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ぶろぐやー!


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小学生の頃。


俺は週に何度か、塾に通っていた。



最寄り駅から2.3駅離れた場所にある塾までの往復。

地元が一緒の友達と、いつも二人で通学していた。




行きは下り電車、帰りは登り電車

での通学だったので、通常の人の流れとは逆になる。


なので、塾の帰りは遅くても20時くらいだったけど

端っこの方の車両ともなると、人の姿はまばらになった。




そんな中、時々ある、俺たち以外に人が誰もいない状態。


車両貸切になる日が好きだった。




朝は人でごった返しているはずの場所。

昼間は、大人たちが、仕事のために利用しているはずの場所。



公共の場所。



そんな場所が、夜になって

誰も人がいなくなり



俺たち二人だけを乗せて、都会の地下を走っているのだと思うと

まるでその空間が、自分たちのためだけに存在しているような気がして

何だかワクワクした。




ふと、隣に座っていた友人が立ち上がる。


「なぁ、つり革で逆上がりできるかな?」



何てことを言い出すのだろう!

そんな事をしたら怒られるにっ…!?


…。



そうか、今日は貸切の日じゃないか。

見たところ、この車両どころか隣の車両にだって人影は無いように思う。



気の小さかった俺が(今でもだけどw)

電車のつり革で逆上がりをしてやるなんてイタズラ

普段なら出来るはず無い。



けど今日は特別な日。


日常から切り離された空間が、俺たちの背中を押してくれる。




「面白そうだね!!」

そう答えて、俺は自分の背丈よりも高い位置にあるつり革を掴んだ。



オリンピックの時に見た、つり輪を頭の中で思い浮かべながら、グッと地面を蹴って腕を引く。

興奮していたせいか、子供で体重が軽かったせいか、思いのほか簡単に回ることができた。



おぉ、まわるまわる



よし、前回りもやってみようと思ったところで

後ろ側のドアがおもいっきり開かれて人が入ってきた。


「手前ぇらいい加減にしろ!子供なら何をしても許されるって訳じゃ無いんだぞ!!」





車掌さんだった。

周りにお客さんがいないものだから、すっかり忘れていた。



悪いことをしているのは自覚していたため、言い訳ができるはずもなく

ふたり揃ってめっためたに叱られた。


家に連絡とかになったりしたらどうしようと、内心チビりそうな程ヒヤヒヤしたが

必死に謝ったのが幸いし、何とか許して貰えた。







本当にこわかった。

知らない大人に、あれほど強く叱られたのは、初めての経験だったから。

その時俺は子供ながらに




もう、一歩世間に出たら、ただの子供でいちゃいけないんだ。






そう学んだのだった。




我ながら、ちょっと遅いよねw






yoda













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