毎回欠かさず観ているデビッド・フィンチャー監督作品。
今回主演のブラッド・ピットを起用した「セブン」「ファイトクラブ」は
特に好きなので、弥が上にも期待が高まります。
そんなハードルが高い状態で観た今作「ベンジャミンバトン」。
観終わってすぐは、
およそ2時間半ある尺だけど、飽きなかったな~、と感心しつつも
消化しきれず悶々とした。
否定的な意味ではなく
なんだろうなぁ、この映画・・・と。
「人生は素晴らしい」というサブキャッチに
引っ張られていたのかもしれない。
それから1週間程度。
思いを巡らせて、ようやく消化できた。
たしかに
「生き方」「永遠」「運命」といった要素もあり
どれも共感や気付かせてくれるものはあったけど、
そこまで揺さぶられるものはなかった。
自分が感じたこの映画の良さは
〝恋愛おとぎ話”としての主演2人の美しさだった。
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェットの
美しい容姿、魅力的な佇まいの素晴らしさは言わずもがな
若返っていく男、年を取っていく女という
人生の時間軸の違う2人が年齢の上で重なる瞬間…
夜空に瞬く花火のような輝かしさと“刹那さ”があった。
この作品は歳の取り方が逆にすることで
対向車とすれ違うような人生の交わりをドラマチックに描いているけども、
考えてみれば、同じ歳の取り方をしていても
人生が交わる部分は限られている。