オツカレです。


想定内の宣言で終わったことでマーケットは落ち着くのだろうか。

[ワシントン 15日 ロイター]金融サミットでは追加的措置強調、市場は即効性乏しいと評価 ワシントンで行われた20カ国・地域(G20)による緊急首脳会合(金融サミット)が15日閉幕。各国首脳は口をそろえて成果を強調したが、市場では課題解決に向けた即効性を疑問視する声が多い。

[ワシントン 共同]

共同宣言の骨子


一、金融システムの安定に必要なあらゆる追加的措置を実施
一、金融政策による支援の重要性を認識
一、財政の持続可能性を維持しつつ、内需刺激の財政施策を活用
一、新興国・途上国の資金調達を支援
一、IMFや世界銀行は危機克服のための十分な資金基盤を確保
一、新興国・途上国はIMFなど国際機関での発言権を拡大
一、すべての金融市場・商品・参加者は適切に規制され、監督の対象に
一、規制当局は危機予防・管理・破綻(はたん)処理で連携強化


共同宣言の要旨


一、世界経済の成長回復、金融システム改革のため協働を決意。緊急かつ例外的な措置を継続。


・危機の根本原因
一、不健全なリスク管理慣行、複雑で不透明な金融商品、過度のレバレッジが合わさり金融システムの脆弱(ぜいじゃく)性を創出。いくつかの先進国の当局はリスクを適切に評価、対処せず、金融技術革新についていけなかった。


・具体的措置
一、経済の勢いは主要国で大幅減速、新興国は悪影響を受けつつある。
一、成長回復のため、金融システム安定に必要なあらゆる追加的措置を実施。金融政策による支援の重要性を認識。即効的な内需刺激の財政政策を用いる。
一、IMF・世界銀行は十分な資金基盤確保。


・共通原則
一、複雑な金融商品に関する義務的開示拡大。
一、すべての金融市場、商品、参加者が適切に規制され、監督の対象になる。格付け会社への強力な監督を実施。
一、金融市場の公正性を保護。
一、各国規制当局は危機の予防などで連携。
一、国際金融機関の改革を推進。新興国、途上国がより大きな発言権、代表権を持つべきだ。金融安定化フォーラム(FSF)を新興国に拡大。


・閣僚らへの指示
一、共通原則実施のため迅速に行動。
一、財務相に市場混乱時の複雑な証券についての国際会計基準見直しなどで追加的提言を要請。
一、共通原則の実施状況を点検するため2009年4月30日までに再び会合。


・開放的な世界経済
一、保護主義を拒否。世界貿易機関(WTO)と整合的でない輸出刺激策を取らない。新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の細目について年内合意に努力。


行動計画
一、09年3月末までに会計基準設定主体は証券価格評価の指針強化。
一、中期的に格付け会社の登録制導入。
一、金融機関の報酬体系が過度な短期的利益追求などを助長しないよう必要な措置を取る。
一、監督当局は国際的に活動する金融機関に対する監視団設置に協力。
一、IMFは監視、FSFは基準設定に焦点。協働を強化して早期警戒。


金融サミット


今回の金融サミットで具体的に決まったことと言えば、金融機関への監視団が主要三十―四十社程度を対象に拠点がある関係国の当局者が年一回以上集まり意見交換、共同で監督する仕組みだけだ。日本ではメガバンクなど四―六社が対象となる見通しとなっている。


これ以外は各国の景気刺激に向けた財政政策におまかせといった具合か。


ミスター円こと榊原さんにも「百年に一度」とといわせた金融危機は米国を火元に欧州やアジアへと燃え移りながら火勢を増し、実体経済を脅かしている。


しかも来年の2009年にも日米欧が全てマイナス成長に沈むという世界経済の危機になる。これは第二次大戦後初の緊急事態の見通しにもかかわらず。


ブッシュ米大統領の最後に発した「グッバイ」というフレーズがアメリカ一極集中つまりは自由市場の終焉を感じさせる。オバマ次期米大統領に政権交代とともに世界が一気に規制に向かい保護主義が台頭することになりそうだ。


また麻生総理は今回のサミットで歴史的なものと後世に評価されると語っている。しかし最大10兆円では足りないと考える。むしろ今後もIMFが資本不足に陥る度に日本に資金援助の要求がある可能性が非常に高い。


出さざるを得ない状況を作られたのに主導的役割を果たしたとは。それであれば「いくつかの先進国では、政策・規制当局はリスクを適切に評価せず、金融の技術革新についていけなかった」とのフレーズから日本は除かれるべきだ。


ただそれよりも重要になるのが次回の金融サミットがどこで開催されるかである。麻生首相は2009年4月末までに開催する予定の第2回会合の日本開催に意欲を示している。フランスのサルコジ大統領も会議終了後にロンドンで開催される可能性があると発言している。日本VSEUの形相だ。


ここで主導権を握り日本開催にしないとで行き過ぎた規制強化になりかねない。それを果たしてこそ歴史的なものと後世に評価されるのではなかろうか。


オツカレでした。


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