ジオターゲティング
2015年11月04日(水) 19時45分19秒

「にじの樹」

テーマ:訪問看護ステーション事業
今日、突然の来客がありました。

「先日までにじの樹でお世話になった者の家族です」と。更に、「にじの樹がなければ、あのようには看取れませんでした。本当にお世話になりました」とのご挨拶をいただきました。

聞けば、訪問看護ステーションにじの樹の事務所に挨拶に行って下さり、更に私を訪ねて保育所まで来てくださったということでした。

誠実に看護してくれた職員の看護師たち、そして私たちに身を委ねて下さった患者の方、そして一緒に病と戦って下さったご家族に対して、ただただ感謝の思いでいっぱいになりました。
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2015年03月16日(月) 17時38分20秒

訪問看護ってどんな事業?(申請)

テーマ:訪問看護ステーション事業
訪問看護事業は、県が設置主体になるそうで、申請先は、青森県の場合は、高齢福祉保健課に申請書を提出することになります。訪問看護事業は、ケアマネージャーの指揮下に入る「介護保険法」と主治医の指揮下に入る「医療保険法」の二つの分野で事業を行うことができます。この申請の仕組みがちょっと面白いのですが、介護保険法に基づいて申請をすると、医療の方は自動的に「みなし認定」されるという仕組みになっています。

まず、申請に際しては、設置場所の市町村の介護保険の担当課に相談をします。ここで、ニーズ調査や市の意向などを聞き、その相談内容を記載した報告書(様式がありますのでそれを使います。)を作成して、県に向かいます。書類は、県のホームページなどでも公開されています。大体の県では、1日受付翌月1日承認という風な流れになっているようですから、それを見越してスケジュールを立てます。

申請に際して必要なのは、管理責任者の経歴(正看護師でなければなりません)、開設時のスタッフの名簿と資格証の写し、施設の図面、運営規則(モデルがホームページなどで公開されています)、重要事項説明書(モデルがホームページなどで公開されています)、誓約書、法人規則(もしくは定款)、法人の登記簿全部謄本、法人の財産目録などです。他にもいろいろな書類があります。それら一式を持って、予約をした上で県の担当課に提出します。担当の方が、目を通した上で、質問や訂正箇所を指摘してくれますので、それを手直しして送付します。

私たちの場合、厄介だったのは、教会規則の変更と事業の開始がなかなかうまくかみ合わなかったことでした。法人の担当課は学事課になるのですが、学事課の方では実施することが確実である(ぶっちゃけて言えば、実施してから変更してくれれば)ことが大切だといい、高齢福祉保健課の方では、規則変更がなってからでないと困るといいます。どちらの言い分もごもっとも。まさに鶏が先か卵が先かという問題。事情を話し、同時並行で物事をこなしていくことにしました。

こちら側にすれば、実施が確定しないうちは、スタッフを雇うわけにも行かずという状態で難儀しました。これは、私たちの教会の場合、日本基督教団という包括法人が存在することもあり、ややこしかったわけですが、よくよく考えてみれば、認可を受けたから即訪問看護開始とはならないわけで、開設準備期間として、挨拶回りなどをしていく…つまり、最初の一ヶ月を捨てる覚悟というのは必要だったのだなあというのが実感でした。

設備の面では、今のところ、中古車を2台で100万円ほど、それから業務に必要な道具などを40万円ほど。施設はつがる市から無償でお借りしている病後児保育施設「保育支援センターにじの樹」の一角を当てることにしましたので、家賃や敷金などは発生しないのはありがたいところです。傷んでいる所などを整備・補修しそれに100万円ほどかけました。

多くの場合、看護師の確保が一番苦労するところかもしれません。うちの場合は、開設時間を常勤設定時間(週32時間以上)ギリギリに設定し、9時から16時30分の解説としました。すると結婚している看護師の方々にはこの勤務時間帯は好評なようで、また、訪問看護事業自体に魅力を感じている人も多くいるという手応えでした。無論、経営が安定するまでは、最低人数でやるしかないわけですが、それでも近い将来やりたと言ってくれる人もいます。

当初は「訪問看護ステーションなんだし携帯電話で受付ればいいや」と思っていましたが、市の担当課から「固定電話の方がいい」と助言をいただき、慌てて設置しました。

つがる市では市の介護福祉計画に織り込んでくださるそうで、これからしっかりと連携をとっていかなければならないとそのように思っています。
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2014年11月30日(日) 06時57分29秒

訪問看護ステーション事業 その4(教会員)

テーマ:訪問看護ステーション事業
最初、この訪問看護ステーション事業の概要を教会員の皆さんに明かしたときには、皆さん、びっくりされたようでした。何より、過疎化と高齢化が進む地域の小さな教会が新しい事業を立ち上げる、その事に対して強く動揺したようでした。

そこで「70歳以上の方は手を挙げて下さい」と呼び掛けると殆どの方々が手を挙げられました。これほど高齢化しているのが木造教会の現実です。そんな中、「自分が寝たきりになったらどうなるのか」、「自分はどのような看取られ方をするのか」という心配が日常的に話題となっていました。「教会で老人ホームは作れないか」と雑談で言われたこともあります。そんな不安に対して「教会で老人ホームを作ることは出来ないけど、居宅訪問型の訪問介護、訪問看護事業なら皆さんの自宅看取りに貢献できる」というのが私の出した答えでもありました。

皆さんの目の色が変わりました。

今まで、教会や牧師に迷惑をかけてはいけないと思っていたものが、教会の事業である訪問看護ステーション事業の設置によってはじめて、保育所経営から結婚式、そして終末医療などを経て葬式まで、つまり「揺りかごから墓場まで」を教会が面倒を見ることが出来るようになった訳ですから。地域の福祉を厚くするためにも、まず、教会員からこのサービスを使うことが求められる…教会に世話になっていいんだ、なるべきなんだと考えが変わったように思います。

更に、訪問看護ステーション事業は県の認可事業になりますから同一県であれば、一人の看護師確保できれば、サテライトステーションを設置することができます。つまり、青森県内に関して言えば、ニーズがあればどこへでも支援ができるわけです。近隣の教会に対してもお手伝いをすることが出来るようになるわけです。

これって各県の教会が一箇所認可を取れば、全国津々浦々まで希望する人の終末医療に対して教会が関わる事が出来ることを意味します。私たちの教団のことを例にとって考えれば全国1800箇所ほどの教会がある訳ですが、この全てに訪問看護ステーション事業やそのサテライト事業を設置できれば、とても素晴らしい事が起こると思うのです。

無論キリスト教だけではないでしょう。仏教などの寺院の数を考えれば、とてつもない数になります。人生を通して信じた信仰の中で、死を迎えることをどう保障するか…これはとても大切な仕事だと思っています。
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2014年11月21日(金) 17時20分58秒

訪問看護ステーション事業 その3(児童福祉との兼ね合い)

テーマ:訪問看護ステーション事業
私が訪問看護ステーション事業に興味を持ったのは、第一に「父の看取り」のことでありましたが、第二に「地域医療への貢献」があり、そして更には「地域の児童福祉の向上」というものがありました。

例えば、木造保育所では身体に障害を持ったお子さんの受け入れも可能なように、看護師を配置しています。例えば下半身不随などで自己排尿できないお子さんに実施する「導尿」などは医療行為であるために、本人か家族か看護師しかできないと言うのが行政の判断になります。他にも若年性糖尿病で欠かせないインスリンの注射も同様です。つまり、看護師がいない限りは、そのお子さんが自分で出来るようになるまで、保護者が行うしかない訳です。

しかしながら、たとえ保育所に看護師がいたとしても小学校はどうでしょうか。小学校に看護師がいなければ、やはり「じゃあ、保護者にやって貰うしかない」という話になってしまうわけです。それでも、共働きでなければ何とかなるでしょうが、共働きであれば保護者は仕事を休んで学校に通わなければいけない訳で、相当な負担になります。

以前、木造保育所では、その様な卒園児に対して半年間看護師を無償で派遣し続けました。半年で済んだのは、学校に看護師が配置されたからでしたが、それまでの間に、隣市の訪問看護ステーションなどにも保護者さんや教育委員会の方が相談したりしましたが、「小児は自信がない」と断られたりしてうまくいかなかったのです。

だったら、どうすればいい。

その答えが訪問看護ステーションの設置でした。

訪問看護に必要な医師の指示書さえもらえれば、訪問看護は実施できます。また、訪問看護が入る中で、医療支援が必要なお子さんの学校生活とその保護者さんの労働が補償できればこれほど良いものはないと思うに到った訳です。

やはり、最後まで児童福祉の向上を夢見ながら、教会として歩んでいきたいと思っています。
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2014年11月06日(木) 18時29分18秒

訪問看護ステーション事業 その②(西北五地域の医療事情)

テーマ:訪問看護ステーション事業
折しも、この地域の広域連合の病院再編が行われ、つがる市では入院施設を持つ病院が五所川原の病院に整理統合されてしまい、診療所が設置されることになりました。

新装オープンしたつがる市民診療所は、連日多くの患者さんが押し寄せ、そこに職場健診なども押し寄せるという案配で、聞いたところによれば、「診療所職員は座る暇もないほど忙しい」という状態だとか…。

当然、朝早くから整理券を取りに並び、診療所はまるでテーマパークの人気アトラクションの行列の様。見かねた近所のスーパーが弁当を持ち込み、弁当販売を販売し、その弁当を待合室や診療所の周りで患者さんが食べている…。これじゃあ、「元気じゃなきゃ病院に行けない」と患者さん達がこぼすのも判る気がするような状況になっています。

外来がそんな案配ですから、入院を必要とする患者さんも、すんなりとは入院ができない。広域連合で統合設置した病院は西北五地域(つがる市、五所川原市、鰺ヶ沢町、深浦町、中泊町、鶴田町)に三つの病院しかないのですから、満員の時には遠くの病院に転送されることも多く起こっていると話に聞きました。

その一方で、訪問看護ステーションはつがる市には皆無の状態でした。去年、西北五地域で初めての病後児保育施設「保育支援センターにじの樹」を設置して来た私たちとしては、学校に通う障害を持つお子さんにも貢献するため、半年間、保育所として無償で看護師を送り続けた経験を持つ私たちとしては、医療的な支援の薄さを痛感した出来事でした。

そんな中での父の看取り体験(訪問医療体験)は教会としての歩むべき道を指し示しているものだと確信にも近い想いを抱かせるには十分な出来事だった訳です。
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2014年11月05日(水) 09時27分38秒

訪問看護ステーション事業その①

テーマ:訪問看護ステーション事業
デス・エデュケーションという言葉があります。直訳すれば「死の教育」…何とも怪しげな雰囲気になってしまいますが、ウィキペディアフリー百科事典によれば、「死への準備教育(しへのじゅんびきょういく、death education)」とあり、内容は「人間らしい死を迎えるにはどうすべきか、に関する教育」の事と紹介されています。具体的には、「必ず訪れる『死』を見つめることによって、限り有る『生』を充実させることを目的とする内容が多い。」と紹介されています。

私も教会の牧師ですから、葬式などは何回も司式をしたことがありますし、また、末期の病状の方のお見舞いに伺い、その方の死について、不安などを伺ったり死のことをお話ししたり、はたまた、臨終に立ち会ったりすることは、教会では臨床牧会と呼ばれ、牧師の重要な務めの一つでもあります。

しかし、そういうことをやっていながら思うのは、そもそもの医療的ケアそのものに、どう信仰を反映させることができるかと言うことを私たちは追認するしかないという現実でした。たとえ、患者が自宅看取りを希望してもそれを支える術そのものが教会にはなく、木造教会のように高齢化している教会では喫緊の課題であったとも言えます。

「教会で老人ホームを作れないか」…自分の看取りに不安を覚える高齢の方々から、何度か提案されたこともありますが、制度や資金の壁などで、なかなか実現できないなあと思っていたその頃、父が末期の膵(すい)癌であることが判明しました。まだ、本人も家族も余り自覚症状のないうちから、余命4ヶ月という宣言を受けたわけですが、そうなれば、途端にホスピスや緩和ケア病棟に問い合わせなければ行けない状況に陥りました。

何せ、どちらも入院待ちが数百人。即申し込んだとしても運良く最後の1~2週間入る事ができるような案配…。

そんな中、父は自宅看取りを希望した訳です。

両親は仙台市に住んでいますので、訪問医療が発展していたこともあり、訪問診療医の訪問を受けながら緩和ケアを中心に闘病生活をスタートしました。日を決めて、訪問診療医が訪問して下さり、訪問看護師と訪問薬剤師が薬の管理、常態観察をして下さいます。父は、体の動く限りは愛用のカメラを抱え毎日散歩をし、たまに温泉などに行ったりし、ブログを更新したりしながら気儘に過ごすことができました。病院食ではなく、食べたいものを食べることもできたこの闘病の日々は父にとってとても良かったようです。

癌による痛みなどの症状が出てきてから、徐々に点滴やモルヒネの量を増やしながら、それでも本人は亡くなるその日までトイレに自分で行き、テレビを見ながら、家庭の中で家族が気付く間もなく息を引き取りました。

危篤を聞いて私が駆けつけたとき、「あ、寝てるんだ」と言うと弟が私に手を交差して父が亡くなったことを示唆しました。それほど、穏やかな看取りであったのでしょう。

そして、思ったことは、これなら教会でもできるのではないか、いや、教会でこそやらなければいけない事だと言う事でした。
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