オツカレです。


GMの連邦融資  のときも感じたのだがアメリカの国民性として負けるということに関して過敏な反応をする。


今回の三菱UFJがモルガンの首を取った後の素早さで確信した。


[ニューヨーク 23日 ロイター]米バークシャー、ゴールドマンに50億ドル出資へ

米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは23日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイから50億ドルの出資を受けると発表した。
バークシャーは、配当利回り10%の永久優先株を50億ドル購入。さらに今後5年以内にゴールドマンの普通株を1株115ドルで購入できるワラント50億ドルを取得する。ゴールドマンによると、少なくとも25億ドルの普通株売り出しも計画している。

米著名投資家「オマハの賢人」ウォーレン・バフェットの登場である。


バフェットの投資スタイルの基準として以下の4つがある。

・事業の内容を理解できる
・長期的に業績が良いことが予想できる
・経営者に能力がある
・魅力的な価格である


また長期的に業績を計るためにブランド力と価格決定力を重視している。つまりゴールドマン・サックスにはすべてが当て嵌まるのだろう。


ではウォール街を嫌っていたウォーレン・バフェットがどうしてゴールドマン・サックスに出資するに至ったのか?


三菱UFJがNO.2モルガン筆頭株主になるという忌々しき事態。
バンク・オブ・アメリカ以外に米金融機関で出資できるところはない。
三井住友がNO.1ゴールドマン筆頭株主になることは許されない。
AIGの件で政府にも捻出できるだけの余力がない。


許されないと考えているのは米国民、米政府、ゴールドマン自身だ。


これらより神の見えざる手(ここからの流れは未だブラックボックスである)が降りてきてバフェットに白羽の矢が立ったのだろう。またウォーレン・バフェット自身も手にする利益の大きさ(普通配当利回り10%永久優先株購入なんて有り得ない)、またゴールドマンがネームバリューそのままに銀行持ち株会社になることに魅力を感じたのだろう。


結果としてゴールドマン・サックスの約8000億円の増資の内、約5300億円がバフェットで残りを三井住友FGとなりそうだ。またバフェットは5年以内にさらに約5300億円追加購入できる権利も有する。


三井住友FGも三菱UFJFG同様即決で自ら手を挙げて欲しかった。それだけM&Aは今後伸びそうな魅力的な事業だ。なぜなら現在進んでいる金融再編が全産業で起こるのだから。


何れにせよ3大投資銀行の後釜となる銀行が決まった。では残りの問題となった金融機関の処理はどうなっているのか。


[ワシントン 23日 ロイター]米FBI、GSE2社・リーマン・AIGを不正疑惑で捜査=CNN

米連邦捜査局(FBI)は、米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)、リーマン・ブラザーズ、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の各会社および経営幹部を住宅ローン関連の不正疑惑で捜査している。米CNNが23日伝えた。

なんともきな臭いニュースが入ってきたものだ。


これを見る限り米政府系住宅金融機関を含めた、また政府が関与している闇の解明にはまだまだ時間がかかりそうである。


オツカレでした。



オツカレ本棚
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