水曜日の夜に「これが世界のスーパードクター TV初潜入天才名医の仰天テクニック完全公開!!」っていう番組が放送されていました。

アメリカと中国(獣医)、そして日本の名医が紹介されていたのですが、その中に出てきた福島孝徳先生の本について今日は書きます。

その本はラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医 というものです。


1942年生まれの62歳。子どものころはやんちゃだったようで、よくご両親の手を煩わせたそうです。
けれども勉強はトップクラスのできで、1浪した後に東大医学部に入学します。
しかし福島氏は入学後も駒場にはほとんど行っていなかった。
何をしていたのかというと、青春を謳歌していたのです。
そしてそれと同時期、学生運動が盛り上がりを見せ、勉強どころではなくなってしまう・・


というような、福島氏の生い立ちがなかなか面白く書かれているのですが、全部書くと1日終わっちゃうので、ここでやめます。


この本は福島氏が書いたわけではなく、徳間書店の取材班が書いた本です。
その中身は生い立ちだけではなく、福島先生へのインタビューや先生の関係者へのインタビュー、そして先生の働きぶりが鮮明に書かれています。

またこの記事 の南淵先生と同様にこの本で先生は、現在の医療制度、そして医学部の教育方法に疑問を呈しています。
その詳しい内容は、ここでは書きません。時間がかかるからです。ごめんなさい
ただ医療界の改革が必要ということです。


現在はアメリカで活躍されている先生ですが、毎日が手術の日々です。また年に2、3回日本でも手術をなさっています。
もちろん62歳ですから、しんどいときもあるのではないでしょうか。
しかしそれでも数多くの手術をこなすのは、患者さんの笑顔が見たいからだそうです。まさしくやりがいがあるのでしょう。


この本はどちらかというと、福島孝徳はどういう人物かというところにスポットが当てられています。
その中でもやはり面白かったのは、先生の生い立ちに関してですね。
何から何までワンダフルです。


最後に、脳神経外科の名医が紹介されていたのでそれを書いておきます。
北海道→旭川赤十字病院 上山博康先生
      札幌医科大学病院 宝金清博先生
      網走脳神経外科リハビリテーション病院 谷川緑野先生
栃木県→獨協医科大学病院 金彪先生
東京都→東京女子医科大学病院 堀智勝先生
      三井記念病院 田草川豊先生
      NTT東日本関東病院 永田和哉先生
      杏林大学病院 塩川芳昭先生
      東京大学病院 森田明夫先生

もちろんこのほかにも名医は数多くいます。


あ~、今日は記事を書くのに脳を使ったなぁ
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著者: 南淵 明宏
タイトル: ブラック・ジャックはどこにいる?―ここまで明かす医療の真実と名医の条件

Yahoo!に、東京医大の40歳代の心臓外科医が執刀した手術で、相次いで患者が死亡していた、という記事が載っていた。

病院側は医療ミスを否定しているけど、患者が死亡した15例のうち、12例にかかわっていたという。

人間が生きているのは結局は心臓が動いて、血液が体中に送られているからだけど、もし自分が心臓の手術を受けるとなったら、こんな医者には手術を担当してもらいたくない。

改善されつつあるようだが、大学病院というのは医局を中心とした封建社会である。その大学病院に異を呈しているのが、上の本を書いた南淵明宏氏である。
彼自身は奈良県立医科大学を卒業後、オーストラリアへ修行に行き、その後シンガポールなどで勤務医を務めたあと、日本に戻り、現在は大和成和病院の心臓病センター長になっている。

この本では、心臓外科医としての本音、大学病院の裏側などが事細かに書かれている。
正直、この本を読んでしまったら、そこらへんの大学病院で心臓手術を受けることが怖くなってしまった。

もちろん全ての大学病院がそうというわけではない。しかし大学病院は研究施設の側面のほうが強く、皆教授になるために論文を書くのに必死だという。

しかも医局に大勢医師がいたとしても、心臓血管外科の場合、手術をするのは主に教授で、40代ほどのいわゆるベテラン医師でも、実は手術に関してはまだまだ若手という場合も多いようだ。
結局はその医局の教授の考えによるのだろう。次の世代の医師を育てる気があるのなら、どんどん下の医師に手術をさせるだろうし。

南淵氏はこの本の中で、手術は経験を積まなければうまくならないといっている。そりゃそうだよ。で、彼は年間200例以上の手術をしている。
ところが記事の東京医大は4年間で250例であり、その差は圧倒的だ。

研究も、医学界の発展のためには必要である。しかし、私たちが医者に求めているのは、病気を治してもらうことだ。だが大学病院では、完全に需要と供給の間に隔たりが発生している。

長くなってきたので、興味がある人には読んでもらうということにして、最後に心臓血管外科で十分な手術の経験があり、この人になら任せられるというのが載っていたので、紹介する。

北海道→心臓血管センター北海道大野病院道井洋吏先生
千葉県→亀田総合病院外山雅章先生
東京都→順天堂医院天野篤先生
神奈川県→葉山ハートセンター須磨久善先生
愛知県→豊橋ハートセンター大川育秀先生
京都府→京大病院米田正始先生
石川県→金沢大病院渡邊剛先生
などなど。
特に外山先生と須磨先生は世界でも通用する、日本の心臓外科界のリーダー的存在である。

また大学病院もいくつか入っているが、ここに挙げた教授の腕は確かなものであるということだ。

自分の命なんだから、病気が見つかったら、情報収集をするぐらいの努力は必要である。

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