★ HERO ★ #02
今回もキムタク演じるCOOLな検事 久利生公平が、新メンバーを加えた東京地検城西支部のメンバーと事件を解決していく展開です。
新たにヒロインを務めるのは北川景子。久利生に振り回されながらも次第に成長していく事務官・麻木千佳を演じるほか、新たな城西支部に勤める検事として杉本哲太、濱田岳、吉田羊、松重豊らが顔をそろえています。
Story#2
麻木の「踏まれても立ち上がる」めげないキャラ。第2話
今回の事件は痴漢、テーマは「お金と立場の格差」でした。金持ちの痴漢容疑者には、久利生が「でっかい事務所のトップですよ」と話す凄腕弁護士・桜井(谷原章介)がついたことで、すぐに一時帰宅を許され、200万円もの大金で示談成立。一方、貧乏な痴漢容疑者には、会話中に寝てしまう国選のおじいちゃん弁護士しかつかなかった。
また、久利生の事務官・麻木は、弁護士の桜井から「素人は黙っていろ」とバカにされ、担当刑事からも「事務官に文句言われてもな。検事さんから連絡くださいよ」と相手にしてもらえない。
痴漢被害者の女性も、示談を受け入れたものの、桜井から「容疑者を撃退したときの過剰防衛で訴える」とおどかされ、会社に行けなくなるほどのショックを受けてしまう。
いずれも、「貧富や立場の格差を分かりやすく伝える脚本」というのはテレビ・ドラマ評論家の木村隆志さん。
最後は、“新コンビ” 久利生と麻木の活躍で、被害者は示談を取り下げ、過去の強姦容疑も発覚した金持ちの痴漢容疑者が起訴されて胸のつかえが降りたが、久利生は、「痴漢はしたけど、金で全部解決したってことでしょ。ふつうにあるんだよな、こういうこと」という言葉を残している。
そして、ラストカットは裁判所にある銅像・正義の女神……。この像は目隠しをして天秤を持つ、"公正さの象徴"だけに、現代社会や司法制度におけるアンチテーゼである。
久利生が麻木にかけた「どうでもいいだろ、今自分がどこにいるかなんて。大事なのは、今の自分がこれから何をするかだろ?」が今回の名言。
Cast
◇久利生公平(木村拓哉)
最終学歴は中卒。高校中退後、大検を経て司法試験に合格。検事。札幌、山口などの地方勤務を経て、東京地検城西支部への配属はこれが三度目。ラフな格好で刑事さながらの行動派な検事として自ら現場の捜査も行い、その姿は法曹界における型破りな検事像である。異端児だが、正義感は誰よりも強い。通販グッズに詳しい通販オタク(笑)
◇麻木千佳(北川景子)
東京地検城西支部で最も人望の厚い若手事務官。久利生の担当事務官となり、彼の“お出掛け”にペースを乱される。仕事熱心で目が怖いと久利生からつっこまれる(笑)、追い込まれると言葉遣いが荒くなることも。
◇田村雅史(杉本哲太)
東京地検城西支部の検事。出世のために結婚するような上昇志向の強い性格で、牛丸豊の娘と結婚している。露骨に上を意識した発言が特徴。5年前までいた特捜部に未練がある。
◇牛丸豊(角野卓造)
元城西支部部長で現在は次席検事。かつてより久利生との関係は遠くなったが、陰ながら彼を支える存在。強いものに巻かれる体質で、気が小さい。
◇川尻健三郎(松重豊)
東京地検城西支部の部長。次席検事に昇格した牛丸の後任。奔放な久利生に頭を悩ませる。
◇宇野大介(濱田岳)
東京地検城西支部の新人検事。千佳に思いを寄せる。将来を期待されるルーキーだが弱気な性格のため、城西支部のイジられキャラとなる。
◇末次隆之(小日向文世)
宇野の担当事務官。経験豊富なベテランだが、とぼけた性格であまり尊敬はされていない。趣味は社交ダンスで、身体中に湿布を貼りながら続けている。
◇馬場礼子(吉田羊)
東京地検城西支部の検事。42歳、バツイチで気性が激しい。同僚の田村とは何らかの因縁があり、ことごとく反目する。愛妻家の井戸を妬み、容赦なく仕事を振る。タイトなスカートがカッコいい。
◇井戸秀二(正名僕蔵)
馬場の担当事務官。城西支部の守衛から事務官へと転身した異例の経歴の持ち主。幸せな結婚生活を送っており、一人身の馬場に容赦なく仕事を振られる。
Topix
○・・・2回目の視聴率は19.0%でした。
○・・・ちなみに前回北川景子さんと共演した月9『月の恋人』は初回22.4%で平均16.85%、前回キムタクが月9主演した『PRICELESS』は16.9%で平均17.71%でした。
○…城西支部に勤める検事たちも一新している。
田村雅史役には「あまちゃん」での好演も記憶に新しい杉本哲太。妻は元城西支部部長で現東京地検次席検事、牛丸豊(角野卓造)の娘。牛丸にそっくりなその娘は誰なんでしょうか
支部の最年少であり将来を期待されるルーキー検事、宇野大介役に濱田岳。千佳に思いを寄せている最年少検事の宇野が、どのような活躍を見せるかも注目ポイントのひとつとなる。
検事として紅一点の、美貌と大人の魅力にあふれる馬場礼子役に吉田羊。42歳バツイチ、吉田は三谷幸喜演出の舞台などでも活躍する実力派女優。
そんな一筋縄でいかない人間ばかりをまとめていく強面の城西支部部長、川尻健三郎には松重豊。普段は強面で渋く決めているが、感情が高ぶると暴言を発しては即座に後悔する気の小ささが特徴。元城西支部部長の牛丸に続いて川尻も久利生の想定外の行動に頭を悩ませていくのか?
毎週月曜 午後9時 O.A.
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