上野で公開中の、
空海と密教美術展 に行く。
いよいよ公開終了が近づいているからか、
とんでもない人である。
国宝重要文化財98,9%。
弘法大師と聞けば、
日本人は無意識の畏怖の念にかられているのではないか。
どう間違ってもハナクソをほじりながら、
「空海を食うかい?」なんてダジャレを唱和するなんてこと、
子どもじゃあるまいしもうしない。
館内は圧巻である。
空海直筆の書など、
めったに見られるものではない。
空海は書の腕前が素晴らしい。
最も感動したのは、
東寺 の仏像曼陀羅の出張展示である。
世界遺産の東寺は何回か行ったことがあるが、
国宝の仏像が8体現在上野に展示されている。
しかも仏像はすべて360度拝観でき、
東寺に安置されている仏像曼陀羅の配置を
再現されている。
これは貴重だ。
東寺に行ったとしても、
これら仏像を360度拝観することは無理だろうから。
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ゆらゆら館内を歩く。
最後の方に展示されている、
巨大な両界曼陀羅図を眺めていると、
なんか分からないけど、
とてつもない歴史の重みを感じずにはいられない。
密教を広めた空海という坊さん。
今でいうところの、
医者であり、学者であり、政治家であり、僧侶であり、建築家でもある。
新聞もテレビもラジオも水道も電気もない時代。
本当に人々から崇められていたのだろうと思う。
ひさびさに壮大な展示だった。
音声ガイドが北大路欣也さんで、
ところどころ流れ出るBGM代わりのお経がちょうどええ。
よし、高野山に行こう!
心の中でガッツポーズしたのである。
やっとのことでコクリコ坂から を観てみた。
あんまり期待していなかったけど、
これがまたおもしろかった。
派手さはないけど、
ノスタルジーが好きな日本人の、
日本人のための映画である。
高度経済成長のあの時代。
僕はバブルも知らないし、
成熟しきった後の右肩下がりの時代しか知らないけれど、
ネットも携帯も何もない昭和の、
人と人との結びつきやふれあいを丁寧に描写している。
上を向いて歩こう♪
これが作中意外なところでハマっているのである。
オサナゴのいるファミリーで観る映画ではない。
ある程度社会で揉まれた大人が観る映画。
アラサー以上に向けてのメッセージ。
そういったところだろうか。
結婚前の娘と母で昼下がりに観て、
お茶して家に帰る。
こういう鑑賞の仕方がとても似合っていると僕は思う。
もうさすがに多少は混雑具合がましだろうという、
勝手な推測のもと、リニューアルした、
でもストレスフリーで入場できるわけではなく、
30分近くは並ばねばならいほど人は来ていた。
でも旧水族館からはかなり変化していて、
世界の海洋生物、水棲動物が、
都会の限られたスペースにうまくまとまっていた。
時間ごとのショーも旧水族館からは増えていて、
お気軽になかなか楽しめる。
しかし、もう9月でしかも昼間だというのに、
館内は子どもであふれかえっている。
静かに動物を鑑賞したい人には、
少々ストレスを感じることになるかもしれない。
あまたの子どもたちの謎の奇声、雄叫び、徘徊が苦手な人は、
まだこの時期水族館に行くのは時期尚早かもしれない。
そのあとプラネタリウムに方向をむける。
これはなかなかよかった。
プラネタリウムファンはもちろんのこと、
特に星を観るのが好きな人、
愛する人とどこかに行きたい人、
には持ってこいである。
夜の部だと現在アロマミストとが出る、
幻想的なプログラムが上映されているので、
是非行ってみるといいだろう。
しかもナレーションは、キャイ~ンの天野さんである。
女性諸君は、世界!弾丸トラベラー のナレーションで、
聞きなれているから非常に入っていきやすいだろう。
リニューアルされたサンシャイン水族館とプラネタリウム。
仕事帰りにふらっと立ち寄る。
そういう感じが似合っているのかもしれない。
またそのうち行ってみることにする。
先日、
かなり前から行きたかった日光に行ってみた。
僕の最大の観光ポイントは、
日光東照宮 でそこの秘められているミステリーを
この目で確かめたかったからである。
まず最大のミステリーとして、
この世界遺産の建立に大きく関わったとされる天海上人 。
この人物がすこぶる怪しいとされている。
まず出自が全く明らかではない。
しかも徳川家康が天下を取った頃から急に、
歴史の表舞台に現れる。
家康の知己を得てからは、
徳川幕府の政治的なことにもどんどん口出しするようになり、
幕府内で勢力を強めていく。
僕が最も興味を引きつけてやまないこと。
それはこの天海という坊さんが、
明智光秀なのではないかという、
歴史ファンなら周知であろう疑惑である。
日光東照宮は徳川所縁の建物である。
その祖家康が祀られているのは否定しようがない。
いたるところに徳川の葵の御紋が見受けられる。
しかし、一か所ななななーーんと、
明智光秀の、
すなわち明智家の桔梗の御紋がしっかりと、
刻まれているポイントがあるのである。
↑↑
陽明門随身像に刻まれているこの御紋!
これが明智家の桔梗の御紋とされているのである。
なぜ徳川所縁の建造物に、
徳川以外の御紋を刻む必要があるのだろうか。
さっぱり分からない。
しかも家康を表すとされる十二支の虎にまたがっている。
こんな無礼、当時であれば切り捨てられること必至である。
でもこんな奇妙な像が存在している。
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色々な歴史学者が研究しているが、いまだに解決に至っていない。
明智光秀の徳川に対する抵抗の表れなのだろうか。
ミステリー具合が極まりない。
あと極めつけは、
日光には明智平 というところがあり、
ここのロープウェイは有名であるが、
この明智平という名前も明智光秀によるものだと言われている。
しかもロープウェイ乗り場には、
明智光秀から明智平となったと説明文が掲出してあるのだ。
ここは日光が見渡すことができ、
素晴らしい眺望である。
はるか遠方に華厳の滝 が見えている。
そして華厳の滝の真ん前まで行ってみたが、
神秘・奇跡以外、まともな言葉が思い浮かばない。
とまあ、世界遺産というだけあって日光という土地は、
パワースポットよろしく非常に空気がきれいなところであった。
あとこの戦場ヶ原の湿原。
都会に住んでいるとこういう光景は、
お目にかかることができない。
日光東照宮だけで終わろうとしていたが、
華厳の滝や戦場ヶ原、
あとは中禅寺湖など観光スポットが盛りだくさんである。
あと日光東照宮近くの、
明治の館 という洋食屋のかぼちゃのスープは絶品だった。
日光東照宮を見物する時は、
ガイドさんを頼むことをお勧めする。
自力で回ろうとしても何のことか分からないこと、
山の如しであるからである。
(武田信玄風・・・徳川で例えられなかったことをお詫びする)
宿先の鬼怒川温泉 では、5回も風呂に入り、
メシをがっつり食らい、酒をがぶがぶ飲み、グースカ眠った。
またいつかもう一度来る。
そう思っている。
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