お喋り笛吹きのベルギー見聞録 #4

ヨーロッパの小王国ベルギーに住む笛吹き神田望美の海外生活&音楽活動記 

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ビデオアップしました。1点目はピアノの現代奏法説明。私の滑舌がイマイチで日本語字幕付です(汗)冒頭で漢字を宙書きしている私…。何言ってるかもよく分からないから、ぱっと見「あれ?私、魔法でもかけてるのかな?」と…。

 

そしたら宙に「内部」って漢字を書いてたようです。友人にも「宙に書かれても分からないよ」と言われるんですが…本当だ分からない。後方のお席の方からはますます良く分からないジェスチャーだったことでしょう。つい癖で思わずやってしまったようですがやめようと思います。

 

長濱さんの登場で後半は興味深くなっております。ピアノでこんな音が出るんだ!と思われた方も多かったかと。ピアノは内部奏法NG!というところもあるので(特に日本は)、内部奏法がある曲はあまり演奏されないみたいですね。

 

 

現代曲には馴染みのない方もいらっしゃるのではないかと説明を入れてみました。クラシック音楽は知ることで、より一層楽しめるという点が大きいと思うので、これからも色々なことを紹介していけるトリオでありたいと思います。

 

ここでは笛の現代奏法は説明はしていませんが、バンブー吹きと呼んでる勢いよく吹いたり(尺八みたいな)、歌いながら吹いたり、フラッター(巻き舌しながら吹く)とか、ハーモニックス(通常運指とは違う音を出す(倍音))とか・・・。それ位かな?

 

チェロは鯨の声を出すテクニック。本当に鯨です。

 

あと口笛指定がありました。チェロ弾きも。口笛吹けないアメリカ人(作曲者はアメリカ人)はいないから当たり前に入ってる?日本人だと笛吹きはともかく、口笛吹けない人いそうですよね。チェロそっちのけで口笛の練習しないと。

 

画面が青いのは故障ではなく作曲者指定。アイマスクをつけてるのも作曲者指定です。

 

ということで、お時間のある時に・・・↓ 


 

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今日は朝からコンサートのお手伝いに駆り出されてました。王子とニコラがいる、アンサンブル・メンデルスゾーンのコンサート。

 

シューベルトの弦楽五重奏。50分くらいの大曲で素敵な曲です。フルートにはこういうロマン派の大曲室内楽名曲がないのです。クラリネットには、これまた永遠の憧れブラームスの五重奏がある。弦が羨ましいような、50分も吹き続けてたらひっくり返るような・・・・。

 

今日のコンサートは、月1の日曜朝のコンサート。フレンチスタイルの朝食サービス(クロワッサンなどと、コーヒー・紅茶・ジュース)があり「金額ご自由」で頂けます。

 

受付に箱があり、受付の人(私)が「そこに好きな金額入れてね」と言うのです。しかしながら、同時にチケット売ったり、予約の名前探したり、お釣り渡したり、「このコンサートシリーズに興味があったらここにメールアドレスを書いてね」とか、も言わなくちゃいけなくて、朝からやることと言うことがありすぎて舌噛みそう・・・。

 

本当は日本人として「お客様、本日はコーヒー紅茶、クロワッサン、お好きなだけいただけますようご準備致しております・・・」などという丁寧な対応したいところ。

 

が、舌を噛みそうだったので、

 

ヴォワラー。こちら朝食用です、ご希望でしたら。

 

と単純な文章を言って、「金額ご自由エトセトラ・・・」と色々説明が書かれた案内板を指差す。

 

というザッパな対応に。とっても単純な文章でも、「ヴォワラー」を付けると、なんとなくサンパに(感じが良く)なるような気がするのは、私の思い込みかしら。

 

コンサートは盛況でほぼ満席。

 

 

2008年に同じアンサンブルで同じ曲を弾いてたみたい。()その時も天上の音楽だなと思いましたが・・・こんな天上の音楽演奏するとなると、演奏する方も真摯に向かいたくなります(とか言って、私は聞いてただけ)

 

でも、今日一番衝撃的だったのは、王子のコンサート中の話の中で、2002年からアンサンブルが始まったと言っていたこと。そんなに経つのか!

 

オリジナルメンツは、王子、ニコラともう一人のチェリスト、ここにはいないけどピアニストだけ。今のセカンドヴァイオリンは3人目。王子の元生徒。過去の2人は若い女の子だったのが二人とも今はお母さんになり、初代ファーストヴィオラのマテはベルリンフィルのヴィオラソロになりました。

 

14年も経ってるのなら色々あるのが普通なんだなぁと。時の経つのの早さに、そして周りの皆様の成長に、日曜日の朝から感心して、少し目が覚めました。

 

14年前と今と特にあまり変わった気がしない私ですが、特にここ4、5年は何の変化なしと言っても良いような・・・・。そもそもヴォワラーで全部誤魔化そうと言う猪口才(ちょこざい)な考えが自身の成長を妨げている。

 

実際の所、大人の皆様になら分かっていただけると思いますが、学生の身分も終わり、日常に追われる毎日だと相当の努力と力強い意思を発揮しないと「生活・習慣」は変わらないです。

 

身長の成長は勝手に止まるけど、体重の成長は意思を持たないと留める出来ない…に似てます。若い頃の成長は身長の成長。成長が目に見えて努力も必要だけど努力しやすいとも言える。大人は現状(体重)維持で既に意思が必要で…成長(体重減少)には更なる意思を要求されるという。あぁ理不尽。大人って大変。

 

思い切って転職!とか、そういう外界の変化があれば自ずと変わるのでしょうが、基本今のことを続けるとなると全て自分の意思の力だからな。力強い意思が必要になりますよねぇ。改善しなければ!とか言ってる間に3年とか平気で経っちゃう。

 

変化があると人生メリハリがついていいなぁと思うのだけど、自分で作らないとメリもハリも空からは降ってこないのだな。今のまんまじゃぁいけないなぁと思うのならば、「今の生活」から変えていかないとね・・・と気づかされた本日でした。

 

 

このアンサンブルは、11月に日本に行くので興味のある方は彼らのサイトを覗いてみてくださいね

 

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今日は久しぶりにシャルパンティエのミサ曲のリハ。

 

シャルパンティエはシャンパンの仲間ではなくて、17世紀後半フランス人作曲家の名前です。バッハより40歳くらい年上なので、当時だとバッハのお祖父さん世代ですかね。「困ったちゃん」な肖像画。フランス人な雰囲気。

 

 

個人的には、ベルバラのジュロデール(オスカルに恋してた近衛兵・・・)に似てるなぁと(髪型だけか)

 

かと思うと、下の肖像画もあって・・・

 

 

全然似てないんですけど・・・。年取って中年太りとかそんな感じ?どっちが本当だったのかは謎。

 

 

↑6月18日午後3時からモンゴメリー近く。学校のイベントなので入場フリーです。

 

トラベルソ4台。ヴィオラ・ダ・ガンバたくさん。オルガン。テオルボ。そして合唱団です。プロ・セミプロ、アマの合同。

 

合唱団の男の人の声が、とってもとっても意外で。細い金髪のかわいい王子みたいな人がバス(低音)で、マスクオブゾロみたいな人がカウンターテナー・・・高い裏声でホサナーと歌う姿が意外で意外で。カウンターテナーには毎回驚かされます。

 

この時代の歌い方は、いわゆる今私たちが聞くオペラ歌手みたいな感じではないです。日本で合唱とオケというと、年末の第九とか思い出しますが、シャルパンティエはやるのかな。あまり聞かない気がしますが。

 

留学する前自分は西洋人の音楽を学んでいるのだという自覚を持ってましたが、長年吹いてて、西洋人の中で生活して、現実の生活に追われてると、原点がどこの音楽だとかで悩むことも少なくなり、段々境界線がうやむやになってくる感覚があります。

 

でも、この「あんまり馴染んでないレベル」の曲を聴かせられると、私たちって背景にある歴史が全然違うんだなぁ・・・と改めて感じるのであります。

 

日本の音大の音楽史でも中世ールネッサンス、初期バロックーバロックと確か習ったけど、実際この時代の音楽には全く馴染みがなくて。実はクラシック音楽で音大生が勉強してる音楽というのは、実に一部の時代だけだったんだなぁと思わされ、とても綺麗なので馴染みが全くないというのはなんだか勿体ないと感じた次第。まぁ掘り下げていけばきりもないのだろうけど。

 

これらの音楽が、自分達の歴史と捉えてる人達と、外国のなんか素敵な物と捉えてる私とは、やっぱりその後に繋がってくる音楽に対する何かが少し違うんだろうなぁと改めて考えたり。でも各自少し違うことが当たり前のヨーロッパなので、それで良いのかもしれない。

 

私が好きな近・現代などは、イヤゥーロッパ(1868)明治だよ文明開化の音がする~って頃の少し前から始まるので(素敵な年表発見)、フルートレパートリーはその辺からが多いから境界線もあやふやになりやすいのかしら。

 

先日試験があって、フォルマション課程を終えたので、これを機に今年で音楽学校は終了。最初で最後のシャルパンティエ楽しみます。

 

ご興味のある方は6月18日(土)3時からです(入場無料)。

 

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夏時間になり、イースター休暇も終わって年度末に突入。年度末といえば試験。

 

王子の室内楽科クラスの試験前の試演会。風邪で2グループくらいキャンセルで聴く人が少ないから、サクラの観客を要請され、天気も良かったので久々に音楽院へ。

 

音楽院の雰囲気は懐かしいですね。フルート科の誰かが必死に超高音域パッセージを繰り返し繰り返し練習していて、その超音波と、伝わってくるイライラ度ムキーッたるや凄まじく、これは家で練習してたら苦情来ても仕方ないねぇと、懐かしく思い出しました。

 

5組聞いたうち3組に日本人あり。グループの1つは日本人のサクソフォンデュオで格好良かったです。ここ数年で、日本人のサクソフォニストの知り合いが増えましたが、ブリュッセルにサクソフォニストが増えたのかな?

 

 

ピアノの学生に「王子の奥さんが日本人らしいっていう噂を聞いてはいました」と言われました。在学中はもちろん、卒業してからも数年は音楽院の日本人沢山知ってたけど、今じゃもう全然。彼らからしたら化石の人なんでしょうねぇ。

 

 

注目すべきは、シューベルト「アルペジョーネソナタ」byギターとピアノ。世界初演?奇抜なアイデアでしたが、これが中々良かったのです。アルペジョーネソナタは、その名の通り、「アルペジョーネ」という東京ブリュッセルトリオのニコラも弾いてる190年くらい前のギター製作者が発明した楽器のために書かれたもの。アルペジョーネは、ギターとチェロの間っこみたいな楽器・・・(実に簡約な説明)。

 

↑東京ブリュッセルトリオ in Japan 2014 の時のニコラが弾いてるアルペジョーネ(奥村治氏製作)

↓ 詳しく聞きたい方はこちらから聞いてください(東京ブリュッセルトリオ in Japan 2012の時の映像)

 

 

アルペジョーネは「ギターチェロ」と呼ばれるだけあり、音の配置がギターと同じなので左手(弦を押さえる方の手)はギターと同じみたいです。右手はアルペジョーネは弓、ギターは爪(生づめ)。

 

楽器は直ぐに廃れて残ってる曲はこの「アルペジョーネソナタ」だけ。シューベルトのアルペジョーネソナタは、現在では主にチェロのレパートリーとして演奏されることが多いのです。現在では弾く人も、製作者も少ないアルペジョーネですが、少し現代の曲があります(私たちも初演しましたけど)

 

初め「ギターでアルペジョーネソナタ」と聞いた時は、えーっって思ったけど、聞いてみたら哀愁帯びてて大変いい感じ。ギターの子も音楽的で良い感じだったのもあるのだけど、聞き入りました。

 

今聴くバージョンは、主にモダンチェロによる、甘美とも取れる出だしに、ズーンっと響く中間部、ピアノも追付いして左手低音ズッシり響かせ・・・という感じですが、そういう特性はアルペジョーネにはないので(音がもっと細いくて軽い)シューベルトはこの曲に、こういうシンプルで哀愁漂った感じをイメージしてたんじゃないかなぁって、思わされたほど。

 

シューベルトの曲は本当に詩的な曲が多くて、リート(歌曲)とか聞くと(うまく歌われていれば)言葉がないというか、聴衆も動くと音が壊れてしまいそうな、そんな印象。ギターの繊細で小さな音に耳を傾けて聴く感じは、何だかシューベルトに合ってるなぁ。強制的に聞こえる爆音で溢れる現代においてこの繊細さ新鮮。レパートリー化しないかな。

 

王子が提案したのだそうです。これまた意外!

 

科学も研究と共に発見があって、進化してるのだもの。音楽も同じように新たな発見と進化がないとね。

 

 

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突然の夏日です。今日は袖なしワンピースで外出・・・。4月末は内地では雪が降ってたのに。明日から少しずつ下がっていき、来週末は14度らしいです。これぞヨーロッパの気候。

 

突然の夏日の中パリに月1の出張レッスンでした。フランスに入ると菜の花畑が一面に良く見えて真っ黄色(携帯写真だとイマイチですけど・・・)。

 

オランダのチューリップも良いけど「これもイイねぇ」と呑気に写真を撮ってると、警察がやって来てパスポートコントロール(IDカードで良い)。

 

ボンジュー! ヴォートゥフ パスポー シルブプレ (パスポートお願いします)

 

と言う声と共に、ハッと気付いたのです。

 

お財布鞄に入れてくるの忘れた・・・・

 

間違えない。私の財布はリビングの机の上・・・

 

と確信しながらも、とりあえず乗客皆ガサガサとIDカード出してるし、自分も鞄の中探して、ちょっとIDカードっぽい写真入りブリュッセル公共交通機関のICカード”MOBIB”出して待機・・・。

 

私の横に立ちはだかる警察官に「お財布忘れちゃって、IDカードなくて・・・」と弱気に言いながらICカード”MOBIB"を渡すと、全く冗談通じなさそうなパスポートコントロールの警官「ケスクッセッサ」(これはなんだ?)とご不満気味。

 

「ブリュッセルの交通機関のカードです」と答えるも、私のさっきの弱気な言い訳は聞こえてなかったのか、そんなことは聞いてないんだよと言わんばかりに「マダム!私はIDカードが必要なんですよ!」とますますお怒り気味。他の警察官も私の周りにやって来て、何も悪いことしてないのだけどなんかドキドキ。とにかく「ウィー・・・・でもお財布を家のリビングの机に忘れちゃって。だから持ってないんです」と答えるしかない。検問で引っかかったのは、2002年のチェコ国境以来。

 

こんなご時世だから、ボケ顔の私でもIDなしでは通しません。「あなた、フランス語が上手ですね。なんでですか?どうしてパリに行くんですか?」と質問され始め・・・とりあえず何も悪いことしてないのだから、事実をひたすら答え・・・。

 

ブリュッセル公共交通機関ICカードに書いてある生年月日を見て、一人の警察官がどこかに電話をし始めました。その間別の警察官に「マダム、IDは絶対にいつも携帯していなくてはならないんですよ!義務です!」と説教され。。。わかってるんですけどねぇ。財布がないのだから仕方ない・・・。

 

 

しばらくして「オッケー、セ ボン!」と電話していた警察官が明るい声。

 

ホッ!

 

どこに電話したのかは分からないけど、神田望美は実在し、無犯罪であるということが証明されたのでしょう。良く分からないけど良かった。

 

 

と、一難去ったところで・・・お金なーい。全持金2ユーロ5サンチーム!パリ北駅に降りたつも、どうしよう2ユーロしかない。。。朝ごはん食べてないからお腹空いてるけど、この2ユーロ使っちゃったらもう何もない。あーこんなに沢山の物が売ってるのに、私にはお金がない・・・・と、マッチ売りの少女。

 

でも、運が良いことに天気が良い!!!!大丈夫!私には2本の足がある!

 

教える所(バスティーユ近く)はパリ北駅から徒歩で40分くらい。徒歩圏内!とにかく連絡取れるように、携帯のバッテリーだけは無くならないように気をつけて(チャージャーも忘れた)、教える所に行けば誰かからお金少し借りれる!

 

自分のドジにはつくづく呆れますが、天気が良くて太陽の光があると、なんとなく全てがポジティブに考えられるような気がします。

 

さすがに結構歩いたので帰りは足が棒になったけど、パリにたまたま遊びに来ている義両親とレッスン後に会う約束も取り付けることができ(携帯に感謝)、晩御飯も食べれそうだと、とりあえず安心しました。

 

レッスン後、近所にある繫り太鼓のお店に立ち寄り、そこから義両親と待ち合わせ場所のレプブリック広場まで徒歩。懸命に歩いていたら、11月にテロがあったバタクラン劇場がありました。今までその道を通ったことなかったので、見たことなかったけど思ったよりも教えてるところに近かったのだと知りました。劇場は閉まってますが、今はその直ぐ近くのカフェも人で賑わってます。

 

レプブリック広場はよく集会が開かれていて、バタクランが近いのもあってか、真ん中のモニュメントのところには沢山のメッセージ。警察も沢山警備してました。ベルギーへの追悼もあったな(ライオンの後ろ足のあたり)。

 

 

 

ということで、IDカードはいつも持ち歩きましょう。

 

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