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2011-07-31 21:19:08

ゴタゴタが続くアメリカ

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 世界のマーケットはなおアメリカのゴタゴタに振り回されている。先週金曜日、米下院で通った米債務上限の引き上げと債務削減の法案は上院で否決された。これにより決着は今週に持ち越された。つまり、米国政府債のデフォルトの可能性がなお残っている。

 先週金曜日の米株式マーケットはこのゴタゴタに振り回された1日だった。下落して始まった株式マーケットは米民主党が法案に合意するとのニュースを受けて一時前日比+まで戻った。そして、オプションマーケットはボラティリティが急速に減少した。しかし、それも束の間、合意はなお不透明とのニュースで、今度は一転して同マーケットは下落し、ボラティリティは反対に増加した。

 面白いことに、米債券マーケットは別の意味で賑わっていた。株式マーケットがナーバスな展開を演じている中で、債券マーケットは上昇していた。現物マーケットでは利回りが減少し、10年債と30年債の利回りが縮小していた。そして、債券先物は買われ、Tボンドと10年物Tノートの先物価格のスプレッドが大幅に拡大していた。普通に考えれば、デフォルトになれば金利が上昇し債券は売られるはずだ。しかし、実際に起きたことはそれは逆のことだったのだ。債券マーケットはデフォルトリスクを意に返さないように見えた。それよりも、米経済の成長速度が弱まり景気がさらに落ち込むことで金利が下がる期待観を先取りした動きとなった。

 実際にデフォルトが起きたらどうなるのか。アメリカの信用が失墜し、世界中の投資家がアメリカから資金を引き上げると考えるのが普通なのではないのか。一方、基軸通貨国であるアメリカはその旨みを十分にわかっている。だから、デフォルトは彼らが取りえるオプションではないと考えるのが普通である。アメリカ人は普通ではないのか。マーケットは楽観しているように見える。

 私は金曜日に無理して目先のポジションを取るのはやめた。一方、LEAPS(長期株式オプション)のポジションをとった。ボラティリティリスクを表すギリシャ文字(カッパ)の数値は残存期間の長いオプションほど大きい。そこで、ボラティリティが大幅増加したLEAPSを狙うことにしたのだ。



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2011-07-29 10:34:58

Not quiet before storm

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 "quiet before storm"(嵐前の静けさ)という言葉があるが、マーケットは静かではない。嵐とはアメリカの財政問題に絡む米国の政府と議会の一連のゴタゴタである。オバマ政権率いる民主党が昨年11月中間選挙で負けたので、日本と同様に、アメリカ議会も”ねじれ”が生じてオバマ君の思うようにならないようだ。日本の新聞でも記事なって報道されているのでご存知の通り、アメリカの債務が法律で定められて上限に達し、その上限を引き上げない限り政府債の利払いもできない。そのデッドラインが来週火曜日(8/2)に迫っている。上限を引き上げるだけではすまない。アメリカは債務を削減するためのプランを提示なければならない。米政府に圧力をかけているのは議会だけではない。米格付機関も米政府が具体的な債務削減プランを提示しない限り米政府債を格下げすると言っている。

 マーケットは静観していない。既に株式マーケットは今週に入り3%も下落し、そして、オプションボラティリティはインデックスベースで23ポイントまで増加した。ここ数日でボラティリティインデックスは5ポイントも増加した。

債券マーケットを見ると、興味深いことにあまり反応していない。Tボンド先物の変動は限られ、同オプションのボラティリティもほとんど変わらない。米国は債券マーケットの方が株式マーケットより遥かに大きい。そして、世界中から資金が流入している。そのマーケットが米財政問題を前に静観しているのは興味深い。

 さて、オプションマーケットのプレイヤーの一人である私は以上のような材料を基にポジションを取るわけではないが、相手であるマーケットの動きに反応するための予備的情報として状況を把握しておく。肝心なのはそのような状況の中で私が携わるマーケットに関する数値がどう変化しているかだ。私はボラティリティを何よりも重視する。マーケットプレイヤーの感情を端的に表現しているのがその数値だからだ。この数値が高くなればなるほど私の出動チャンスということになるので引き金に指を置いている。

 欧州に目をやると、ここのところ欧州の株式マーケットはまるでコントロール不能なヨーヨーである。ギリシャ問題に纏わる(まつわる)欧州経済危機が目先的に決着を見たと思いきや、欧州株式マーケットは日々1%超の乱高下を繰り返している。欧州オプションマーケットのボラティリティは米国マーケットのそれよりずっと高い。

 最後に、ゴールドマーケット。世界の株式マーケットや債券マーケットが不安定なときに、お金がゴールドに流れやすい。ゴールドマーケットは世界のゴタゴタの中でお金を集めている。私は元来ゴールドに興味がなかったのだが、ゴールド価格連動型ETFオプションの流動性に惹かれてなんとなくポジションをもつようになった。ポジションを持ってみるといろいろゴールについて考えるようになった。世界はお金がなくて困っている。財政問題がどの国にも重くのしかかっている。基軸通貨国であるアメリカがドルを刷ることでお金をばらまきドルの価値を下げたが、財政問題を抱える国はどこの国も同国の通貨の価値が強いわけがない。円高だが、円が強いわけではない。誰がわが国の経済が強いといえるだろか。通貨は「相対性の理論」(←物理学の理論ではない)で動いているに過ぎない。どの通貨も本来の価値が高くないなら、通貨に代わるべき資産にお金が集まる。それがゴールドの価格を高めているのではないだろうか・・などとと考えている。そんなわけで、私のゴールドオプションポジションはゴールドにやや強きに偏っている。





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2011-07-28 09:52:15

欧米市場

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 ここのところアメリカの動向がクローズアップされている。8/2のデッドラインが迫った米政府の負債上限引き上げに絡む問題について思惑がマーケットのかく乱要因になったいる。昨夜のアメリカマーケットは前日比2%も下落し、今週にはいって3日間で3%も下落した。この間、ボラティリティは3%増加した。

 マーケット参加者は不透明要因を嫌う。アメリカはデフォルトのリスクもあるとマーケットで騒がれているが、そのわりには、昨夜は米債券が買われていた。そして、金が売られていたのだ。デフォルトのリスクが深刻に受け止められているなら債券が買われるはずはないと考えるのが自然であろう。マーケットはいつでも不合理なことでいっぱいである。私にも説明がつかない。

 それでも過去の経験が教えてくれることはボラティリティが増加したときはいつでもチャンスだということだ。そうはいってはアメリカの株式マーケットの変動は今年はそれほど大きくない。オプションボラティリティも低水準圏の中で往復運動を繰り返している。ボラティリティが増加したといっても18ポイントから21ポイントに増加しただけでない水準は低い。

 欧州マーケットも似たような状況にある。ここのところ欧州は財政問題がなんどもぶり返している。ギリシャ問題に決着がついて戻ったとおもったら欧州株式マーケットはここ数日で急落してボラティリティは大幅に増加している。

 昨夜、私はマーケットのオープニング直後にS&P500オプションのATMに近いOTMコールをショートしてみた。マーケットの反発具合を見てみたかったのだが、マーケットはそのまま下がり、私がショートしたコールのプレミアムがみるみる小さくなっていた。反発しない。そこで、さらにショートを増やした。マーケットは反発することなく一日を終えた。マーケットが弱いときはいつもこんな具合だ。つまり、オープニングがどんどん株価が売られる。そして、ボラティリティが終日高い。欧州マーケットは当初頑張っていたがアメリカのマーケットが下がるにつれ沈んでいった。欧米のスプレッドを取ることを好む私は昨夜欧州株価指数のコールもショートした。なぜ、プットを買わずにコールをショートしたかというとプットのインプライドボラティリティが既に高く、割高で買う気になれなかったのだ。昨夜はほんのジャブだった。次の一手を考えている。覚えておくといいかもしれない。株式マーケットが急落した後はコールのショートは通常リスクの高い戦略ではない。急落の直後にV時回復するのはそう多くはないのだ。



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