オツカレです。


「Panasonic ideas for life」で世界を席巻する意気込みは十分だ。

[3日 毎日]パナソニック:三洋買収 社名、雇用維持 子会社化で大筋合意  パナソニック(旧松下電器産業)による三洋電機の子会社化について、両社の社長が先月に会談を持ち、大筋合意していたことが2日、分かった。三洋が、従業員約10万人(関連会社を含む)の雇用維持などを条件にほぼ了承したという。パナソニックは買収先の了解を取り付けたことになる。週内にも、三洋の優先株を持つ主要株主の金融機関3社と買収交渉を始めるとともに、子会社化を発表。年明けにも、株式の公開買い付け(TOB)を行い、早ければ来年4月の実現を目指す。

2008年10月1日ブランドイメージの統一を目的としてパナソニックを社名に採用してから約1ヶ月での三洋を傘下にするという疾風怒濤の戦略。実現すればブランドイメージアップには最高のTOBとなろう。

元々パナソニックと三洋電機は松下幸之助(パナソニック創業者)、奥さんのむめの、奥さんの弟の井植歳男(三洋電機創業者)の3人で始めた松下電器産業が発祥であるから、「経営の神様」松下幸之助としては両社が独自の強みを発揮して何れは合体することを望んでいたのかもしれない。


太平洋・大西洋・インド洋が名称の由来の三洋電機は、パソコン、携帯電話、ハイブリッド自動車、電気自動車用などで成長が期待されるリチウムイオン電池や、市場が急拡大している太陽電池に強みを持つ。特にリチウムイオン電池では世界最高水準の技術を誇っている。この技術力を何処が手に入れるのか注目された。


しかも2009年3月末になれば三井住友銀行、ゴールドマン・サックス、大和証券SMBCの金融3社が保有する三洋の優先株(普通株換算で発行済み株式の約7割)の譲渡制限がなくなる。この期限までに買収するところが現れなければ三洋電機自体が消滅するという危機感も三洋電機側にあったのかもしれない。


それに輪をかけてサブプライムローン問題による金融危機が出ていたので主にゴールドマン・サックスであると考えられるが早期に株価低迷前に利益が出るように売却先を探していたのかもしれない。


このパナソニックの弱点を補うシェアと技術力の確保、三洋電機の解体危機、金融3社の利益確保が重なって今回の買収の大筋合意となったと考えられる。


パナソニックは2008年9月中間連結最終利益が23年ぶりに過去最高を更新している。これに三洋電機のリチウムイオン電池と太陽電池のシェア・技術が加われば日本最大の家電メーカーのみならず世界制覇への足固めができよう。


あとはパナソニックと金融3社による買収価格の駆け引きを残すのみとなる。


オツカレでした。


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