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その生涯に実に470もの企業設立
かかわった大実業家・渋沢栄一

その数もさることながら、
渋沢栄一の先見性によって日本の
近代化が大きく前進させた業界
があるのを
皆さんご存じでしょうか?

一つはセメント会社
もう一つは製紙会社だそうです。

この二つの会社と日本の近代化を
結びつけた渋沢栄一の先見性に注目です



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特筆すべき二つの業績

齋藤 孝(明治大学教授)


※『致知』2016年3月号P34
    特集「願いに生きる」
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中でも私が特筆すべきだと思うのは、
渋沢が何社ものセメント会社と、
製紙会社の設立に関わっていることです。


当時の日本は木造建築ばかりでしたが、
近代国家になるために
渋沢が必要だと考えたのは、
頑丈な建物をつくることでした。

建物は木でできているもの
という概念が通底していた
明治期日本において、
渋沢は時代の先を読み、
それならばまずセメント会社が
必要だと思い至り、その後もいくつもの
セメント会社を設立していくのです。


そして、もう一つの重要な業績が、
製紙会社の設立です。

江戸時代までは和紙に筆で
書くことで間に合っていました。

しかし明治に入ると、
いくつもの会社が起こり、
学校制度も定まり、
大量の紙が必要となってきました。


これからはもっと多くの紙が
必要になってくるだろう。

それならば洋紙を輸入するのではなく
国内でつくってしまおうと、
王子製紙の前身となる
製紙会社を設立するのです。


その当時、もっと儲かるものは
何かと考えれば、他にも相応しい
業態はあったかもしれません。

しかし渋沢が第一に考えたのは、
国をつくるためにいま必要なものは何か、
ということでした。

それにしても仮にいま私たちが
「近代国家に必要なものは何か」
と問われて、「セメントと紙」
だと答えられる人が
一体どれだけいるでしょうか。



渋沢は製紙会社を設立する時に

「国家社会の為に此の事業を起こす」

という言葉を残しています。


まさにその信条に徹した渋沢は、
470もの会社の設立に関与しながら
財閥をつくることなど
眼中にありませんでした。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・梅


『致知』3月号のテーマは
「願いに生きる」





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注目の記事~~~


「信念を抱いて願うことは必ず実現する」

渡邊直人(王将フードサービス社長)
福地茂雄(アサヒビール社友)



2年前、不慮の事件に見舞われ突如
経営トップを失った王将フードサービス。
しかし、その後も同社の経営は揺らぐことなく、
次々と打ち出される改革により一層の躍進を遂げている。
急遽バトンを引き継いだ渡邊直人氏は、
どのような思いで経営に臨んできたのだろうか。
渡邊氏の取り組みと、
そこに込められた願いについて、
同社と関係の深い福地茂雄氏に聞いていただいた。


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