「膝に水が溜まると痛い・・・」
というお話をよく耳にします。
病院へ行くと、水溜まってるし、痛いよね・・・
と、Drから言われているかもしれませんし、
水が溜まる=痛みが起こる と思い込んでしまっている方も
中にはいらっしゃいます
ちょっと説明不足な部分ありますよね・・・と思っていたので、
ちょいと記事にしてみます
図は、膝関節です。
関節は、関節包という膜で覆われていて、
関節液(いわゆる水が溜まったと言われる、その水のこと)は
もともと 健康な状態でも少し存在しています。
この関節液は、関節軟骨の表面を潤して滑りを良くする働きと
栄養分や酸素を軟骨組織へと届ける働き を持っています。
では、関節液は、どこからやってくるのか?
滑膜 という膜から、じわじわと染み出してくるのです
新しい関節液がじわじわ 染み出してきた分、古い分は体へ吸収されて
循環しているのです。
関節に特にトラブルもない状態では、関節液は少しだけ。
では、関節に水が溜まるのはなぜか?
関節液がた~くさん出てくるのは、
その関節に炎症が起こっているから
炎症が起こっているときに集まってきた関節液は、
例えると・・・
火事の火を消すためのお水のようなもの
必要だから集まってくるのですよ。
関節液自体には、痛みを起こす働きはありません。
スペースが限られている所へ、関節液が溜まってくれば
皮膚が張ったような感じがすることもあるでしょうし、
重い感じもするでしょうけれどね
炎症で痛みがある
その時に、炎症によって関節液が溜まってくる
その両方の結果だけを見て、水が溜まると痛い という誤解が生まれたのかな・・・ と思います。
炎症によって、関節包内に存在する神経を刺激して
痛みが起こる場合はありますが、
水が溜まる=痛みではありません
水が溜まっていても痛くない方もたくさんおられますしね。
炎症があると、なんで水が溜まるのか?のあたりを
もう少し詳しくお話した方がいいかな?
時間を作って記事にしていきましょう
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