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2008-11-18 23:37:02

米シティグループ5万人超の人員削減 最後の賭けか?

テーマ:金融

オツカレです。


もはや単独で生き残ることは不可能ではなかろうか。

[ニューヨーク 17日 ロイター]米シティが5.2万人削減へ、2009年も厳しい見通し示す  米シティグループは17日、5万2000人の人員削減を発表した。パンディット最高経営責任者(CEO)が発表したもので、全従業員の15%を削減することになる。1―9月に実施した2万3000人に続く人員削減。20%のコスト節減も目指しており、09年の総支出は500億―520億ドルを目指す。過去4四半期の支出は619億ドルだった。

シティはすでに今年に入って9ヶ月間で約2万3000人の人員削減を行っている。今回の追加人員削減を加えると、削減数は計7万5000人となり従業員数はピーク時の昨年12月末の37万5000人から20%も削減することになる。

急ピッチでコスト削減を行っているのだが利益を計上できるまでには程遠い。シティは昨夏以降からサブプライムローン関連で巨額損失の計上を続けている。


純損益が2008年7~9月期には4四半期連続赤字となり28億1500万ドル(約2800億円)の大幅赤字。サブプライム関連の評価損でも700億ドル(約7兆円)を超えている。


これは米大手金融機関の中では最大の損失を積み上げていたことになる。しかも専門家の間では今後も多額の赤字が数四半期続く見通しが多数派を占めている。


その結果株価の今年に入ってから約68%下落している状況だ。 先週には1998年にシティコープとトラベラーズが合併してシティグループが誕生して以降初めて1ケタ台に落ち込んだ。


17日のニューヨーク証券取引所で0.63ドル(6.6%)安の8.89ドル。


シティグループ


原因としては単独生き残りに向けての規模拡大戦略の行き詰まりと政府の金融対策の方針転換の2つが考えられる。


まず今年5月に数年間で4000億ドル規模の不採算事業を売却することなどを含めた経営再建策を発表するも金融危機がさらに広がりを見せた。


業績悪化が続く中、10月に起死回生の米大手銀ワコビアの買収案を発表するも米銀ウェルズ・ファーゴとの争奪戦に敗れて失敗した。ここでの失敗が残留勝ち組として市場に信任されずに現在に至る原因の一つとなろう。


ここで火がついたのが米政府である。シティを含めた金融機関の危機を防ぐために10月下旬にシティには250億ドル(約2兆5000億円)の公的資金注入を行ったがまだ不安を払拭するには至らない。


また日本同様に不良資産の買い取りが必要だったのだが、先週当初計画していた不良資産の買い取りをせず、金融機関への資本注入を優先させる方針を示した。


しかも金融機関以外の自動車ローンや消費者ローンなどを提供するノンバンクへの救済について検討を始めたのだ。


これは米政府の金融安定化法で投じる7000億ドル(約70兆円)の枠では足りない可能性が出てきたことを意味する。


こうなると7000億ドル(約70兆円)の割り当て額も期待薄となり、シティはいよいよ以て窮地に追い込まれた。この結果、異例の大規模なリストラを断行せざるを得なくなったのだ。


しかし景気減速が続く中では、今後も信用関連損失は拡大する可能性が高い。さらに人員・コスト削減で損失は低減できるが、収益面ではマイナスで結局は収益性が乏しくなる。


合併するのか買収されるのかもしくは破綻か。残された牌は少ない。


オツカレでした。


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