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2011-10-31 09:31:09

金曜日のマーケット

テーマ:ブログ

 28日は前日(木曜日)にマーケットが大幅に上昇した翌日で週末を控えた日であり注目の1日だった。米株式マーケットは神経質なお動きに終始した。そして、S&P500の大引けベースではほとんど変わらず、ボラティリティはやや低下した。同株価指数のボラティリティインデックスは25ポイントを切った。また、ATMのコールとプットのインプライドボラティリティの平均は21ポイントまで減少した。振り返って10/3に40ポイントを超えていた事実と見比べると状況がガラリと変化したように見える。つい最近まで悲観論の渦中にいたのでなお信じられないと思っているマーケット参加者は多いだろう。米マーケットは木曜日の前から欧州の状況に関しては最悪を織り込んでボラティリティは減少に転じていた。それはボラティリティの構造にはっきり表れていた。

 一方、欧州はどうか。欧州マーケットもボラティリティ構造は米国マーケットのそれに似ている。欧州の状況に関しては目先のゴタゴタは解決に向かっているが内情はまだまだひどいに違いないし、今後はイタリアやスペインの債務問題が表面化しくるかもしれない。そのようなことを思うとき私は欧州についてなかなか強気になれない。

 さて、現実に目を向けよう。悲観論と恐怖の渦中で米国の著名やエコノミストや経済学者が米国がリセッションに入る可能性が高いことを述べていた。そして、霧が晴れて10/3の直近の株価の底値から大幅に反発するとそれらの意見はどこかに飛んでしまったようだ。米株式マーケットは10/3の底値から10%以上戻り、オプションボラティリティはインデックスベースで同期間において20ポイントも減少した。私はこのような事態になることを予測できたわけではない。そのようなとき私はオプションマーケットのボラティリティ構造の変化を毎日じっと観察している。事態が悪化しているから良い方向に向かっているか、そのようなマーケット構造の変化が教えてくれるのだ。そして、私は目先のことよりずっと先を見ることにしている。そして、ポジションの”コア”を長期オプションにシフトする。既に述べたようにオプションプレミアムのボラティリティの変化に対する感応度は残存日数の多いオプションほど大きいからだ。私はそのようなメカニズムを最大限に利用している。

 ボラティリティの水準はインデックスベースでみればノーマルなレンジに戻ったが、個々の株式オプションを見るとまだまだ通常の水準より高いものが目に入る。私の目下の戦略は歪んだ価格をピックアップすることに手中している。

 

 

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2011-10-28 09:47:01

Is Bear dead?

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 ひとまず、目先の欧州問題はひと段落した。ギリシャの債券に投資している欧州の銀行が50%のharcutを呑むことに合意した。それに反応したのが木曜日のマーケットだ。ショートのスクイーズだけではなく新規の投資が入ったであろう。債券マーケットから株式マーケットへ資金が大量に流れ込んでいる。米株価指数S&P500は前日比3.40%も上げた。同オプションのインプライドボラティリティはインデックスベースで25ポイント台まで減少した。これは7/29以来の水準である。

 欧州マーケットはどうか?DJユーロストックスはなんと前日比6%も上昇した。同オプションのボラティリティは30ポイント台まで減少した。10/3のボラティリティが50ポイントだったので危機はひとまず去ったといっていいだろう。

 過去を振り返ればなんとでもいえる。英語でも”for the benefit of hindrance"と断って過去を振り替えてレビューすることは誰もがやっている。私はアナリストでもなければ評論家でもない。マーケットで実際にポジションを取っているオプショントレーダーであり、ヘッジファンドマネージャーである。昨日も述べたように私は欧州には悲観的だったが米国について楽観してた。その根拠はいくつかあった。第一に、アメリカが欧州の動きに左右されずに米企業業績と経済統計の数字に反応するようになったこと、第2に、米株価指数オプションのボラティリティの期間構造が緩み欧州の最悪の事態を既に織り込んだ様子が各数値の関係から伺えたこと、第3に、私が常時追っている株式オプション、特に、金融セクターのオプションのボラティリティが大幅に減少したこと、第4に、私が常時追っているベア型ファンドが暴落したこと。

 私が8月以降取ってきたアクションの一つはボラティリティの高い株式銘柄のプットのショート戦略だった。ボラティリティが尋常でない水準に達した直後から私は長期オプションマーケットに目を配る。尋常でない水準のオプションはやがて減少する。そして、オプションプレミアムのボラティリティに対する感応度は残存日数の多いオプションほど大きい。そのような異常な状況下では、株価指数オプションより個別株オプション、とりわけ、長期株式オプションにポジションの重点を移す。これには”リーマンショック時”の経験が生きている。

  さて、「過去を振り返ればなんとでもいえる」といったが、以上、過去を振り返らずに、欧州危機が叫ばれている最中で取った私のアクションである。私はこういってきた。”危機は好機だ”、と。思い出してほしい。これは請け売りの言葉ではない。過去の経験からくる実感だ、とも述べた。

 木曜日の株価の大幅上昇を見たあとで「ああ、あのとき、株を買っていれば・・・」と思っている投資家が多いに違いない。損したときよりチャンスを逃したときに人は後悔の念がより強くなるものだ。私も十分ポジションをとっていながらもっと取っていればとしばしば思う。だが、心配には及ばない。オプションでは過ぎ去った過去を振り返って”投資”ができる。皆さんはこの意味を知りたいと思うだろう。私は既に述べている。オプションはこのようなときにとても便利なツールだと思う。思えば、リーマンショック後株価が底を打った3月のチャンスを逃したときも”過去を振り返って”オプションを利用してポジションを取った。


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2011-10-27 08:53:51

神経質な展開ながら・・・

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 欧米マーケットはなお神経質な展開が続いている。欧州では21カ国の首脳が集まりギリシャ問題に関わる欧州危機の対策について協議された。この問題に関しては日本の新聞やニュースで報道されているものを読むだけでは情勢をよくつかめない。英語ができる方は英文のニュースを読むとことを勧める。内容はかなり複雑だ。欧州の大手銀行がギリシャの国債を買っているがその額面の60%を放棄すること(これはhaircutと呼ばれている)に銀行が合意すれば銀行の借り入れを保証するといった内容が協議された。銀行にしてみれば簡単に受け入れられる内容ではない。そして、事はギリシャだけでは済まない。イタリアやスペインの債務問題も絡んでくる。目先、ギリシャ問題が片付いたとしても、次にイタリアが待ち構えている。イタリアはユーロ圏の中では第3の経済大国だが、フランスやドイツのようにリーダーシップを取れる立場にない。足元に火が点いているのだ。欧州問題は複雑だ。楽観せよというほうが無理かもしれない。

 アメリカはどうか。私はむしろアメリカに対して楽観視している。水曜日は耐久持久財の受注に関する経済統計が発表された。数字は+で米経済が予想に反して伸びていることをうかがわせた。また、住宅の販売件数も伸びていることがわかった。前日は3M(スリーエム)の業績が悪化したことが嫌気されたが、ここまで発表された米企業業績は総じて良好で米経済が意外に健闘していることを示唆している。

 米株価指数S&P500オプションはATMのコールとプットのインプライドボラティリティの平均が25%と通常のレンジに戻りつつある。インデックスベースでは10/3の45ポイントから28ポイント台まで大幅に減少した。このボラティリティの減少は個別株オプションを見ると顕著である。

 ボラティリティの期間構造から判断すると、米マーケット参加者は欧州危機の最悪の状況を既に織り込んだように思われる。これが私が米国についてより楽観的である理由である。

 株式マーケット以外で目につくのはゴールドマーケットである。ゴールド先物価格が今年のピークからの急落後久しぶりに1700ドル台に戻った。そして、ゴールドオプションのボラティリティも再び30%台に乗った。欧州情勢にユーロ通貨が反応し、そして、ゴールドがそれに続いたようだ。

 そんな中で私は米株式オプションのポジションを積極的に取っている。一方で、欧州株式オプションマーケットでのヘッジも忘れていない。

 


  



 

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