それぞれの海時間/無風の工場萌えな夏
きのうは、先日一緒に沢歩きに行ったりセーリングにも来てくださったMさんが、
お友達をたくさん連れて乗りに来てくださいました~~!
山口の気象台発表の天気予報では、
「岩国は夕方から雷を伴う雨が激しく降るでしょう!」
えっ!と、思いながら聞いていたら、
「正午から午後6時までの降水確率はゼロパーセント。」 とのこと。
いったいどっちなんじゃ~~!って感じだったけど、
実際に空を見て大丈夫と判断し、出航してきました~~。
玖波湾には、LPガスやら、この工場に補給する燃料 やらなんやらを積んだ本船が、
何隻か、錨を静かに降ろして停泊しています。
ほんのわずかに風が吹きはじめたら帆に風を入れて、本船のすぐ前を通り過ぎ、
さらに工場の方へ近づいていきます。
それぞれの時間が、流れていきます。
きょうはゲストの方から、
「またどこかへ行くんですか~?」
「冒険に行く人って、なぜ、行くんですか?」って、質問をいただきました。
街でくらしていたら、心より頭でものを考える。
将来設計、こうしたら、こうなるだろう…って。
心が動いても、頭で考えたことを優先させる。
夢や冒険って、
頭の中をいくら探しても、答えはおそらく見つからない。
街の真ん中に立って空を見上げると、社会の価値観や掟が地球の掟のように
思えてしてしまうことがあるけど…、
でも、その掟は地海を含む球全体から見たら、ごく一部の地域でしか通用しないと、
原野に出たら、すぐに風や岩や波が教えてくれる。
そんな地球の声をいちど聞いてしまうと、地球の掟”に会いに行くために、
生きたくなるんだな…。