駿河区小鹿在住、百人のファンをつくる会代表でございます

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静岡県静岡市に住むゆるいおっさんです。
本も読むし散歩もする。料理もすれば旅もしとります。

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TSUTAYAで借りた『ダブルフェイス』を[潜入捜査編][偽装警察編]と続けて観た。

2人の主人公のボス以外は、それぞれ自分のことしか考えてない。もう業だな。テンポもいいし、一息に観れたけど、実は身につまされすぎて、居心地悪く感じた。

一方でこの作品をある視点で観ている自分に気づく。23年やっている占い師という裏の顔の視点でだ。

職業の二面性ということではなく、よく言われる【宿命】の話である。

宿命というのは本当にあるようだ。これが長く占い師をしている自分の感想。

人間はあるものを背負って生まれてきている。生まれた瞬間に完了する人もいれば、生涯にいくつもの宿命を背負う人もいる。達成難度はさまざま。らしい。年齢の影響もあるだろうけど、そんな感覚に確信をしている。

自分の経験で言うと、それを成し遂げるのにほとんどは成長しなければならない。思い切って告白してみたり、嫌いな人と共闘したり、寝る間も惜しんで勉強しなければならなかったり、常に決断と行動と成果の中でそれは勝ち得られる。

また、ある職業や人物と出会えなければ達成できないこともあるし、そうでないこともある。


自分のお客さんにも、物的には見上げるぐらい恵まれているのに、耐えがたいほどの「ある欠乏」を抱えている人もいる。その人らの人生にとって、富や名声がテーマではないからこそ起こりうる苦悩だ。

このダブルフェイスという作品では、似た立場の主人公同士が、ついに分かり合うことはないまま終わる。

彼らが自分自身の内面に巣食う恐怖や恩讐を超えられれば、こういう結末はなかっただろう。彼らの目の前には『愛』という、新たな世界に渡れるはずの懸け橋があった。しかしどちらも渡り切ることができなかった。

宿命のようなものの存在を感じる占い師としては、その『愛』の効能が大きいことを痛感している。自分を成長させるものが『宿命的な愛』の効能なんだと思う。

そう、人生のパワーアップアイテムだ。取り損ねると、自分ひとりで戦わなければならない。
会社の同僚に促されて、今日は定時で帰宅することにした。


僕は自転車で小鹿と西中原を横断するように通っているわけで、その道中にいきなり胸ボケの携帯が鳴った。ちょうどいいタイミングで犬の散歩中のご婦人をよけようとしたのでぶつかりそうになってしまった。


とっさに大爆笑してみせて、大丈夫ですか、いやーワンちゃんびっくりしておしっこやめちゃいましたねと声をかけた。最初は何か言いたそうな顔をされたけど、勢いに押されて最後は笑顔で別れた。危なかった。


ちょっと進んだところで携帯のことを思い出し、着信履歴を見る。


実は、去年の夏の豪雨で水没させてしまい、アドレス帳が全滅していた。往時の1割ていどしか残ってないけど、使う番号だけがこうやって復活するんだろう。


ここ最近、復活のペースが上がってきていて、今回の着信の主は、かれこれ5年ほど音信不通になっていた自営の爺さんだった。服のバイヤーを何十年もやってる人で、自分の親よりもさらに20歳は上だ。


声がデカイし、まずどんな相手と一緒でも仕切る仕切る。よくしゃべるしよく笑う。サービス精神の塊みたいな人だ。のちに元アパレルという人と出会うわけなんだけど、その爺さんとよく似ていたので「バイヤーやってたんですか?」と聞いたらそうだと答えた。そのスジの人はこうなるらしいw


「なんだ、久しぶりにヤスエダちゃんの声が聴きたかったのに声が暗いな」


近況の交換後にいきなり言われた。うっと思った。その通りだったからだ。


実は身の回りで癌に罹る人、闘病の末に亡くなる人、やたら多い。会社の人もだ。怖くていまだに見舞いにも行けない。怖いのは、なんだか自分が癌ウイルス(!)にでもなったような気がしていたからだ。


たどたどしかったわけだけど、黙って話を聞いてもらった。この爺さんがこんだけ人の話を聞き続けているというのが初めてだったので、後半は特に遠慮がちに話してしまい、テンポも悪かったと思う。


「そう。何思いつめてんだ」


優しくそういわれた途端、涙がほろりと流れてしまった。


そこからは爺さんのマシンガントークだった。10年後の仕事の話までされて、とにかく圧巻だった。その年で10年後かよと。


「何言ってんだ、話の半分はヤスエダちゃんの受け売りだよ」


爺さんが言うには、人の話を笑いながら聞いてくれて、もっと世の中ってすげえな、自分もこんなことやってみたいな、というような希望を持たせてくれるような話相手だったとのこと。


確かにこんな爺さんに影響を与えていたのかと思うと、自分にもそんな力があったんだろう。同じ人間なのにえらく変わってしまった。


最後に、爺さんに言われた。


「ヤスエダちゃんはよ、見たものと見たいものをごっちゃにしながら熱っぽく語ってくれたじゃん。次に話すと、見たものがもっと増えてて、見たいものが広がってたしな。そういうピクピク動いてる感じが面白かったのにな」


そうそう、その熱っぽさが最近ないなあ。同じ人間なんだから、戻れないわけがないんだが。
お客さんのパソコントラブルを対処した。


エロサイトの広告に悩まされたとかで、トラブルの内容としてはほほえましい部類だと思う。


小中学生のいる家で、パソコンとネットを開放していると仕方ないのかもしれない。いや、知ってる爺さんも定期的に感染してたなw


自分はそういうのやらなくなったので、慎重になったのか枯れたのかわからない。おそらく両方だろう。


そうした処理にはiobituninstaller(アイオー・ビット・アンインストーラー)というフリーソフトがお勧めでよく使う。あれは重宝する。


で、実際の作業なんだけど、入ってるプログラムのリストを開いたら、上から順に名前をググって調べるしかない。


個人的な経験では、inboxBabylonPC Power Speedなどがおなじみになってきた。勝手に通信して情報を流したり、買わないとセキュリティが不安だよと脅したりするのが流行のようです。金銭の出入金をしている人はコワイね。


こんなのがどうやって入ってくるかっていうと、何かのフリーソフトをダウンロードするときに、抱き合わせになっているだけなんです。


フリーソフトといっても、善意で作ってる人だって自分の作品でひと山当てたいわけです。そこで公開時に広告プログラムと組む。で、広告屋だって所詮仲介ですから、カネを出してくれるやつの素性なんて知ったことじゃない。で、便利なフリーソフトにコバンザメのように張り付いたウイルス同然のが元気に拡散していくわけです。


これは自分も自戒が必要だけど、よく見てチェックを外さずに入れると変なモノが混じります。皆さんも注意してください。


こういう掃除をするだけで、電源入れるだけで2時間かかってたパソコンが2分で再起動が完了するなんてこともザラにあるわけです。


パソコンって、そんなに簡単に壊れるものでもないわけです。