この興行の始まりはそもそもは10月16日聴覚障害者プロレス団体HEROでした。


HEROに来ていた千葉県某障害者施設の利用者さんたちが、試合のあと私をmixiで探してコンタクトを取ってくれました。
その施設は障害者のみなさんが就職を目指すためにある就職です。昔でいう授産所に近い感じでしょうか?


そのうちにその人たちは私の試合を見に来てくださいました。
遠い中施設の仲間と試合会場まで足を運んでくださいました。
お寺プロレスのDVDも買ってくださいました。


明朗塾の人たちはお寺プロレスの試合を好きになってくれました。
中でも軍団ひとりVSパイプイスを気に入ってくれました。



そんな中、一度お会いして話をしました。すると明朗塾の人から言われました。

『是非来年の夏祭りでお寺プロレスにプロレスの試合をしてもらいたい…』と。


話を詳しく聞くと、障害者施設の生活は私ら健常者が想像するものとはかなり掛け離れた状況でした。


健常者のみんなは仕事をして、休日は自由にすることが出来る。

でも施設の人間は知的障害の方々が多く、自分で自由にお金を持つことも使うことも出来ない、経済的にも施設の管理的にも…


私と知り合った方は類稀にみない病気を持った人でした。

でもその病気を不幸とも感じずに、前向きな考えをする人でした。


自らで企画した経験を、『自ら行動する第一歩』として、施設でプロレスをやることを提案してくれました。
いつも施設側が計画したことを毎年やるのではなく自分が計画したことを…


私は一緒にこの人たちとこの興行を成功させようと誓いました。


お寺プロレスの目的は、プロレスをすることではないです。


プロレスを通してこう言った交流、社会貢献をさせていただくことによって、『自身の人生の糧』にさせていただくことが目的です。

『精神的な未知領域を知る』といったとこでしょうか。



確かにプロレスをやることは甘くありません。
ただプロレスが上手ければ何でも構わない、という気持ちは何が何でもだめです。


きっとお寺プロレス一同、計画した何かを『糧』にしてくれるでしょう。



さぁ気持ちを引き締めてけがなくがんばりましょう!