ウィーン在住30年のオペラ座の愉快人“堀いくよ”の面白オペラ座裏話

ウィーン在住のオペラ歌手、堀いくよです。元は漫画家を目指していました!そして、本名です。現地の面白い話や、歌について綴っています‼

子どもの頃からSF漫画が大好き。大学の漫画サークルを立ち上げ大学4年生の時にはアシスタントも決まり、出版社も決まっていました。が翌日、本屋に行くと“音楽之友”が…。表紙はなんとホセ・カレーラス!しかも来日というお知らせが!「こーんなイケメンが来るなら是非見に行かなくちゃ‼」とすぐにチケットを購入。そして初めてオペラを見たのでした。その後オペラが忘れられず結局本場でオペラ歌手になってしまいました!そんな堀いくよの日々を綴ったblogです❗



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オペラでソリストやコーラスなどの出演者たちが、

 

どうやって正確なタイミングでステージに登場しているか

 

ご存知だろうか?

 

 

 

 

もちろん開演からの経過時間である程度は判断つく。

 

 

しかし同じ演目でも指揮者によって、

 

進行時間が随分ちがったりするのだ。

 

 

 

 

ウイーンの国立歌劇場にある日、

 

やたら速いテンポで振りたがる指揮者が来た。

 

 

たぶん何かワーグナーの演目だったと思うが、

 

彼が本番を指揮したところ、何と

 

 

 

 

いつもの平均より30分も早く

 

本番が終わってしまった日があった。 びっくり

 

 

 

だから時間というのはあくまでも目安にすぎない。

 

 

 

 

出演者の控え室や社員食堂には常に

 

上演中の演目の音声が流れていて、

 

その音楽を聞いていれば、

 

自分の出番が近いことがわかる。

 

 

 

このテノールのアリアが終わったら、とか

 

この二重唱が始まったとか、

 

だいたい演目で決まっている感じだ。

 

 

 

あとは同僚たちが移動はじめたら、

 

一緒に動き出すという、

 

他力本願の人もいる。 ニヤリ

 

 

 

 

もちろん劇場側では必ず、

 

出演者の呼び出しの放送をかけている。

 

 

その放送は控え室・社員食堂だけでなく、

 

出演者のいそうなエリア、

 

リハーサルホール・廊下・トイレまで、

 

あらゆるところで聞こえてくる。

 

 

 

時にはドイツ語のわからない

 

外国人のソリストのため、

 

英語やらイタリア語などでも放送していることがある。

 

 

 

こんな感じなので、出演者は普通は間違いなく、

 

自分たちの出番に間に合うことが出来る。

 

 

 

 

が、しかーーし

 

 

 

人間がやっている以上、

 

間違い・勘違いは必ず起きるもの。

 

 

 

ある日の「カルメン」の本番でそれは起きた。

 

 

 

 

その日女性コーラスの控え室には、

 

出番を知らせる放送が入らなかったため、

 

ほとんどの人が全く気づかないうちに、

 

 

 

出番の時間が過ぎてしまったのだった! 叫び

 

 

 

 

 

ステージに間に合ったのは、

 

 

たまたま早めにステージに行って、

 

そでから舞台の様子をながめていた2、3人の

 

女性コーラス員だけだったのだ。

 

 

 

そのころ控え室では

 

 

みんな大声でおしゃべりして、

 

すっかり盛り上がっていた。 ウシシ ニコ ゲラゲラ

 

 

 

わたしも一緒になって大騒ぎしていたら、

 

その日ステージに出た

 

わずか2、3人のコーラス員が控え室に戻ってきて、

 

 

 

「あんたたち、今日の出番はもう終わったよ」

 

と冷たく告げたのだ。

 

 

 

 

 

「カルメン」の時はいつもの控え室を使わず、

 

普段は子供のコーラスなどが使っている、

 

すこし大き目の控え室を使う。

 

 

 

ところが

 

 

いつもはコーラスが使用していない階にあるため、

 

その日は担当の人が、その階の放送のスイッチを

 

どうも入れ忘れたらしい。

 

 

 

 

控え室で喋ってただけのコーラス員も

 

ステージで歌ったコーラス員も

 

ギャラに変わりはないので、

 

 

 

控え室に残ってた人は

 

「もうけた!」と大喜びし、 爆  笑

 

 

ステージに出てた人たちは悔しそうだった。 プンプン

 

 

 

 

 

実はこういうミスはウイーンの歌劇場で

 

過去にも何度か起きている。

 

 

 

それはまた次回に触れてみたいと思う。

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