ネーミングにこだわる
テーマ:ブログ先日某TV番組の中で、伊藤園の「お~いお茶」のネーミングが、発売当初、「缶煎茶(かんせんちゃ)」という名前で売られていたというエピソードが紹介されていた。
ほとんどの人が感じることだと思うが、「缶煎茶」と書かれたパッケージを見て、すぐに「(せんちゃ)」と読める人は少ないだろう。やはり「煎茶」という言葉になじみが薄かったため、商品もなかなか浸透しないという結果になったそうである。
発売後、伊藤園がアンケート調査をおこない、「お~いお茶」というネーミングに変更したところ、商品がヒットしたのである。
追加調査で「日本人は緑茶に家庭的なぬくもりと日常性を感じる」ということがわかり、それに合うフレーズを探したところ70年代の緑茶茶葉商品のCMで島田正吾さんという俳優が「お~い、お茶」と呼びかけるシーンがあり、それがイメージにピッタリということでそのまま商品名にしたというエピソードがあります。
お~いお茶 公式ブログ「茶畑日記」より
自販機やコンビニなどの販売店で商品を選ぶ際、お客さんはホンの数秒で、どの商品を選ぶかを判断する。このとき、「お~いお茶」と「缶煎茶」2つのネームの商品を見比べたとき、消費者が大きく印象づけられるのがどちらかというのは、聞くまでもないだろう。
Webの制作過程でも、「ネーム決め」の優先順位が下がってしまうクライアントがいるが、こちらの事例のように「ネーミング」は商品やサービスのブランド構築に重要な役割を担うとても大事な要素である。
安易な発想で「ネーム決め」をしないということはもちろんだが、「徹底的に消費者の立場にたって考える」ということがネーミングを決める際に最も必要なことである。
商品の存在価値を高め、売上を大きく伸ばすという目的を達成するには、ネーミングに知恵を絞ることが最も近い道なのかもしれない。






