2005-09-15

図面は情報の宝庫~図面を解読しよう4:石膏ボードの厚さに遮音性能があらわれる

テーマ:図面を読む
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新しいマンションで暮らし始めて、

よくトラブルになるのが騒音の問題です。

マンションが建つ前に現地の状況を昼・夜とも確認し、

周辺環境から特に気になる騒音が無かったにもかかわらず、

実際に住み始めると想定外の騒音に悩まされることがあります。

原因はいろいろ考えられますが、

生活騒音もそのひとつです。

特別大きな音を出すような行為、

例えばテレビやオーディオの音量を極端に上げるなどしなくても、

ごく普通の暮らしをしている中で生じる音が

お隣に筒抜けになることがあるのです。

音の発生源として考えられるのは、特に水回り。

洗面所、バスルーム、トイレなどで生じる音が響くので、

マンションでも特に入念に騒音対策が施されます。

今、お手元に検討中のマンションの設計図面があれば、

水回りの間仕切り壁に注目してください。

ここに使われている石膏ボードの厚みをチェックするのです。

9.5mm厚であれば、遮音性に難があるかもしれません。

音が出やすい水回りでは、

12.5mm厚のものを採用してほしいところです。

私が以前関わったホテルの設計では、

遮音性に特に気をつかって

12.5mmの石膏ボードを2枚貼りという

仕様にしたことがありました。

マンションでここまで遮音性を高めることは稀かもしれませんが、

それでも9.5mmではなく12.5mm厚の

石膏ボードを水回りの間仕切り壁に使っているか

チェックしてくださいね。

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2005-09-01

図面は情報の宝庫~図面を解読しよう3:逆バリ工法

テーマ:図面を読む
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今回は、逆バリ工法について。

最近のマンションではスタンダードになりつつありますが、

それでもまだマンション開発について

さほどノウハウが蓄積されていないと思われる

ディベロッパーのマンションでは

たまに採用していないマンションを見かけます。

逆バリ工法とは、

コンクリートスラブの上に梁を設ける

工法のことです。

ちなみにコンクリートスラブとは、

上下階の住戸を区切る水平なコンクリート

とも表現できるでしょうか。

要は「床」です。

逆バリ工法でない場合、コンクリートスラブの下、

つまり住戸内から見ると室内の天井から

大きな梁が出っ張ってしまい、

圧迫感を与えます。

また、背の高い家具を配置する際にも

梁が邪魔になって支障を来すことも考えられます。

逆バリ工法に加えて、

室内に柱が出てこないアウトフレーム工法が採用されていると

メリットはさらに大きくなります。

バルコニー側の開口部が柱や梁に遮られることがないので、

床から天井にまで届くサッシを設けることができるなど

開放感に溢れる室内空間となるのです。

もちろん、室内には柱や梁が出てこないのでスッキリ。

室内の「広さ感」は、

平面的な大きさだけでなく天井高や凹凸の有無なども

影響してきます。

この点でも逆バリ工法+アウトフレーム工法が

採用されているマンションでは、

通常工法のマンションに比べて

良質な居住空間となります。




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2005-08-02

図面は情報の宝庫~図面を解読しよう2

テーマ:図面を読む
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図面をじっくり読むことが、

マンションの購入を検討するにあたって

なぜ重要であるかについては、

前回お話ししました。

今回から何回にわたる連載になるのかはわかりませんが、

思いつくままに図面を読解するうえでのポイントを

お話ししていきます。


住まいの購入を検討されている方が目にする図面というのは、

一般的に平面図になります。

家族構成やライフスタイルにあった間取りであるか、

また生活動線はどのようになっているのか、

などいろいろなことを平面図から読み取れますが、

まず注目していただきたいのは、

平面よりも高さのことです。

住まいは、当然ながら、3次元という空間です。

平面図にはたくさんの情報が盛り込まれていますが、

平面図に注意が向きすぎると、

自分が住むところが空間であるという

至極当たり前のことが忘れがちになります。

また、「広がり」という感覚には、

平面的な大きさだけでなく、天井の高さも影響を及ぼします。

つまり、平面図上ではある程度の面積が確保されている部屋でも、

もしその天井高が低ければ、広さを感じることができなくなるわけです。


では、具体的にどれくらいの天井高が確保されていればいいのか。

リビングなど家族の団らんの場となる空間では、

少なくとも2,500mmは欲しいところです。

これよりも小さい数値が天井高として記されている物件は、

かなりのマイナスと考えてもいいかもしれません。


ディベロッパー側としては、限られた面積と容積率の中で

いかに収益率を上げるかということを考えて、

住戸数を増やすために天井高を低くするのかもしれません。

このあたりのご説明はこちらこちら の過去記事にありますので、

よろしければご参照ください。


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2005-07-24

図面は情報の宝庫~図面を読み込むチカラを身につけましょう

テーマ:図面を読む
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マンション購入を検討されている方で、

物件の図面をじっくりご覧になったことがある方は、

どれくらいいらっしゃるでしょうか。

華やかなCGを駆使して制作されたパンフレットに比べると、

図面集というのは無機質で素っ気ない印象があります。

パンフレットでは、マンションの「売り」であるところをわかりやすく、

ときには少々誇張的に表現されているのに対して、

図面集には写真もなく、黒と赤系などの2色のみで構成された

少々読む気が失せる体裁になっていることがほとんどです。

情報も、線と記号と数字がほとんどですし。

しかし、この線と記号と数字が重要なのです。

マンションの売り主が、

どのような仕様であればお客様に売れるだろうかと

練りに練ったアイデアは図面に表現され、

ゼネコンなどがこれを現実化します。

そして、買い手側はこの図面に基づいて建築された

マンションを購入するわけです。

つまり、ひとつのマンションが企画・計画されてから

完成するまでの一連の流れに関係する

売り手サイド、買い手サイド、そして建築サイドという

ステークホルダーすべてをつなぐものが図面、ということになります。

ですから、図面上に表現された記号や数字などが、

大きな意味を持つことになるわけです。

問題は、図面の意味を読み解くチカラが、

先のステークホルダーにおいて買い手の人たちが

最も弱いということ。

それをいいことに、

良心的でないディベロッパーが、

買い手の目がいきやすいパンフレットなどには美辞麗句を並べ、

図面では手を抜く、

ということをするわけです。

図面をしっかり読むことがいかに重要か、おわかりいただけたでしょうか。

次回以降、図面を読むポイントについてお話ししていく予定です。

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