2006-04-11 10:31:01

ご挨拶

テーマ:妊婦のつぶやき
予定日が近くなったので、いろいろと細かな
「やっておくこと」はいっぱいあるのだけれど、
子供が産まれたら、
泣き声等でご近所にご迷惑をおかけすることになるので、
産まれる前に近所にご挨拶しておくのも、
出産前に忘れてはならないことのひとつ。

隣と上下くらいは行っておこうと思っていたものの、
正直、上の階の住人には、
引っ越してきた当初から嫌な思いをすることが多かった。
 
ベランダで花火をするという、常識外れな行為に始まり、
干した洗濯物をうちのベランダにじゃんじゃん落とし、
我が家の眺望をさえぎる程大きなシーツを干し、
マンションで子供の英語教室をしているために、
普段からとてつもなく大きな騒音を出していることに加え、
通ってくる子供達のいたずらによるエレベーターの独占、
子供のお迎えのための、マンション前道路の渋滞、
そして我が家への水漏れ逆ぎれ事件と、
挙げればキリがなく、
本来ならこっちが挨拶して欲しいくらいのダークな住人。


対して下の住人は、
いったい、どこの田舎の団地に住んでやがったんだ!
と思うほどの、布団叩きの悪魔である。
 
晴れた日は必ず布団を干し、午前と午後もれなく叩く。
あまりにも頭に来たので、
一度苦情の手紙をポストに入れた。

しかし今度は叩き方を優しく変え、
その生ぬるい「ポンポンポンポン」と言う音が、
ベランダ内に響いて気色悪かった。
 
叩くのをやめられない悪魔にアドバイスしてやろうと

「布団を叩くと、布団が傷む」

という類のチラシを布団会社のHPよりプリントアウトし、
毎週、悪魔に投函してやった。
 
対策が、とっても地味な上に
マメで陰湿なやり方なのだが、

「ちょっと布団叩くのやめてもらえませんか?」
みたいなことは、ストレートでも、カーブでも
言えば当然感じ悪く、
絶対に角が立つので避けたいのが本音。
 
以来、布団を干す頻度は減ったものの、
それでも時々干しては叩いている。
今でも、干さないで済む布団を
買って欲しいと心から願う。
お昼寝を邪魔されたときは、
上から水でもまいてやりたかった。

今気がついたが、
今度はそんな布団の広告を投函して置いてあげよう。

こんな迷惑な悪魔に
マメさを発揮している自分がちょっと誇らしい。


そもそも上下の住人は、
こっちが迷惑しているくらいだから
行かなくてもいいじゃないか!
子供の泣き声で迷惑かけても
やっとお互い様になるくらいだわ!

と思うものの、ダーリンは、

「向こうはそういう人でも、うちはうち。
こういうご挨拶はちゃんとしておこうね。」

と、さわやかな笑顔で言うので、
気は全く進まないものの、
ケーキを持ってご挨拶に行って来た。


まずは、なんの被害も受けていないお隣にご挨拶。

玄関前の廊下ですれ違ったことがあるのは、
おばあちゃんと40代くらいの男性。
 
多分その男性は息子だと思うのだが、
近所付き合いは皆無なので、詳しい続柄は知らない。
 
たとえ万が一、
それが年の離れたカップルであったとしても、
私の健康と寿命には関係ないので
一生探ることはないだろう。

「今月子供が生まれる予定なのですが、
退院したら、泣き声などで
何かとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますので
挨拶に参りました。」
 
とかなんとか、簡単に挨拶を済ませると、
隣のお婆ちゃんは、
 
「子供は大好きよ。にぎやかなのは嬉しいわ。」
 
と言ってくれてひと安心。
子供嫌いの神経質な婆さんじゃなくてよかった。
 
ついでに、

「私も孫がほしいけど、
息子の嫁が宗教にはいってしまって離婚したから、
もう無理だわ。」
 
とのこと。
 
「もう結婚にも懲りてしまって、
再婚する気もないみたいなのよね。」
 
いくら隣に住んでいるとはいえ、
数回挨拶を交わしただけの隣の住人に
息子の離婚原因まで明かすとは、
相当飾らない性格のおばあちゃんである。
 
これ以上立ち話をししたら、
「おもいっきり生電話」

みの

になってしまうので、
すっかり気分も暗くなったところで早々に退散。
 
 
さて次は、
上の階のダークな住人。
最高の営業スマイルを作り、インターホンを押した。
 
台本を読むかのように一通り挨拶を済ませると
 
「わぁ!おめでとうございます!」
 
と、予想に反した反応。
水漏れ事件も、何もかも
すべてがなかったかのような笑顔での祝福。
まあ、いいんですけどね。
 
「でもお腹小さいですね、臨月に見えない~。
楽しみですね~。
何かできることがあったら、言ってくださいね。」
 
いえ、そう言っていただけるのはありがたいですけど
出来ることは何もありません。
むしろ、常に何もしないで下さい。
 
とは言いませんでした。
 
 
さて、最後は布団叩きの悪魔、下の住人。
ここの住人は一度も会ったことがなく、
ベランダで、悪魔が布団に呪文をかけているところ
(彼女の日常の家事も、私にはそう見える)を
上からのぞいた事があるだけ。
 
その時は、汚いおばさんだったのだが、
訪ねていくと出てきたのは、
30代前半くらいの可愛い顔をした女性だった。
上と同様、ご挨拶用のセリフを話すと、
 
「うちもうるさくしちゃって、
下の階にご迷惑かけているんですよ。
お互い様なので、気にしないで下さい。
今、一番大切な時ですから、
音のことなんて気にしないで下さいね。
うちは全然大丈夫ですから。」
 
ええ、ありがたいんですが、
 
気にしたくなくても、
おかげさまで、とっても
音が気になるんです!!!
 
とは、もちろん言いませんでした。
 
 
数々の言葉を飲みこんだ、
「出産のご挨拶」は無事に終わり、
「美奈子のやる事リスト」から、
気の重かった項目がひとつ減りました。
 
 
やれやれ。
 
2006-04-10 17:23:26

春の変態

テーマ:妊婦のつぶやき
まあ、春になると変態が増えてくるのは
とっても自然なことなんですが、
先日、近所のお店でお友達とランチを食べた後、
家までお散歩がてら歩いていたときのこと。

 
ぴゅーっと、後ろから来た自転車に乗った男の人に

 
「〇ま○○、ベロベロ」

 
と耳元で囁かれ、
暖かな春の日差しの中、
春風を満喫していた私の体は
またたく間に氷ついてしまいました。

 
一瞬、自分の耳を疑いましたが、
間違いなく耳に残る、その下品なフレーズ。

 
男は猛スピードで走り去り、
角を曲がって消えてしまったものの、
どうしようもない不快感だけが右耳に残ってしまった

 
被害者美奈子!

 
家に帰り、ちょうど使わなくなった赤ちゃん用品を
持って来てくれた姉に、涙目でそのことを話すと、

 
「あら、よかったじゃない!
後ろからは妊婦に見えなかったってことだもの。」

 
って、おい!
そう言うことかよっ!!


 
まあね、こんな小さな嫌な事は
きっと世の中のOLさんたちは日常なんだろうし
(いや、そんなことはない)
電車に乗ればチカンにだって合うだろうし、
オヤジ上司の思いやりのないセクハラ発言で
もっと嫌な思いをしている人も
いるかもしれないことを考えれば、
道でこんなこと言われたくらい、何でもないことよね。
そうよ、そうよ。

 
ああ、でも
あの自転車に乗った男は
1日中そんなことを考えて過ごしているんだなと思うと
本当に気の毒だわ!!

 
と、同時に、
そう言うことばっかり考えている
どうしようもない「エロ助」が世の中にはたくさんいて、
とても気の毒なことに、
悲しい事件の被害者になる女性もいる。

 
そういうことしたい人は、
お金払っていくらでもできるんだから、
そういう所でなんとかしてくれればいいのに。
それに、小さな女の子が性の被害者になった
なんていうニュースを見ると、本当に腹立たしい。

 
つーか、性犯罪を犯したやつは去勢しちゃうべきだね。
絶対またやるに決まってるし。

 

 
私は電車通勤も、電車通学もしたことないけれど、
23才くらいの頃、1度チカンにあったことがある。
それは意外な場所。
地元の市役所にある銀行の、
ATMに並んでいる時だった。

 
3台あるATMはとても混んでいて、
並んでいる人との距離はかなり狭く、
その時私のお尻に何かが触れた。
触れたというか、押し付けられたような感じだった。

 
後ろを向くと、
40代くらいの背の高い男性が傘を持っていて、
私はその傘がお尻に触れたのだろうと思って
不愉快だったけれどその時は何も言わなかった。

 
その後、エレベーターの前でエレベーターを待っていると、
今度は手の感触で、
まぎれもなくしっかりお尻を触られたのだった。

 
後ろを向くと案の定、さっきの男だった。

 
当時怖いもの知らずだった鬼美奈子。
もちろん、この手でチカンを成敗してやりました。

 
「ちょっとアンタ!!
今私のお尻触ったでしょ。」

男の胸元を付き飛ばし、
持っていたバッグで顔を1発殴った後、
腕を掴んで問い詰めました。

 
男は当然
「触ってないよ、やってないよ。」
と言いながら私の手を振りほどき、逃げようとしました。

 
「ふざけんな!何やってんのよ、許さないからね!」

 
と言いながらバッグでもう1発、後頭部を殴ると、
私の腕を振りほどき走って逃げて行ってしまいました。

 
「おい!チカン!!逃げるなっ!!」

 
お昼時だったこともあり、
たくさんの人がその男に注目する中、
男は顔を隠しながら走って行きました。

 
私のお尻を触るなんて、
1千万年早いわっ!!!
ふんっっっ!!

とばかりに仁王立ち。
本当に怖いものなど何もなかった無敵の女。

 
すると一人の女性が私のもとにやって来て、

 
「あの、私もあの人にお尻触られたことがあって、
どうしたらいいのかって・・・・・・・。」

 
私とは違ったタイプの、
いかにも触られても何も言えなそうな彼女。
顔を覚えられるほど何回も触られているなんて
どうしようもないマヌケだなと思いつつ、

 
「やられたら自分でなんとかしないと、
誰も何にもしてくれないよ。」

 
と、見当違いなアドバイスをした私。

 
彼のチカン行為は犯罪になる確立は低いものの、
私がやったことは立派な暴行罪。
その男が私のお尻を触ったことは立証出来なくても
私の暴行にはたくさんの目撃者がいるのです。

 
本当に怖いもの知らずでした。
まして、男の人に殴りかかるなんて、
やり返されなかったことが幸いだったとしか
言いようがありません。

 
この事をダーリンに言うと、
当然のごとく、こっぴどく怒られました。

 
「その男が美奈ちゃんに手をあげる事だってあるんだよ。
逆上して何をするのかわからないのが多いんだから、
そういう危険なことは、絶対にしちゃダメだ!」

 
「はいはい。」 ←まだ懲りてない返事。

 

 
だってね、チカンが許せなかったんだもの。
世の中、触られて黙っている女だけじゃないのよ。
ふんっっ!
とか思っていたし、
触られて不愉快な思いをするだけで、
やり返せないのは悔しい。

 
「目には目を」だわ。
私が受けた被害は、
本当なら殴っただけじゃ済まないけどね。

 
まあ、それ以来、
市役所のATMで同じような目に合う事はなく、
その後はチカンにも合わず、
ムダに不愉快はしなかった日々に
ふと現れた、先日の悲しい変態。

 

 
この男の行為が笑い話になるのは、
私が年をとったせいなんだろうか。


2005-12-10 21:14:14

ある不安

テーマ:妊婦のつぶやき


順調に見える私の妊娠だったが、
19週を過ぎた頃から、
朝気持ち悪くて目が覚めることがあった。

ある朝、吐き気を感じて目が覚め、
洗面所で吐き、鏡を見ると
目の前が真っ白になり、
立っていられずにその場で座り込んでしまった。
しばらく動けず、冷や汗もかいていた。

そのまましばらくじっとしていたら治ったので、
その日はそのまま、また眠った。
それから何度も、朝気持ち悪くて目が覚めることが続き
姉に相談すると、

「仰向けで寝ると、大きくなった子宮が、
子宮の裏側にある大静脈を圧迫するため低血圧状態になり
貧血のような状態になることがあるらしいよ」

と教えてくれた。

さて困った。
私は基本的に仰向けでしか眠れないのだ。
眠りに入るスタイルと言うものが人それぞれあると思うが、
私はそのスタイルが仰向けで、
手の平を上に向けて眠るのがパターン。
よほど疲れていない限り、横向きで眠ることはない。

なので、気持ち悪くなりながらも、
仰向けで寝続けていると、
夜中に何度も目が覚めるようになってしまった。
気持ち悪くて目が覚め、
横向きになって気持ち悪さを取り除き、また仰向けで眠る。
もう、こんなことやってたら、まったく寝た気がしませんね!

睡眠不足で自分の目の下にクマを見つけ、
ようやく自分の寝スタイルを改善すべく考え始めた私。
何事もやることが遅いのだ。

ネットなどで検索してみると
背中に何か挟んで角度を変えて眠るといいらしいことがわかった。
こんなこと、ちょっと考えればわかるものの、
わざわざネットから知恵を得ている辺り、
私の脳細胞が、いかに堕落しているかがわかる。

さっそく、実家にあった腰痛用の三角の低反発枕を使い、
それを背中に縦に当て、
仰向けで寝ていても体が左に傾くようにした。

眠りの救世主

これはなかなか快適で、数日は問題なく過ごせた。
しかし、低反発枕の威力を手放しで喜んだのもつかの間、
その角度に体が慣れたからなのか、
枕があっても仰向けでは気持ち悪くなるようになってしまった。

結局、どうやっても仰向けで寝ると気持ち悪くなるので
私は横向きで眠る訓練を強いられることとなった。

あれほど横向きはダメだと思っていた私も、
それしかないと思えばそれでなんとかなるもので
しばらくすれば横向きで眠ることができるようになった。
せっかくもらった低反発枕は、
私が寝ている間に仰向けになってしまわないように
ストッパーとして壁際で活躍することとなり、
本来の使い方とはまったくかけ離れた効果を発揮。
私は快適な眠りを再び手に入れた。

と思っていた。


昨日はお昼頃から右のわき腹が痛み、痛い時は、
「うっ」っと丸くなってしまうほど痛いので心配になったのだが、
胎動はあるし、張りも出血もない。
なので少し横になっていようと思いベッドで寝ていた。
もちろん横向きで。

寝始めてまもなく、
やっぱり気分が悪くなってきた。
ちゃんと横向きだったのに!

しかも今回のは今までよりも酷そうだ。
冷や汗をかき、目の前は真っ白、
そこに満天の星空が広がる。
もう、究極に気分が悪くて仕方がない。
寝ても起きても気持ち悪い。

結局洗面所で吐き、
フラフラになりながらベッドに戻ろうと廊下に出た時、
天と地がひっくり返った。
まさに、ドラマに出てくる病弱の転校生のように
私は廊下に倒れてしまったのだった。

目の前は真っ白、星も汗も止まらない。
ああ、なんて綺麗な星空・・・・・・。

こんなに大変な時なのに

救急車を呼ぶには着替えなくちゃだとか、
お財布にお金入れなくちゃとか、
玄関のロックを外さなくちゃとか、
ダーリンに連絡しなくちゃだとか、

このまま意識が無くなったらどうしよう
という恐怖とは裏腹に、妙に冷静な自分がいて、
あ、こんなこと考えられるんなら、私まだ大丈夫かな。
とか思ったりして、
しばらくの間、そのまま廊下で倒れていた。

正確には転がっていたような感じだったため
そんな私を見つけた猫達は、
倒れた私の生存確認を始め
顔の匂いを嗅いでいた。

そんな時もソラはお腹で動いていて、
ああ、よかったなんて思ったりして。

時間で言うと、きっと5分くらいだろうけれど、
それは私にとってとても長い時間だった。
やっと起きあがれるようになりベッドに戻ったが、
着ていたパジャマは汗でびっしょりだった。

着替える元気もなく、誰かに電話をかける力もなく、
その後は怪我をした野生動物のように、ひたすらうずくまり、
回復するのを待った。

仰向けも横向きもだめなら、
いったいどうやって眠ればいいのか。
この貧血は何が原因なのか、
右脇腹の痛みも気になったので
診察してもらおうと、今日病院へ行って来た。

今日の担当医は、
先日の健診でさようならを告げた女医だった。

次回の診察から助産師外来へ行くため、
心の中で勝手に別れを告げた女医だったが、
1週間後にまた会ってしまったことは、
「バイバーイ」と、大げさに別れた友人と、
角の信号でまた会ってしまうという恥ずかしさにちょっと似ている。

しかも今日は股越しの超音波での再会。
恥ずかしさも二倍だ。

内診、超音波ともに異常はない。
その後別室での診察で
右脇腹が痛いこと、貧血のことを真剣に話すと、

「うん、大丈夫。気にしなくて。
子宮が大きくなる痛みだと思うし、
血液検査では問題ないから。」

診察終了~。

大丈夫、心配ないの一点張り。
どうしてそんなことになるのかという説明は無く
もうそれ以上質問、とかいう雰囲気もまったく無し。

この女医のそっけなさ。
心配で心細い思いに、まったく配慮の無いあっさりした回答。
なんかこう、愛を感じない診察?

そう、まるで、別れた彼氏と電話で話した時のような、
まったく興味のない勧誘の電話をいつ切ろうかと思って
相づちさえも控えている時のような、そんなそっけなさ!

最後に女医は、

「次から助産師外来でしょ?」

だと?
あーそう、わかったわよ。

まさかそうだとは思いたくないが、
途中から助産師に代えることが、

も・し・か・し・て
お気に召しませんか?


まさかそれが地雷 だったのですか?

まさかねぇ。

そんなことが地雷だなんて、
医療に携わるものの態度では無いですよねぇ。

そうよ、きっと私の気のせい。
そう思いましょうね。


という訳で、結局原因はわからず、
今夜も、いつ訪れるかもわからない、
あの気分の悪さと満天の星空に恐怖を感じつつ・・・・・・。

おやすみなさい。



ちなみに今日の診察料、
いったいいくらだったと思いますか?



220円ですよ!



いつもの健診と同じく、
内診して超音波で胎児確認して診察して
220円!
普段なら5000円はかかるところ、220円!←クドイ

妊婦の定期健診は、絶対保険適用にすべきです。


2005-11-30 21:38:53

妊婦のつぶやき

テーマ:妊婦のつぶやき

まあ、人っていうのは、自分以外の人間に対して、
無責任で根拠のない事をさらっと言ったりする生き物なんだ。

例えば、言われて傷つく言葉ってあるでしょ?
あれなんかも、言った方はなんとも思わない事でも、
言われた方にとっては再起不能になったりすることもあるわけで
結局、言葉って言うのは
自分の受取り方次第なんだなと思うのですよ。

だから、自分が傷つこうとしなければ、
どんな言葉を言われようとも、
絶対に私を傷つける事はできないと思うのです。

だから何が言いたいのかというとね、

「あら、美奈ちゃん、なんかお尻大きくなったんじゃないの?」


って、この言葉、どうです?

日々体重の管理に努め、
毎日1時間のウォーキングを日課とし、
和食中心の糖尿病患者のような食事を手作りし、
食べすぎと甘いものには注意をし、
むくまないようにお風呂でマッサージしたり、
太って見えない洋服を熱心に研究している
このわたくしに向かって、

「お尻が大きくなったんじゃない?」

だと?

ええぃ、どの口が言ってやがる!


実際、そう言われた時私は、
コートを着たまま座っていて、
お尻の形もラインも見えない状態だったのに、
その女は、妊娠したという事実=太ったと結びつけ、
無責任にこう言いやがったのだ。


私の体重は、妊娠前から増えていない。
ツワリで少し体重が落ちたので、
落ちたところから2.5キロ戻ったが、
妊娠前の体重を、
6ヶ月に入る現在も超えてはいないのだ。

実はこの女、誰かと言うと
あの
よし子ママ なのだ。

この人は、前回言った事と、
今回言った事が違うことなんてしょっちゅう。
話を半分しか聞かずに、
その話を曖昧に記憶していることも多いため、
自分の中で話をどんどん作っていったりする
いい加減な人だ。

私は彼女のいい加減さ、無責任さ、
根拠のない発言や適当な性格は充分承知している。
だから、こんなこと言われたとしても、事実無根で
本来ならさほど気にする事もない発言なのだが、
今回はカチンと来てしまった。

神経過敏になっている繊細な妊婦に、
こんなひどいことを平気で言う彼女だが、
私の妊娠を素直に喜んでくれているのは事実だ。

いつも私の体調を気づかう言葉をかけてくれたり、
私の誕生日には早々に、
ベビー用のピンクのファーストシューズを選んで来てくれたりして
まるで自分の孫が生まれるかのように
楽しみにしてくれているのだ。

性別もまだ判明していないのに、
勝手にピンクを選んでくるあたり、
彼女の人となりがわかるセンスである。

よし子は会う度に

「これからどんどん太るわよ。」とか、

「体型が崩れるわよ。」だとか


妊婦が不快に思うような事ばかりさらっと言いのけ、
あげくに自分のお産はどんなに痛くてつらかったのか、
まるで男の人の武勇伝のごとく繰り返す。

病気になった年寄りの病気自慢同様、
辛い出産を自慢するのだ。

昨日のよし子の無責任な
「お尻おっきくなったんじゃないの」発言にはじまり、
よし子が体型の話をするもんだから、
常連のジジイまでが便乗して、

「最近はあんまり体重増やしちゃダメなんだってな。
うちの嫁さんがそう言われてたらしいぞ。」

とか言いやがる。





お前んちのデブ嫁と
一緒にすんな!

ジジイは自分の
前立腺の心配でも
してやがれ!!!



とか、思うわけなんです。

そんな時ダーリンは、無礼者よし子に
「美奈子は太らないように気を付けているから大丈夫だよ。」とか
「美奈子のお尻は全然大きくないよ。ママはすぐそう言うんだから!」
とか言ってくれるんですが、
昨日は気持ちが不安定だったのか、
その言葉に深く傷つき、今にも泣いてしまいそうだったので
速攻で帰ってきました。

妊娠し、子供を産む事で、
自分の体が変化する事は当たり前のことだし、
私も充分承知しているつもりだった。
だからこそ自分でも気を付けているし。

でも自分が思うよりも、
体が変化することにずっとナーバスになっていたようで、
昨日の夜はその言葉が胸に刺さり、
なかなか眠れなかった。

誰かの言葉に傷つけられるたびに、
人を殺すのに武器入らないと言うのは本当だな~と思う。


相手にとってなんでもない、本当に悪意のない一言でも、
私を深く傷つける言葉がある。
そんな時、上手に心の整理が出来なくて、
相手はなんとも思ってないんだから気にしないようにしよう。
とは思うものの、
勝手に言ってろ。とまでは思えず、
今日のお昼に、心の中で考えながらお散歩しているうち、
涙が出てきた。

こんなことで泣くなんて、
妊婦のホルモンはいったいどうなっているのか。

もちろん、他人の中に生きているのだから、
その人がいつも
自分が嬉しくなるような事ばかり言ってくれるわけじゃない。
最初に書いた通り、他人の言葉は無責任で、
すべては自分の受取り方次第なのだ。

私は今までの人生で、
自分にとって心地よくない存在の人間とは、
付き合わないで生きてきた。
好きじゃない人とは金輪際合わなければよかったし、
職場のしがらみや、義理にも無縁の環境で生きてきたため、
嫌な事を言う人の対策スキルを持ち合わせていないのだ。

でも、子供が生まれたら、
私だけの世界で生きているわけには行かなくなる。
子供を通して広がる世界にも、
私は存在しなくてはならない。
そんなとき、誰かに傷つけられた自分の気持ちを、
自分でうまく整理できなければ、
そのたびに自分が辛くなる。

もっとお腹が大きくなってくれば、
「お腹大きいんじゃない?」だの、
「小さいんじゃない?」だの、
子供が成長すれば成長したで、
「まだ○○出来ないの?」
とかいって誰かと比べられたりして、
いい加減で曖昧な基準値を持った人から、
ゴチャゴチャゴチャゴチャ言われるに決まっている!

そんなとき、いちいち落ちていては、
神経が持つわけがない。

私は私のお腹で人を育てている。
そして、人間を育てていくんだ。
人にはそれぞれ心があり、
その人に合った時間の流れがある。
機械で同じ形の人形を作っているわけじゃないんだ。

私は私の出来ることを一生懸命して、
後悔のないように毎日過ごせばいいだけだ。
自信がないから人の言葉に心が揺れるんだ。


でも、たとえ悪意がなかったとしても、
無責任に人の体のことを言ったり、
子供の成長を基準に当てはめて判断したりするのは
非難されるべき行為なのではないか。

公園のベンチに座り、
泣いたり怒ったりあれこれ考えながら
姉に愚痴メールを出した。

姉の返事はこうだった。

気にしないことが一番だよ。
本当の事じゃないんだし、勝手に言わせておけばいい。

実際体重は増えていないんだし、
医者からもっと体重を増やしなさいって言われているんです。
って言い返せるくらい自信を持って!
子供一人産むんだから、
体型が変化するのは自然なことで、
だからこそ美奈子は気を付けているんだから。

自分がデブな妊婦だったおばさんほど、
今の妊婦の体重に過剰反応するのよ。
今度言われたら、

「ママが妊婦だった時は

両国からスカウトが来たんですってね。」

ぐらい言ってやれ。

この先もっとゴチャゴチャと、知りもしないくせに
気になる事言ってくる人にたくさん会うよ。
胎児の育ち方から、子供の育ち方、
喋った、歩いた、オムツは取れたかだとか
お前は医者か、助産師か!ってくらい、
遠い昔の怪しい知識をひけらかしてくるのよ。

でもね、おばさんはそれが仕事なの。
言わせておけばいいんだよ。

聞いているだけなのが辛かったら、言い返しちゃえ。

「お腹大きくても、順調だし、
医者には心配ないって言われているんだけど、
やっぱりそんなに心配な事なんでしょうか?
どうしよう!!(涙)」

って、おばさんの一言のせいで
不安になってしまった妊婦を演じるのよ。
嫌な事言われて嫌な思いしたんだから、
うっかり悪い事言っちゃったなって
相手に思わせるようなこと言わないとね。

私なんて、二人目がなかなか出来なくて、
何人もの人に、挨拶代わりに会うたびに兄弟は?
って聞かれて、
出来ないだけなのに、
まるで作らないかのようにいわれた挙句

「兄弟いないのはかわいそうだわ。」

とか言われて、いい加減頭来たから

「一度流産してから不妊症になってしまって、
今治療しているんです。
本当は欲しいのに、出来ないんですよ。」

って本当のこと言うようにしてやったわよ。
そういうこと言われると、
人って悪い事聞いちゃったかなって思うものだから、
嫌な気持ちにさせられたお返しに、
相手にも悪かったなって思わせてやるのよ。
嫌な空気返しよ。

何言われても気にしないほうがいい。
昨日言われたことも、これから言われる事も、

母になる訓練。
うるさいの、この先本当いっぱいいるから(笑)
母は強しだよ!


とのこと。
さすが、現在二人目を妊娠中の、母の強い言葉である。
なんだか泣いていたことがバカバカしくなってきてしまった。
泣いていた無駄な時間を取り返したいわ!



結論:

もちろん私の精神的な修行は必要だと思うけれど
よし子ママとは少し距離をおこうと思うのです。

残念ながらやっぱり私、
すべてを許し、気にしないでいるほど心は広くないの。
昔から好き嫌いがはっきりしている性格だったけど、
今日まで好きだった人が、
明日嫌いになることもよくあったし。

子供の頃からの性格って、
やっぱり治らないものなのね。
いい加減で無責任な人は、好きじゃないのよ。

とは思うものの、
私、気にしすぎなのかな?
なんて思ってみたりして・・・・・・。

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