内臓からくる腰痛。

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最初の訴えは、「全身が痛い、、、。」でした。


身体を使う仕事のせいか、日頃から腰痛に
悩まされていて、時折、ぎっくり腰のような
症状になってしまうとのこと。


その日は数時間前に、強めのマッサージ
を受けたばかりでした。

「マッサージを受けてから、だんだん痛く
 なってきて、 今はどこが痛いかさえ
 わからない、、。
 全身が痛くて、だるいです。」



そんな悲痛な訴えを受け、
全身をチェックしてみました。


確かに、全身のバランスは良くない。
ただ何が原因で、全身が痛いのかは、よくわからない。



普段は、できる限り原因を見極めてからの調整を

行うが、今の段階では、全身の痛みの原因となる

ものが見極められない。


でも、まずは大きく崩れている全身のバランスを

回復させることで、身体が楽になるように

持っていくことにした。


身体全体のチェックをしていて、気がついたこと。



骨盤の動きが少なく歪みが大きい。

それも不規則な歪み方をしている。


「不規則な歪み方って何?」と思われる方も多いと思う。



例えば、「規則的な歪み方」になる場合は、
よく取る姿勢により、その形に構造が変化したもの。
または、他の部位の問題により、適応して歪んだもの。
なんかが挙げられる。


規則的な歪みの場合は、他の構造との関連が

わかりやすく、調整がしやすい。


一方、「不規則な歪み」は、そういった規則性がなく、

原因が見極めにくい。
もしかしたら、いくつかの原因が複合していたり、

外部からの力が加わっている可能性も高い。


そして、右腹部の循環が滞り、
右の股関節の動きもあまりなく、
右の足の制限も大きく、
右半身を引っ張っている。


アンバランスながらも、普段、かなり右加重傾向

で立っていることははっきりとでている。


本人に確認すると、自覚があるようで、
「気がつくと、右足に加重して作業しています。」
と言っていました。


調整は、本来、問題の発端となる、第一原因

から取りかかると、調整の時間も労力も

少ないのですが、


Bさんの場合は、骨盤の制限が強すぎる為、
まずは、骨盤の可動性を出していくことにしました。



Bさんの場合、骨盤の可動性のなさと不規則な

歪みは、主に、骨盤内循環の滞りから引き起こ

されていました。



momiのブログ-骨盤臓器の動静脈

「骨盤エリアの動静脈」

ATLAS OF HUMAN ANATOMY2より。


ソケイ部のリンパ液の流れや、
体幹から足につながる大きな血管である
内外の腸骨動静脈や大腿動静脈の流れ、

そこから、またそれ以外からの血管から
分岐する精巣動静脈の循環が滞っている。



その周囲の臓器ももちろん、問題が起きている。

盲腸・虫垂エリアでは、内容物の流れが滞り、
詰まっているような重量感。


その為、胆嚢からの排液が邪魔されており、
胆嚢、肝臓ともに機能が低下し、下垂傾向にあった。


その状態は、臓器周囲の膜も緊張させ、

胸郭を歪ませ、それは頸椎、頭蓋へと

問題を波及させている。



腸に詰まっている内容物を動かし、
リンパ液を通していると、
胆液が流れ出し、腸の動きが活性化し、
お腹がグルグルと、かなり大きな音を立て始める。



「おっ、なんが動いてきましたねぇ。」

とBさん自身も、身体の変化に気がつきます。


次に、動静脈の循環を促進させます。
ちなみにBさんは、男性なので、精巣周囲の動静脈は、
Bさん本人の手を借りて調整。


そうしていくと、ようやく骨盤の不規則な歪みから、

規則性のある歪みに到達し、
より身体の状態が掴みやすくなりました。



ここでようやく、日々、Bさんを悩ませて
いた腰痛の原因がみえてきました。


長年に渡る、盲腸や虫垂エリアの滞りから、
このエリアの腹膜や臓器を包む膜が固着し、
仙骨とつなぐ靭帯や筋膜を引っ張り、
右側の仙骨を前方へ強く牽引していました。


その為、腰をかがめたりする動作で仙骨が動けず、

痛みや違和感がでていたようです。


更に、膜の軽い癒着があるようで、
循環を回復させただけでは、
仙骨の位置は戻らず、
膜と膜の滑りを回復させ、
仙骨の位置を戻しました。



引き続き、右加重による下肢の歪みも調整し、

全身のバランスを整えます。


右の股関節を調整するころには、Bさん本人も、
「今まで右下腹部が重かったけど、
 それが解消されて軽くなった!
 右股関節も、動いている感じ。」
と声が明るくなってきました。



また長年による仙骨の歪みは、
仙骨と尾骨を繋ぐ仙尾靭帯を固く収縮させ、

また、仙骨前側の靭帯や付着膜を固着させることで、

仙骨自身の形を歪ませ、周囲の神経伝達や

血液循環を妨害する。


そしてそれは、
骨盤内臓器の機能を低下させる。
身体はそうやって、お互いが影響しあい、
相互作用しあっている。



最後に、そんな大切な仙骨・尾骨の調整
を加え、スムーズな可動にしたところで、
Bさんに動いてもらうと、


「腰が軽い!!」
「なんだか調子が良くなってきた!!」
と元気に身体全体を動かして、
喜びを表現。


身体が軽いって、テンションあがります。(^-^)



マッサージが悪いというわけではない。


内臓や血液・リンパの循環制限を伴うBさんの

場合は、適していなかったのだと思います。


痛みを加えたことで、身体も緊張し、
交感神経へと働きが大きく傾き、
より内臓・血液循環が妨げられ、

一層、身体の歪みが誇張され、身体全身の

不調となってあらわれていた可能性があります。



また、強く押す指圧的な調整を、
内側に牽引されている仙骨に加えれば、
歪みをより促進することになり、
痛みも悪化してしまいます。


マッサージを受ける場合は、痛みを伴わない

レベルのもので、全身をほぐしてもらう方が
効果的かもしれません。


身体が回復に向かう場合、本来、
その調整はとても気持ちのいいものです。

もし、不快に感じる調整は、アプローチを考えた方

がいいのかもしれません。


今回の腰痛のお話、「自分もそうかも、、、」
と思う方、結構いるかもしれません。


「自分はどうなんだろう?」と思ったら、

ぜひ、ハーモニーへお越しください。


痛みのない検査と調整で、

身体の訴えを聴いていきます。


快適な身体目指して、一緒に歩んでいきましょう(^-^)



●● オステオパシー整体院「Harmony」●●
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オステオパシーセラピスト:神永~kaminaga~