OPEC2度目の総会前倒し 原油価格に歯止めがかかるか
テーマ:原油オツカレです。
12月開催予定だった総会を11月18日に変更するのも束の間。
[ロンドン 16日 ロイター]OPECが臨時総会を10月24日に前倒し 石油輸出国機構(OPEC)は16日、世界的なリセッション(景気後退)による石油市場への影響について協議するため、11月18日に予定していた臨時総会を来週24日に前倒しすると発表した。
OPEC(石油輸出国機構)石油産出国13カ国が加盟している組織
目的(すべては石油産出国の利益を守るため)
・石油政策の調整及び一元化。加盟国の利益を守るための手段を決定
・国際石油市場における価格の安定を確保するための手段を講じること
・生産国の着実な収入の確保、石油の効率的、経済的かつ安定的な供給
・石油産業における投資に対する公正な資本の見返りの確保
今回予想以上の原油価格の急落により前倒しをした臨時総会を再度前倒ししなければならないほど深刻な状況になってきたのだ。
振り返ると原油価格は7月につけた1バレル=147.27ドルの過去最高値から50%超下落している。以下のNY原油月足チャートをご覧いただきたい。
異常なまでに上下幅が大きくなっているのが一目瞭然であろう。
新興国のエネルギー需要が急増したといってもここまで急激な上昇はない。
金融危機により景気後退により需要急減してもここまで急激な下落はない。
原因は明らかに投資マネーによる影響が大きい。理由は以前に書いた 通りであるが、OPECが発表した2009年の需要予想から考えても明らかだ。
OPECでは2009年の原油需要が日量3114万バレルになるとの見方を示し、前月予想から19万バレル下方修正した。この水準というのは2008年の予想需要を87万バレル下回っていることになる。
この数値は2008年より2009年が約3%需要減退になることを示している。高々3%の需要減退で価格が半値まで下がるとは常識では考えられない。
今後さらに原油価格の下落が続けばOPECを含め湾岸アラブ諸国の国家予算にも大きな影響が出始める。そうすればオイルマネーがピンチとなり、世界で最後に頼るべき資金供給グループが無くなってしまうことを意味するのだ。
金融危機、経済危機以上の最悪な状況を回避するためにもOPECには大幅な減産を期待する。ガソリンが安くなることは大いに喜ばしいことだが日本のガソリン価格が高い理由は国内問題が大きなウェートを占めている。
では今後原油価格の動向で注意すべきところは何処であろうか。
現在の下落が上昇の角度よりも急ピッチなのは買い注文+空売り注文と2パターンの注文方法があることが理由として考えられる。
なかなか価格自体を幾らまでとは予想がつかないが証券会社のレポートでの想定価格はあくまで参考程度にしかならない。1バレル=147.27ドルのときもそうであったが相場形成における天井と底はボラティリティ(資産価格の変動の激しさ)が大きくなりやすいからだ。10ドルから20ドルの変動幅を想定する。
天井と底における参考すべき相場格言を
相場は値よりも日数
相場は値段よりも日柄で見るものである。上昇より下降のほうが短く、あるいは天井3日、底百日などの言葉があるように日柄を注意しなければならない。波動などにおいては値幅より日柄の方を重視することが必要である。
やはりラストリゾートは金であるとの結論となるが。
オツカレです。
















1 ■単に、行き過ぎが修正されているだけ
長年、商品をしていると、今年の夏の上げ相場、最後の断末魔のような感じを受けます。商品は、大体10年サイクルで上げ下げを繰り返しているので、そんなには、もう上げないと思います。
前回の安値は、99年辺りだったような気がしますので。