2017年全英オープン3日目 | 「ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み・・・」大叩き男(イラストレーター渡辺隆司)のブログ

2017年全英オープン3日目


全英オープン3日目。
今迄例外無く34日目はダメだった松山が、スコアを伸ばして4アンダー5位タイで踏ん張った。
が、トップはスピースが11アンダー、クーチャーが8アンダー。
最終日も天気は良いと言う事で、この二人の一騎打ちになる予感...ショットのクーチャーと小技・パッティングのスピース。
ゴルフの女神はどっちを愛しているんだろうね。

しかし、昨日の天気に比べて青空無風のリンクスコースなんて...
観客も昨日は真冬の服装だったのに、この日はまるで夏のリゾートのファッションだ。
風が無くグリーンが止まると、このクラスのゴルファー達は簡単にスコアを伸ばして来るのには感心する。
しかし、全英オープンは強風が吹かなくちゃ楽しくない。
あの短いピンフラッグが折れそうになるように撓り、ゴルファーは風を計算して低い球・高い球・曲げる球で攻めて行く。
上手く行けばまるで手品や曲打ちの様な、想像を絶する様な球筋を楽しむ事が出来るが、失敗すればとんでもない所に飛んで行って酷いトラブルになる。
小さな頃から天才と呼ばれ続けたゴルファー達が、打ったあとは不安そうな顔をして、ただゴルフの女神に必死に祈る...そんな真剣で謙虚なゴルファー達の姿が見たいのに。

そんな好条件の中、スコアを伸ばしてメジャー最小スコアの62で回ったのが、B・グレース。
滑らかで静かなスイングなのに、結構飛距離の出る好きなゴルファーの一人だが、この記録にはちょっと疑問がある。
今迄の記録は63で、今回62だったんだけど、このコースはパー70。
今迄63で止まっていたコースは、殆どがパー72...つまりパー72のコースでは9アンダーが最小記録。
今回の記録はパー70での記録だから、8アンダー...なんだか62の数字だけで騒ぐのは違う気がするんだが。
俺は単純に8アンダーより9アンダーの方が良い記録だと思える。

それは置いといて、優勝争いは多分スピースかクーチャー...天気が良くて、安定感が売りの二人で、おまけにラウンドの雰囲気もアメリカ人同士で、性格も悪くない評判の二人。
前にスタートしたゴルファーが62で回れば、チャンスがあるくらいだろう。
松山は60くらいで回れれば...


個人的にはクーチャーを応援している。
(密かに松山も)