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シェガ・ヂ・サウダージ~想いあふれて。

2012-02-10 00:51:58 テーマ:ブログ

以前の店からこつこつと続けてきたライブ、昨年末にはおゆみ野の友人の店で一つの集大成とも云える

素晴らしいライブが沢山の人の協力の元に実現しました。

ブレッド&バター、鈴木茂、林立夫、田中章弘、新川博・とてつもないメンバーでのあの夜は一生の思い出になりました。この日の話はまた別の機会に・・・

年が明けて以前からくすぶっていた考え。そろそろ自分の店でもまたライブが出来ない物だろうか・・・

僕の店は靴を脱いで入り掘りごたつになっており、まあ一般的には音楽、特に洋楽、ジャズ系をやるには

決しておあつらえ向きとはいえない空間です。だからずっと僕の中でこの事は封印してきました。

でも、何か出来ないだろうか、本当に場違いだろうか?・・

いろいろ模索して一度やってみよう、と思いました。どちらかというと和っぽい雰囲気のなかで音楽を聴く

いい方法そして演奏家とは?・・

あの人達しかいない。まずは相談してみよう。長年お世話になっている尊敬するギタリスト宮野弘紀さんに電話。

店の造りその他隠さず話すと、二つ返事でOKとの事。そしてもう一人これまた何度もお世話になった、日本の

ボサノヴァのシンガーソングギタリスト、中村善郎さんにも宮野さんにお願いしてオファー、無事快諾いただきました。普段はホールやジャズクラブでのプレイの毎日のお二人、靴を脱いで靴下で演奏することはまずないだろうなぁ・・でもこの想いは止められなかった・・宮野さん、中村さんよろしくお願いいたします。

ともかくお客さんにとって、そして勿論お二人にとってもいい空間にしなければ・・これを今いろいろ模索している

最中です。音は間違いなくいいのだからあとは僕次第。16年前に初めてやったライブのように今ちょっと

ドキドキしてます。あと少しだけ席の余裕があります。ご興味のある方はお問い合わせください。

2月17日(金)夜6時開場7時開演2ステージ(入れ替えなし)

2ドリンク+小料理付お一人様5500円です。

お問い合わせ・・043-226-8707

本町厨房TETSU流


ワインの話7、真実はグラスの中に。

2012-01-24 01:53:36 テーマ:ブログ

久しぶりの更新、申し訳ありません・・・

今、外はこの冬初めての雪らしい雪、なんかしっとりしていいですね。

ワインの話です。

僕がこの仕事を始めた頃と比べるとワイン事情は随分変わりました。アイテムは驚くほど増え、

国、地方、造り手、酒質、それぞれ時代によってブームがあってその度に雑誌、テレビ他マスコミが

取り上げてきました。より身近に、ポピュラーになった事は本当にいい事だと思います。

僕が若いころ南半球のワインの情報なんて殆んどなかったですから。

スーパーやディスカウントストアでも結構な種類の品揃えで安くて美味しいものも増えて世代を超えて

定着しているんだなぁと痛感します。

ワインが好き、という人の中にもいろいろなタイプ、志向があって、白ワイン派、赤ワイン派、国、地方、葡萄品種、価格、それぞれでこれもバリエーションが増えたおかげかなと思います。

僕も大好きだからみんなにこれからもずっと美味しく、楽しく飲んで欲しい・・(身体に気をつけてね。)

で、そのためにちょっと生意気にアドバイスしてもいいですか?

いや、難しいことじゃないんです。逆に今や情報が多すぎてそれに縛られ、惑わされてる人が多い気がして・・

ネームバリュー、国、地方、格付け、価格、品種などはあくまでも目安にとどめておいた方がいいんじゃないかなぁ・・この手の情報は味のほんの一部を判断するキーワードに過ぎない。よく見かけるのは名前、品種、年号で飲む傾向、とくにお値段高めのワインを飲む方に多い気がします。シャンベルタン(最近飲んでないなぁ)もいろいろピノノワールもいろいろ、古いビンテージが全て美味しいわけじゃない、若いワインには若いなりの良さがある。

少なくとも有名だから美味しいと自分に思い込ませて飲むのはちょっとつまらないと思う。

真実はグラスに注いだ液体のみにあるわけで、それをどう楽しむか・・

季節や一緒にいただく料理によってこだわらずに楽しめたら可能性は無限大!

普段家で飲むデイリーワインだってこれだけいろんな種類があるから是非いろいろ試して欲しいと思います。

最近は国産ワインもいいものが増えてきて頼もしい限り。友人小山君の造るリュードヴァンのワインも最近テレビ 、新聞、雑誌等で盛んに取り上げられていて自分の事のように嬉しく思います。

酒屋さんもワイン専門のスタッフがいる店も多いのでいろいろ聞いてみるといいですよ。今日家のこんな夕食に合うワインない?とか、抽象的でもいいから味の好みを伝えるとか、勿論予算もね。

これはレストランをはじめワインを扱う飲食店でも同じでいいんです。ソムリエがいたりすると緊張しちゃったりするかも知れないけど、全然ビビることないです。ソムリエはあくまでもサービスマンのワイン担当に過ぎない、

偉い人でもないしワイン鑑定家でもないんです。ワインをオーダーするにあたってのお手伝いさんです。

たまにソムリエの中に勘違いしちゃってる困った人もいますけど・・

酒屋さんでもソムリエでも自分の好みに合ったワインを選んでくれたらちょっとした信頼関係が得られるし、視野も更に広がるかも知れません。

今僕も店のワインリスト作り変えてる最中なんです。種類が多きゃ良いってもんじゃないし、バランスよくみんなに楽しんでもらえるように、といろいろ考えてます。

雪、やんできちゃいました。なんかちょっと残念・・精神年齢低いのかな・・


















音を奏でる、味を奏でる。

2011-11-08 10:31:28 テーマ:ブログ

ずっと思っていた事。ミュージシャンという仕事、料理人という仕事、似てるなぁと・・

無論どちらも様々な形、タイプ、キャラクター、ジャンルがあって、だからいろいろで面白い。

僕も気が付くともう25年もこの仕事をしていて、たまたま音楽が大好きで自分でライブを企画したりする中で

沢山のミュージシャンと出会って話したり音を聴いたりするとこのひと、四川料理っぽい、とか京料理みたいに

繊細だなぁとか勝手な解釈とはいえ、メロディーは素材、リズムは加熱、ハーモニーはさまざまな調味料、

それぞれを駆使して一つの音楽という料理、料理という音楽が生まれる。

どちらもそれをプレイ、料理する人によって楽譜、レシピを超えた凄いものができる可能性がある。

紙面に記す事ができるのは文字どうり表面的な事に過ぎず、それをどう奏でるか・・

音に集中して聴き込むとBGMで聴くときには聞こえなかった奥に潜む音や空気までもが耳から脳に入ってくる。

五感で味わうと口の中のいろいろな場所でいろいろな味を感じ、鼻に抜ける香り、食感など立体的に脳に入ってくる。難しく考える必要は全く無いけど、僕はどちらも好きだから本能的にそうしたくなる、余すことなく愉しみたい、

音を食べてるような気持ちです。

一見荒削りに見えるものも実は繊細だったり、仕事は細かいけどバランスが取れてなかったり・・自分が料理するときも常にそれらを念頭においてやっているけど、100点満点なんてないですね。

誤解を恐れずに言うけど僕、自分で作った料理、手放しで美味しいと思った事一度も無いんです。言い換えれば

これはお客さんに出せる、喜んでもらえるという判断はできるけど、人の作ったものを食べて感じる美味しさと同じ感覚、モードにはなれない、一種の職業病かな・・

音楽もその時々聴きたいものもいろいろ、仕込みの時間に好きな音を流しながらの仕事は日常の中での小さな

楽しいひととき。時として音にインスパイアされて新しい料理ができちゃったりすることもたまにですけどあります。

みんな毎日忙しい生活、食事はかき込み、音楽は耳を通り抜けるだけ、になりがちだけどこんな時代だからこそ

他に何もしない、穏やかな時間がとれるといいと思う。

今年もあと少し、それぞれに穏やかに年を越えられますように・・・






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