オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

「オーガニックスタジオ新潟」という小さな工務店を経営する社長のブログ。高性能・エコハウスを当り前にするために日夜奮闘中。住宅はもちろん、ド!ローカルな新潟情報、建築、子育て、アート、暮らしの知恵などごった煮でお送りします。


テーマ:
Q1.0住宅「金衛町の家」の温熱データ

調査日時:2014年1月24日16:00
外気温3.9℃ 相対湿度 49%
床下エアコン1台のみが稼働。設定温度23度

室温20.5℃ 相対湿度44% 
絶対湿度6.43g 露点温度7.2℃(リビング)

(一人あたりの気積が多いので過乾燥になりがちであるが、理想的な湿度でした。
露点温度7.2℃まで低下しないと結露が無いわけで、もちろん生じる場所は無い。)




CO2濃度 568PPM
WHOの指針の1000PPM以下を満たす。有効に換気が働いている。

RA換気の風速、0.7~1.4m/S
(吸気口のフィルターがハウスダストで目詰まりしていた。それを清掃すると正常に機能した。この清掃管理はもっとアナウンスする必要があると思った。)

表面温度各場所:

リビング中央床 20.1℃
リビング天井20℃
リビング壁 19.8℃
(6面体の表面温度はほとんど空気温度に等しくなっている)

リビングのサッシのガラス 18.8℃(真空トリプル U値1.15程度)
リビングのサッシ枠 16.5℃
樹脂防火サッシの枠温度12.5℃ (リビング付近で一番冷えている表面であった。)

リビング土間床 17.7℃
書斎床 16.6℃(床下暖房無し)
脱衣所床 19℃
1Fトイレ床 13.7℃(一番寒い場所)




2階寝室室温17.5℃ 相対湿度 54%

床温度15.4℃ ガラス表面13.2℃ 枠温度10.8℃(防火樹脂サッシ U値1.7程度)

寝室のエアコンによる暖房は、物足りないと感じる時に、たまに寝る前に運転するだけでほとんど使っていない。
就寝時は布団やベッドに入るので、床温度は20度付近まである必要はない。
寝具で包まれ代謝も落ちるので18度付近が望ましいと思う。
相対湿度も50%以上あって喉が乾かなく安眠に理想の住環境だ。

温度湿度のロガーを設置して2日間のデータを取った。
変化をグラフで見てもらおう。
4本のグラフのそれぞれは以下の通り

オレンジ:2階寝室 湿度
黄色 :1階リビング 湿度
赤 :1階リビング 温度
青 :2階寝室温度




今まで色々な温熱環境を測定してきましたが、ここまで ビッシと変化の無い室内は初めてみました。驚異的である。
温度も理想。湿度も完全に、健康で快適ゾーンで安定している。


 まとめとして 気の付いたこと:
① モデルハウスがQ値1.3クラス 「金衛町の家」がQ値1.0クラス。ワンランクしか性能がアップしていないようだが、壁表面温度が室内温度により近づき、顔がポカポカするほど体感がいい。しばらくその場にいると違いが明確に解るようになる。

② 面積が55坪で大きく平屋に近い設計の建物ではあるが、床下エアコンから10m以上離れた2階寝室も予想以上に環境がいい。 それをたった1台のエアコンで実現できるとは、作った側も驚く。
念のため空間が広いので補助で他に3台のエアコンで分散して設置したが、無用な投資であったかもしれない。 計4台設けたが実は、床下エアコン1台+2階ホール=2台でも十分である可能性がある。

「断熱の目的は、暖房を減らすこと。」 それを証明している。

③ 熱交換換気の潜熱交換により、加湿器が無くても新潟県の場合は理想的な湿度を保てるということが確認できた。 温度が制御できたら、次は湿度だ。 引き続き記事を見ていただくとわかってくることと思う。
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