㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

現役探偵・梅木 栄二(既婚・40前)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。


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「そうですかぁ・・・悲しい顔ですか・・・。」
私の中で必死に対象者だったB氏の顔を思い浮かべる。「心に心を重ねる」と言えば大袈裟になってしまうが、私なり、必死の作業である。調査が終わってしまえば基本、対象者を目にする事は無い。これを読んで戴いている読者の皆様からすれば「バカ」みたいな話に聞こえるかも知れないが、想像の中で「加害者」になる対象者が今、どんな気持ちで毎日を過ごしているのか、どんな心理状態で家族や相手方との時間を過ごしているのか「感じる」のである。「感じる」と言ってしまえば、聞こえは少し摩訶不思議な感じだが、きっと過去の経験値の中から対象者の心理に近いものを引っ張り出しているだけに過ぎないのかも知れない。
勿論、全てが当てはまる訳でも無いし、当然私に特別な能力が備わっている訳でも無い。しかし、過去に何度かその後、実際の対象者に話を聞いてみる機会に恵まれ、その時の心情を聞くと間違っていた事はなかった。まんざらでも無いという事だろう。
「悲しい顔」を思い浮かべた時、私の中で微かだが予感めいたものはあった。「悲しい顔」=「最後の葛藤」の様な気がしたのである。今までのワガママ放題な生活を心から猛省し、毎日健気に夫に尽くすBさん。これが元サヤに収まればBさんも元の「ワガママ」に戻らないという保証はどこにも無い。人間の性格とはそう簡単に変わるものではないからだ。しかし、夫婦の危機に直面し、今迄と全く違うBさんの別の一面を垣間見た時、B氏だって長年積み重ねてきた「情」から簡単に逃れる事は出来ないのである。
また、別角度から見れば毎日楽しいはずの相手方との「不倫」にも、時が経過するにつれ少しずつ「変化」は訪れる。B氏の「入れ込み過ぎ」な感情と相手方の「気持ち」に少しずつ「温度差」が現れている事は間違いなく、それがB氏の「ストレス」となり、ついついBさんに辛く当たってしまう遠因となっているのだと考えた。表現を変えればB氏がBさんに辛く当たる時、B氏は「なぜ、以前の様にキレないんだ!早く俺なんかには見切りをつけて離婚してくれ!」と、言っている様なものなのである。
私は夫婦再生を請け負う上で、必ずと言って良い程、ご依頼者様に「ご主人(奥様)」の言葉を額面通りに受け取る事はしないで欲しい」と、訴える事にしている。まずはこれが大切なのである。
大きな「ズレ」が生じたご夫婦も言葉のやり取りの際には「過去」のご主人(奥様)と同じ感覚で言葉を受け取ってしまう。これが間違いの始まりである。
どんな人間も不倫を行っている最中は姿形こそ「夫(妻)」であるが、そこから出てくる「言葉」は過去に仲睦まじかった頃のそれとは大きく異なるのだ。どんな言葉にも心奪われている不倫相手がいると本当の心とは乖離した形での「言葉」となって出てしまう。そんな言葉をそのまま過去の「言葉」と同じ様な感覚で受け取っていたら、とてもじゃ無いが「被害者」は心身が持たない。しかし私はそんな「加害者」の言葉のひとつひとつが「加害者」の心理を映し出す「鏡」であり、夫婦再生に大きく前進出来る「判断材料」と、捉えるのである。
話を元に戻すが、B氏の「悲しい表情」は妻であるBさんに大きな未練を残しつつも自分が好きになってしまった「相手方」への気持ちを止める事が出来ない「葛藤」の表れだと感じたのである。上手くいくか否かは保証出来ないが、今こそが大きな「チャンス」だと感じた事は言うまでも無い。私は思い切ってBさんに質問を投げかけてみた。
「ところでBさん。」
「はい?」
「失礼を承知でお話しますが、ご主人と別れる覚悟はありますか?」
「はい?」
Bさんは意外な顔をして私を見た。そりゃそうだ。夫婦再生を請け負っていながら「別れる覚悟」は無い。それがあれば最初から私になんて頼まないだろう。
「・・・おっしゃる事がよくわかりませんが・・。」
Bさんは戸惑いを見せながら少し私に不信の目を向けた。
「すみません・・言葉足らずで。私がお話したいのは最悪そうなってもいいか。と、いう事なんです。」
「・・・・。」
「今、ご主人は大きな葛藤を抱えながら生活をなさっていらっしゃいます。勿論、元の鞘に納まる気持ちは無に等しいでしょう。しかし、だからと言って全く無い訳じゃないと思うんです。」
Bさんは私の言葉の意味がわからず、ただ黙って話を聞いていた。
「勿論、未だ非常に大きくご主人のお気持ちは相手方に傾いています。しかし、私がBさんから毎日聞いていたご主人の話から推測すると、全くもって順風満帆という訳でもなさそうに聞こえます。」
「そして今、ご主人はそんなBさんの気持ちと相手方への想いに板ばさみになって疲れ切っているんです。正直大きなチャンスだと思います。」
「チャンス・・・・。」
「はい。事態を大きく変えるには今が一番のチャンスだと考えています。」
「私はどうすれば?」
「思い切って今、掴んでいる証拠をご主人に伝えては如何かと・・・。」
ここでBさんの声のトーンが大きくなった。
「でも、それでは私は主人に嫌われてしまいます!」
Bさんの当然の反応である。勿論、今証拠を開示してしまえばご主人は激昂し、家を飛び出す可能性も大きい。それは否定出来ない。天邪鬼な私は更にBさんに意地悪な質問をぶつけてしまう。
「では、失礼を承知でお話しますが、今現在のご主人は奥様(Bさん)の事を嫌ってはいらっしゃらないんでしょうか?」
「・・・・。」
Bさんが押し黙った。本当に失礼な私である。しかし、私の本当の要求を飲んで頂く為には意地悪だとわかっていてもその伏線として必要だと感じたからあえて言わせて戴いたのである。
「Bさん!」
私の問いかけに押し黙っていたBさんが顔を上げた。
「夫婦再生」は言い方を変えれば「ギャンブル」に近いものがあります。不謹慎な言い方で申し訳ない。しかし、一かバチか・・・この「ギャンブル」に勝てないと真の「夫婦再生」はあり得ないのです。
話が複雑化するにつれ、益々Bさんは混迷の色を深める。そんなBさんに私はある「提案」をしたのである。

(続く)

※なかなか更新出来ずにごめんなさい。



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弊社は情報を管理する会社である都合上、上記のお話だけに限らずブログ内、全ての「グダグダ小説」は「フィクション」です。実在する人物、団体は私を含むスタッフ以外すべて架空の人物です。弊社で行われた調査とは一切関係ございませんのでご了承のうえお楽しみ戴ければ幸いです!それからお話の途中で「おかしいな??」と、感じる部分があっても所詮「ド素人小説」なのでくれぐれも気になさらないように♡

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                        代表取締役   梅木 栄二












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