たちの2009年のボーナス支給見合わせ。


●クライスラーの再建計画

ナルデリ会長の年間報酬を1ドル。
低燃費車開発促進とするエネルギー省のプログラムから60億ドル融資要請。

※クライスラーは大株主の独ダイムラーと米投資ファンドサーベラスとの株式売却交渉が難航しており方向が定まっていない。


これら判断すれば数の論理、狩猟民族的なM&Aは成功しないということか。


4・5日に開かれる上院銀行委員会と下院金融委員会の公聴会で判決が下る。


オツカレでした。


ぽちっとしてオツカレ~ 人気ブログランキングへ


政治・経済を考えるハズレ社会人のオツカレ本棚
     自動車立国の挑戦 トップランナーのジレンマ      強欲資本主義 ウォール街の自爆      なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか
AD

コメント(2)